飲み物系ダイエット

やっぱりお酢はダイエットに効く!
レモン酢ダイエットのやり方とその効果について

お酢と言えば、ダイエッターの間でも人気は高く、ダイエット効果があると言われてきました。
当サイトでも、様々な酢関連のダイエットを取り上げてきています。

しかし、お酢は独特の味が特徴でもあり、ダイエット効果が期待できる反面、酸味が強くて続けられなかったという方も多くいます。

そんな方には、ぜひ今回紹介するレモン酢を使ってチャレンジしてみましょう。
レモン酢ダイエットであれば、柑橘系の酸味を活用していますから、爽やかな後味を楽しむことができます。

レモン酢ダイエットとは

レモン酢ダイエットとは、カットしたレモンを酢につけ込んで、できあがったものを飲むだけという非常に簡単でシンプルなダイエット方法です。
テレビ・ムック本などでも紹介されており、インターネット上でも話題となっています。

そもそもレモン酢とは、お酢に皮ごと刻んだレモンを漬けこんで作ります。
フルーツビネガーと聞くと、ピンとくる方も多いのではないでしょうか。

ダイエット目的としては基本的には自分で作るものですが、市販されているものもありますから、作るのが面倒だという方は、そちらを試してみるのもよいでしょう。

レモン酢ダイエットの提唱者や実践者の口コミ

レモン酢ダイエットで成功したという声はよく聞かれ、ムック本や書籍による方法を実践したことにより、効果が目に見えてあらわれたという方も多いようです。

代表的なムック本の1つとして、マキノ出版発行の安心編集部がまとめた『作りおき!レモン酢』では、以下のような口コミが紹介されています。

  • 40代の女性が3週間で8kg減量
  • レモン酢を飲みつづけて半年で9kg減量
  • ウエストと太ももが細くなってスリムなパンツが履けるようになった

書籍では、料理研究家の村上祥子さんによって書かれた『レモン酢でやせる!超健康になる!』という本が人気です。
血圧が下がったり疲れが取れたりという、ダイエット以外の副産物を得られたと評判です。

インターネット上で見られる口コミとしては、以下のような声が見られました。

———————————————

1ヶ月半で5kg減量でき、お腹周りの脂肪がすっきりしました!
ウエストも8cm減少しています。

———————————————

飽きずに飲めて5ヶ月で4~5kgやせました。

———————————————

レモンとお酢が合わさったことで、爽やかな酸味と甘酸っぱさになり飲みやすく、美味しいので続けられるといった声が多いようです。

レモン酢ダイエットのやり方と作り方

レモン酢は、先ほども言ったように簡単に作る事ができます。
とはいえ、やはり初めての方法やまだ続けられるかわからないと悩む場合は、市販のレモン酢もありますので、それで試して続けられそうなら自作というパターンもあります。

ここでは、そんなレモン酢ダイエットのやり方を紹介していきます。
また、レモン酢ダイエットを行う上で欠かせない、レモン酢の作り方なども合わせて紹介していきます。

レモン酢は作り方・飲み方ともに手軽なことから、多くの方に人気が出ています。
基本的には食事をレモン酢に置きかえるダイエットではないので、空腹に耐えられないのではないかと考える心配はありません。

レモン酢ダイエットの基本的な飲み方

レモン酢ダイエットの方法としては、主に以下のような取り組み方になります。

  1. 1日3回食後にレモン酢を飲
  2. 飲む量は、1回あたり「大さじ1杯」を目安にするが、1日30mlを超えないようにする
  3. 空腹時や食前では、胃の粘膜が荒れてしまう可能性があるため避ける

ダイエット中はレモン酢をそのまま飲んでもよいのですが、そのままだと飲みにくいという方は、水・炭酸水・牛乳・紅茶などで割ると爽やかに飲めます。
食後の口内をスッキリさせてくれますから、リフレッシュにも最適です。

また、飲み物の他には料理にも活用できることから、飲むだけだと飽きるという方であれば、ドレッシング代わりに使うなどの方法もオススメです。

レモン酢を自作するための作り方

レモン酢を作る場合、代表的なものに氷砂糖で作る方法が挙げられます。
氷砂糖を使ってレモン酢を作る方法は、甘みによって飲みやすさを調整できるというメリットもあり、直接飲む方法を考えている方や気軽に作りたいと考えている方にはオススメです。

料理研究家の村上子さんが考案した氷砂糖で作るレモン酢は、電子レンジを活用する方法で作られ、甘味が強いことからそのままでも飲みやすいのが特徴です。
電子レンジを使えば漬け込み時間を短縮できますから、作りたいときにすぐ作れるのも魅力です。

材料

  • 耐熱ガラスびん1本(450ml)
  • レモン 1個(約100g) 
  • 氷砂糖 100g
  • 酢 200ml

材料選びの注意点

  • できるだけ国産の無農薬レモンを使う
  • 黒砂糖や上白糖・きび砂糖でもよいが、その場合は沈殿しやすいのでこまめにかき混ぜる
  • 元となる酢は、米酢・玄米酢・黒酢などの穀物酢やリンゴ酢なのの果実酢・ワインビネガーでもよい

作り方

  1. レモンはお湯をかけながら表面をたわしでゴシゴシ洗い、ペーパータオルで水分を完全にふきとる
  2. レモンを皮ごと幅1cmの輪切りにする
  3. びんに氷砂糖を入れ、レモンと酢を入れる
  4. ふたをしないで電子レンジで40秒(500w)加熱する
  5. びんにふたをして、常温で12時間置いたら出来上がり

1日の量としては、大さじ1~2杯を頂くのが目安になります。

美容も考慮するなら、はちみつで作る方法もある

自然食による食事療法を実践しているイシハラクリニック副院長の石原新菜は、はちみつで作るレモン酢の作り方を公表しています。

レモンにはちみつを加えることで、整腸作用・抗酸化作用などの健康効果が加わります。
石原さんによると、美肌や血管年齢の若返りといった美容効果も期待できるとのこと。

氷砂糖のレモン酢に比べると、甘さ控えめでさっぱりした味になっています。
どちらかというと甘いものが苦手な方や、料理にも使いたい方はこちらがオススメです。

材料

  • 国産レモン 2個(約400g)
  • 酢 400ml(特に肌の効果を得たい人はリンゴ酢がおすすめです)
  • ハチミツ 60g
  • ※これでおよそ7~12日分

作り方

  1. レモンをしっかりと洗い水気をふき取る
  2. 5mm幅に輪切りにし、さらに8等分に切ってから種を取る
  3. 清潔な保存ビンにレモン・ハチミツ・酢を入れてかき混ぜる
  4. ふたをしてひと晩漬けこんだら出来上がり

1日に大さじ5杯以上とるのが望ましいとされていますが、お酢を過剰に摂取することで、身体が冷えたり胃を痛めたりする可能性もありますから、注意が必要です。

レモン酢に含まれている、ダイエットに有効な栄養素は?

レモン酢には、ダイエットに有効な栄養素としてどのようなものが含まれているのでしょうか。
以下に詳細をご紹介します。

レモンポリフェノール

レモンにはレモンポリフェノールの一種である「エリオシトリン」と呼ばれる成分が含まれています。
主に黄色い皮中に含まれており、オレンジやライムなど他の柑橘類に比べて30~100倍多く含まれるとされています。

もちろん、レモン果汁の中にも含まれています。
エリオシトリンには強い抗酸化作用があり、身体の中に脂肪が溜まるのを間接的に防いでくれます。

また、毛細血管を強化してコレステロールや中性脂肪などの血中脂肪量の調整や血流、脂肪代謝の改善に効果を発揮してくれます。
皮ごと漬けこんでじゅうぶん染み出たエキスを頂くレモン酢なら、ダイエットに有効な成分を十分に摂取できます。

酢酸

お酢の主成分である酢酸には、脂肪酸を分解する機能があるとされています。
具体的には、内臓の周りにつく内臓脂肪を溜め込まないようにしてくれる働きが期待できるのです。

内臓脂肪の蓄積は、高脂血症・高血糖や高血圧などを引き起こしますから、メタボリックシンドロームにつながる可能性もあります。
そのため、ダイエット目的以外にも、生活習慣の見直し・改善を目的としてお酢を毎日飲んでいるという方もいます。

レモン酢の場合、後にご紹介する成分との組み合わせも良好です。
酢には酢酸とアミノ酸が主成分として含まれており、そこにレモンに含まれているクエン酸が加わることで、よりダイエットに効果が期待できるようになります。

酢酸には脂肪の蓄積を抑える効果があり、それに加えてクエン酸で体内の脂肪をエネルギーに変えて消費し、さらにアミノ酸で脂肪の燃焼を促すという三段活用です。
レモン酢は、お酢が持つ成分のオンパレードと言っても過言ではないでしょう。

クエン酸

レモンに含まれるクエン酸には、糖を分解してエネルギーを作るTCA回路(クエン酸回路)という働きがあり、身体の代謝を促進してくれる効果があります。

ダイエットを決意する方の多くは、ストレスによる暴飲暴食が続いていたり、生活が不規則になりがちなので、その分クエン酸回路の働きが鈍くなり代謝が落ちている状態です。

この状況を改善するためには、栄養バランスのとれた食事を心がけつつレモン酢を摂取することで、新陳代謝をアップさせ、ダイエット効果を高める必要があります。
そこで、役に立つのがレモン酢です。

レモン酢は、体内のエネルギー生産システムであるクエン酸サイクルを活性化してくれます。
すると、疲労物質の乳酸が速やかに代謝され、疲労感や倦怠感が解消されやすくなるのです。

アミノ酸

アミノ酸はたんぱく質と同じように考えられますが、厳密には似て非なるものです。
筋肉を作る栄養素としてだけでなく、体内の生命活動も助けてくれる働きを持ちます。

たんぱく質は、そのままでは筋肉に運ばれないため、一度胃や腸でアミノ酸に分解されてから、必要な筋肉で再構築されます。
疲労回復や筋肉量の維持に貢献してくれる、とても優秀な栄養素の1つなのです。

ダイエットにおいては、運動系のダイエットと組み合わせた場合に回復を早めてくれます。

レモン酢ダイエットの効果と継続することのメリット

レモン酢ダイエットを継続することには、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
以下に詳細をご紹介します。

飲みやすく続けやすいので、ストレスが少ない

レモン酢ダイエットを継続できたという方の声として、ジュース感覚で飲み続けられたことを挙げる方は多いようです。
もともとレモン自体の酸味は柑橘系の爽やかなものなので、お酢の酸味を和らげる作用が期待できます。

割るものも特に選ばないため、飲みやすさがメリットとなっています。

便秘解消やむくみ防止

そもそもお酢自体に胃酸の分泌を促す作用があり、胃酸やお酢の成分そのものが胃や腸を刺激してくれます。
すると、腸内の便を外に押し出すぜんどう運動が活発になるのです。

レモン酢の効果はそれだけでなく、腸内の善玉菌を増やすことで、便通の改善効果が期待できます。
ダイエット目的ではなく、便秘解消としてレモン酢を飲用している方も少なくありません。

レモンに含まれるクエン酸は、消化を促進し整腸作用がある成分の1つであり、意外なことに食物繊維も豊富です。
食物繊維には2種類あって、水に溶けて便を軟らかくし排泄しやすくする「水溶性食物繊維」と、水分を吸収し便を増やす役割をする「不溶性食物繊維」とに分かれます。

そして、レモンにはその両方が豊富に含まれています。
特にレモンには「ペクチン」という水溶性食物繊維が豊富に含まれているため、腸の中で便を軟らかくし排泄しやすい状態に導いてくれます。

朝の目覚めがスッキリする

レモンには香気成分である「リモネン」が含まれています。
その香り自体にも良い効果があり、レモンの香り成分や果汁を摂取することによって、体内時計をリセットする働きがあることがわかりました。

朝がどうしても弱いという方も、毎日食後にレモン酢を入れた飲み物をとることで、目覚めが良くなり朝スッキリ起きられる効果が期待できます。

レモン酢ダイエットの効果をより高めるアレンジ方法と注意点

レモン酢ダイエットの効果をより高めるには、どのような方法があるのでしょうか。
もっと言えば、より効果的にするためのアレンジレシピを知りたいという方も多いはずです。

また、健康に良いとはいえ、摂取する際に注意すべき点などについても、しっかり見ておく必要性があります。
以下にそれらの詳細をまとめてみました。

糖分を加えることでピルビン酸を発生させる 

『レモン酢でやせる!超健康になる!』の書籍を出された村上祥子さんによると、酢に含まれる有効成分のアミノ酸は、糖によってピルビン酸という物質に変化するという特徴を持っています。

ピルビン酸は代謝のカギになる有機酸であり、代謝をより活発にしてくれます。
そのため、お酢だけを飲むのに比べると、ピルビン酸となったレモン酢を飲むほうが、疲労回復が早くなります。

糖分を気にして砂糖を入れないという気持ちは分かりますが、レモン酢に限って言えばそれは当てはまらないことになります。
仮に市販のレモン酢で代用を考えている方は、味に応じて少量の糖分を加える工夫をしてもよいでしょう。

皮ごと食べる

レモンの皮には、強い抗酸化作用を持つ「エリオシトリン」と、水溶性食物繊維のひとつである「ペクチン」とが含まれています。
そのため、お酢に漬け込んだレモンもしっかり食べましょう。

レモンを細かく刻み、キャベツ・玉ねぎ・人参・ハムと一緒にコールスローサラダにすると、見た目も香りもさわやかで、しかもお通じにも効果的な一品ができあがります。

また、たんぱく質の補給という点では、お肉やお魚と一緒に調理すると臭みが取れますから、疲れた時や夏バテの時期に食欲を増進させる効果もあります。

効果があるからといって飲み過ぎは厳禁

お酢に含まれる酢酸は、その名の通り「酸」です。
そのため、多少なりとも物を溶かしてしまう力を持っています。

胃腸の弱い方はもちろん、そうでない方も、食前の空腹時に飲むと酢酸成分が胃腸を荒らしてしまい、胃痛の原因になる場合があります。
基本的には飲み物で割る、お料理に使うなど、原液で飲まないことを意識してください。

お酢を飲むダイエットでありがちなのが、歯のケアにまで気が付かないことです。
酢酸は歯さえ溶かしてしまう可能性を秘めているのです。

歯の表面にはエナメル質という膜で覆われていて、これらが溶けてしまうと虫歯の原因となったり知覚過敏になったりと、さまざまな口腔内トラブルの原因となってしまいます。

飲んだ後は軽くうがいをしてから、歯のエナメル質を酢酸成分から守るよう心掛けてください。

お酢を使ったダイエット紹介

お酢を使ったダイエットは数々あり、似ているもののそれぞれ特徴なども異なります。
下記にお酢を使ったダイエット法をまとめていますので、まとめてチェックしておきましょう。

レモン酢ダイエットのまとめ

レモン酢ダイエットは、食後にレモン酢を飲むという、とても簡単なダイエット方法です。
栄養分も豊富で、諸々の料理にも応用できるという、とても優秀な食品の1つでもあります。

飲み過ぎることで胃や歯などにダメージを与える可能性もありますから、適量を適切なタイミングで摂取することを忘れないようにしましょう。

なお、運動系のダイエットと併用する場合は、運動する30~60分前にレモン酢を摂取してから運動すると、もっとも効率が良いと言われています。
自分に合ったタイミングで、レモン酢を活用しましょう。

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