飲み物系ダイエット

中国の知恵を生活に取り入れよう!
香酢ダイエットで心も体も元気ハツラツに

日本と交流が古く、数多くの恵みをもたらしてくれている中国ですが、食文化が洗練されていることで有名です。
特に中華料理と言えば、世界三大料理の1つにも数えられるほどですが、その調理法もさることながら、調味料の種類も非常に豊富な特徴を持ちます。

中でも「香酢」は様々な料理に使われており、1人平均で約2リットルものお酢を消費しているとも言われています。
今回は、そんな香酢を使った香酢ダイエットを紹介していきたいと思います。

香酢ダイエットとは

香酢ダイエットとは、香酢を日常的に食べる食事に取り入れることで、香酢の成分を身体に取り入れるダイエット方法です。

しかしながら、お酢の中でも香酢をあまり頻繁に利用しているという方は少数派です。
どちらかと言えば、香酢と言えばスーパーなどで購入するよりは、サプリメントの商品紹介などで初めて見たという方も多いかもしれません。

実際、香酢は大手サプリメント会社が開発した健康サプリとして、一時期テレビで取り沙汰されたことがあります。
酸味が苦手で好き嫌いの多い方も気軽に飲用できるとあって、人気を集めた商品の1つでもあります。

ダイエット目的というよりは、仕事や家事の疲れを取るサプリメントとして、利用していた方が多いです。
そのため、ダイエットに興味が無い方でも香酢の存在を知る人は多く、日本でも比較的認知されている類のお酢になります。

香酢の手に入れ方やダイエットの方法

具体的な香酢ダイエットの方法ですが、1日30mlを上限に、料理など何らかの形で摂取する方法になります。

ただ、香酢はなかなか手に入れるのが難しい場合が多いです。
地方のスーパーではほとんど見かけられず、専門店での取り扱いになることがほとんどです。

ただ、今ではネットショップが便利で活用できるので、通販で手に入れるのが一般的です。
1本あたりのお値段はそれほど高くありませんので、非常に効率良くダイエットにも活用できます。

ショップによっては、550ml瓶を300円程度で購入できます。
ただ、送料がかかるケースがあるので、最初こそ単品で買ってみて試して良いのですが、慣れてくればある程度まとまった本数を購入した方がお得かもしれません。

経済的に香酢を取り入れるのであれば、やはり料理に使用した方がメリットが大きいです。
直接飲用するよりも味のバリエーションを増やせますし、料理したおかずを2日に分けて食べた場合、その分お酢を使用する分が減ります。

オススメの調理法を後ほどご紹介しますので、参考にして頂ければ幸いです。

また、香酢は中国原産の商品になります。
安全面を考慮するのであれば、万一を考え加熱して使用した方が安心です。

そもそも「香酢」とは?どういう効果があるのか

ここでは、改めて香酢の概要についてお伝えしていきます。

香酢は「香醋(こうず)」とも書き、中国で伝統的に作られているお酢になります。
原料は日本の場合、主に穀物やうるち米を使って製造することが多いですが、それに対して、香酢はもち米を原料としています。

作られる地域によって、ほかにも原材料が加えられる場合があります。
粟などの雑穀を混ぜたり、漢方として使われる薬草を加える地域もあります。

色は黒褐色をしており、日本の黒酢に近い色合いになります。
これは、製造過程で長期間にわたって発酵・熟成させているためです。

酸味はまろやかになっており、爽やかな味わいと良い香りから「香醋」という名前が付きました。

余談ですが、中国の女性が美しい理由の1つは、香酢とも言われています。
オリンピックで活躍する女性体操選手や、雑技団に所属している方々など、とても柔軟性が高い身体をしています。

日々の訓練のたまものであることはもちろんですが、その訓練が厳しいものであるのは言うまでもありません。
彼女たちは訓練の厳しさに耐えるため、香酢を飲んで身体を整えているのです。

過去には、お酢の成分が身体を柔らかくするのを助けると言われていましたが、現代ではそれが迷信であることが分かっています。
つまり、彼女たちは香酢によってパワーを補給していたのです。

パワーを身体から絞り出すには、エネルギー源を作り出す必要がありますがが、その代表的なものが脂肪です。
このことから、香酢には脂肪に何らかの働きかけを行う秘密がありそうです。

香酢に含まれるダイエットに有効な栄養素

ここまで、香酢についてご紹介してきましたが、実際にダイエットに効果を発揮する栄養素にはどのようなものがあるのでしょうか。
以下に詳細をご紹介していきます。

豊富なアミノ酸

香酢にはアミノ酸が豊富に含まれています。
その理由は、製法の過程で酒にもみ殻を加えて発酵させているからです。

もみ殻には発酵を助ける菌がたくさん含まれており、この菌が深い味わいを構成する一因となっています。

完成させるのに5~8年かかるものも珍しくなく、熟成度が非常に高いお酢なのです。
手間をかけているだけあって、アミノ酸が黒酢の3倍含まれており、全20種類のアミノ酸を補給することが可能です。

アミノ酸全種類を気軽に取り入れられる食材は、世界を探し回ってもそう簡単にはお目にかかれません。
このあたりが「中国四千年の歴史」などといった謳い文句ができる理由なのかもしれません。

アミノ酸はたんぱく質の構成要素であり、筋肉の生成に関わりが深い栄養素です。
筋肉量を増やし、基礎代謝を高める働きがあります。

また、脂肪分解酵素であるリパーゼを作る材料にもなります。
体脂肪を血中に溶かしたのち、エネルギーとして燃焼させる効果があります。

食欲を抑制するアミノ酸も含まれているため、普段取る食事よりも満腹感を早く得ることができます。

この効果を持つアミノ酸をヒスチジンと呼びます。
香酢には、市販されている米酢に比べて、15倍のヒスチジンが含まれています。

血行を促進する働きをするアミノ酸もあり、ダイエット全般に効果がある栄養素です。
アミノ酸ダイエット

クエン酸

栄養成分としてご存知の方も多いですが、台所の掃除に使われたりと、幅広い顔を持つ栄養素です。
人間が踏ん張りをきかせる時に必要な栄養素でもあります。

人間の身体に限らず、生物には「クエン酸サイクル」と呼ばれる、言わばエネルギー工場が存在します。
クエン酸サイクルを循環させることにより、身体から疲れを取り去る働きが期待できます。

クエン酸サイクルが活発に働くことにより、疲労物質をエネルギーとして使用できるようになります。

具体的には乳酸など、筋肉疲労により発生するとされている物質です。
エネルギッシュに身体を動かせるスタミナがつくため、運動と併せてダイエットに取り組む方には必須の栄養素です。

メラノイジン

味噌やしょうゆの色を作っている成分です。
香酢も似たような色をしていますが、この色を作っているのがメラノイジンです。

食べ物を加熱した際にも作られる成分です。
優れた抗酸化作用が期待でき、脂質の酸化を防いでくれる働きがあります。

抗酸化作用は、アンチエイジングの分野で良く聞かれますが、ダイエットにも重要な役割を果たします。

そもそも、人の身体が酸化する原因は活性酸素という物質にあります。
人間が呼吸によって酸素を取り入れる限り、発生は避けて通れない物質ですが、過剰に発生すると細胞を攻撃します。

活性酸素が細胞にダメージを与えることで、細胞内の脂肪が酸化し、身体から排出されずに溜まってしまいます。
メラノイジンが持つ抗酸化作用は、脂肪を体外へ排出する意味でも重要な作用なのです。

この作用は動脈硬化など、血液が原因となる疾患を防いでくれますから、健康面でも重要な役割を果たします。

香酢ダイエットの効果や続けるメリット

香酢ダイエットを続けていくと、どのようなメリットが期待できるのでしょうか。
以下に詳細をご紹介します。

高血圧を防ぐ

香酢には、血圧を調整する働きがあります。
日本人は古来から漬物を食べる習慣があり、塩分の摂取量が多い民族の1つです。

そのため、健康に気を遣った食生活をしていても、自然と塩分過多になりがちです。
塩分には血圧を上げるリスクがありますので、過剰摂取は高血圧の一因となってしまいます。

そこで香酢の出番になります。
香酢にはカリウムが含まれており、摂取することで余分な塩分を排出してくれる働きがあります。

また、血管を拡張する効果があり、血流改善を促してくれますので、血管にかかる負担が少なくなることで、血圧が下がり結果的に高血圧を予防してくれます。

香酢は長期間熟成させていることもあり、その場合はふくよかな味わいを持っています。
意外かもしれませんが、塩分を控えめにした味付けで料理をしても美味しく食べられるのです。

もし塩分の摂り過ぎが気になる方は、料理の際に香酢を少しだけ使ってみることをオススメします。

血糖値の上昇を防ぐ

ダイエット中は、脂質の摂取を控えるとともに、血糖値の上昇にも気を配る必要があります。

ご飯などの炭水化物は、摂取すると体内でブドウ糖に変化します。
このブドウ糖を栄養として消費する過程で、すい臓から分泌されるインスリンが利用されます。

インスリン自体は糖質の代謝にとって重要ですが、急激に血糖値が上がると、その分多くのインスリンが分泌されます。

血液中のブドウ糖濃度が上がった状態は、一般的に「糖尿病」と呼ばれます。
その基準を満たさないまでも、ダイエット中は血糖値が上がりやすい状況が続きます。

ダイエット中はどうしても食事量が減りがちなため、ちょっとした気の緩みからお菓子などを食べるだけで、血糖値が大幅に上がりやすくなるリスクがあります。
食後急激に血糖値が上がることにより、インスリンは急激に増えた血糖に対処していきます。

消化のタイミングで、エネルギーとして身体が不要と判断した糖分は、脂肪に変換されて体脂肪となり蓄積されます。

香酢に含まれるクエン酸には、血糖値を急激に上昇させるのを防ぐ効果があります。
糖質を効率的に利用できるように、体内で働いてくれるのです。

香酢ダイエットをより効果的に行う方法

香酢に含まれる豊富なアミノ酸は、運動効率を高めてくれます。
先にご紹介した通り、体操選手などのアスリートも取り入れている食品です。

また、瞬発力・持久力を高めてくれるため、マラソン選手にも取り入れている方が多いようです。

香酢を飲むことで、筋肉を速やかに合成したり、修復を早める効果が期待できます。
それと併せて脂肪燃焼効果もありますから、ダイエット目的の方にも応用が利きます。

具体的には、普段の料理に香酢を調味料として使い、食後に持久力を必要とする有酸素運動を行います。
ウォーキング・ジョギング・踏み台昇降など、20分以上続けて汗をかける運動を選んでください。

食後は胃を落ち着けるために、30~40分程度休んでから運動に取り組みましょう。

香酢を使ったオススメの料理とレシピ

ここまで、香酢がダイエットに有効である理由と、ダイエット効果を高める方法についてご紹介してきました。
しかし、香酢を効果的に、安全に取り入れるには、やはり調理の過程が必要になってきます。

そもそも、お酢を使った料理を作るのは、作り慣れた方でないと加減が難しい部分があります。
入れすぎると極度に酸っぱい味になってしまうため、自分なりの加減を舌で覚える必要があるのです。

そのため、仕事の合間に香酢を使った料理を作るのは、難しいと考える方も少なくありません。
そこでオススメなのが、即席ラーメンを使った、酢ラーメンの作り方です。
以下に詳細をご紹介します。

酢ラーメンの作り方

材料

即席ラーメンのパック(醤油味)1パック
ネギ適量
きくらげ適量
1個
ウインナーorハム2本or2枚
香酢小さじ1~大さじ1
ラー油小さじ1
片栗粉小さじ1

作り方の手順

  1. 即席ラーメンのパックから、ラーメンとスープを取り出す
  2. パックに記載された作り方の説明に書かれている水量を鍋に入れる
  3. スープの素・ラー油・香酢を鍋に入れて沸騰させる
    ※ウインナーを使う場合は、沸騰した段階で一緒に入れる
    ※こうして、出汁を出しつつも身が崩れるのを防げる
  4. 片栗粉を小さじ1の水で溶いたものを、鍋に加えて混ぜる
  5. 卵を割って溶き卵を作り、鍋に入れてかき卵の状態にする
    ※形が出来たら火を止めてふたをし、余熱でウインナーを温める
  6. 手順③~⑤を行っている間に、時間を見て別の鍋でお湯を沸騰させ、その鍋でラーメンときくらげをもどす
    このとき、箸で硬さを確認しながらもどし、自分の好きな硬さに仕上げます。
    ※コンロに余裕が無い場合、スープを作ってから麺をもどしてもよい)
  7. スープを器に入れ、ゆであがったラーメンときくらげを入れる
  8. ネギを刻み、ハムを使う場合は一緒に上に乗せてできあがり

香酢の酸味が気にならない場合は、入れる量を増やしても差し支えありません。

また、逆に酸味がつらい場合は、ラー油を増やすことでバランスを取ります。
お酢を入れて良い上限は、30ml(大さじ2)が目安ですから、舌が慣れてきても用量には注意するようにしましょう。

お酢を使ったダイエット紹介

お酢を使ったダイエットは数々あり、似ているもののそれぞれ特徴なども異なります。
下記にお酢を使ったダイエット法をまとめていますので、まとめてチェックしておきましょう。

香酢ダイエットのまとめ

香酢ダイエットは、中国伝来のお酢を使ったダイエット方法です。
中国人のスタミナの源となる食材で、ダイエットをサポートする豊富な栄養素が含まれています。
直接飲むよりも料理に使うことで、費用対効果がより高くなります。

健康維持にも貢献し、有酸素運動を取り入れることで、脂肪燃焼を加速させます。
即席ラーメンを使えば簡単に美味しく食べられますから、ぜひ一度試してみてくださいね!

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