飲み物系ダイエット

まさに日本人向けのダイエット?
米酢を使って美味しく賢くダイエットしよう

お寿司を握る際に使うお米にも使われている「米酢」。
あまり馴染みが無いと思う方も多いかもしれませんが、ご家庭でもちらし寿司などを作る際に使う方もいて以外に使われています。

米酢が持つ甘みや旨味は、日本人の舌にすんなり溶け込む味わいです。
今回は、そんな私たち日本人の生活に寄り添う米酢を使った、「米酢ダイエット」を紹介していきたいと思います。

米酢ダイエットとは

米酢ダイエットとは、お酢の一種類である米酢を、飲用もしくは料理に使用することで、減量効果を狙うダイエット方法です。
米酢は一般的な穀物酢と比べて酸味がまろやかで、お寿司だけでなく酢の物・酢漬けなどの調理法に用いられ、ご飯との相性も良好です。

米酢とは?どんな特徴を持つのか

お酢にも様々な種類がありますが、米酢とは具体的にどのようなお酢のことを言うのでしょうか。
端的に言えば、お酢1リットルにつき原材料に白米を40g以上使用しているお酢のことを、米酢と呼びます。

醸造の際にアルコールを使用するのが一般的ですが、まったく使わずに醸造されたものは純米酢と呼ばれます。
純米酢はアルコールが持つ舌への刺激が無くなることで、よりまろやかな味が楽しめます。

米酢はよく「日本料理に合う」と言われますが、その理由は米酢が持つ華やかな香りにあります。
お寿司・酢の物はどちらも日本料理を代表する品目ですが、調理法の特徴の1つに「加熱しない」というものがあります。

これは、米酢は加熱することによって香りが薄らいでしまうためです。
そのため、料理のプロは調理法によって用いるお酢を変えたりしているほどなのです。

このことから、米酢は日本料理に合うお酢であると言えるでしょう。
日本料理の特徴として、言うまでもなくお米を食べるというものがありますが、米酢の原材料には白米を使っているため、当然お米との相性も良いのです。

お酢が好きな方であれば、弁当を食べるときにお米にかけるだけでも美味しくなります。
米酢は、日本人の生活に身近に取り入れやすいお酢の1つなのです。

米酢ダイエットのやり方とアレンジ

そんな米酢ですが、ダイエットとしての取り組み方を紹介していきます。

摂取量は1日15~30ml

農林水産省において定義される「食酢」とは、酢酸を主成分とする酸味調味料のことを指します。
そのため、清涼飲料水のような、飲み物としての取り扱いではありません。

いくらでも飲めるというわけではなく、身体に負担が無い摂取量を守る必要があります。
調味料として1日摂取すべき量の目安は、1日15~30mlであり、それ以上飲用しても効果は変わりません。

逆に飲み過ぎてしまうと胃を痛めるリスクもありますから、無理な量を飲まないよう心がけましょう。

ご飯と一緒に摂取することで効果を発揮する

米酢には、ご飯を食べた際に上昇する血糖値の数値を下げる働きがあります。
お酢メーカーのある実験結果によると、白米をそのまま食べた場合と、ワカメの酢の物と一緒に白米を食べた場合とでは、後者の方が血糖値の上昇が緩やかになったそうです。

血糖値の上昇は、結果として脂肪を体内に取り込むリスクを増やすため、太るのを防ぐには食中に摂取するのが有効です。
おかずとして摂取するのはもちろん効果的ですが、難しいようであれば飲用しても問題ありません。

インスタント食品にもひとたらし

米酢が持つ特徴の1つとして、クセの無い味わいがあります。
ちょっとした食事を摂る際にも、一滴注ぐだけで旨味が膨らみます。

忙しい方にオススメの方法が、インスタントスープなどにたらして食べるという方法です。
中華スープやカルビスープなどのアジア諸国のスープも、インスタント食品としてスーパーで気軽に購入できるようになりました。

これらを会社でランチと一緒に食べる際に注ぐと、旨味が膨らみ、気持ち良い酸味が口の中を引き締めます。
午後からのスタミナ補給にオススメの方法です。

米酢が持つダイエットに有効な栄養成分

米酢に含まれている、ダイエットに有効な栄養成分には、どのようなものがあるのでしょうか。
以下に詳細を紹介していきます。

アデノシン

米酢はお酢の1種であり、その主成分となるのが酢酸です。
酢酸自体にもダイエット効果があり、脂肪を燃焼させてくれる働きを持ちます。

この酢酸を含む米酢が体内に吸収されることにより、アデノシンという物質が発生します。

アデノシンには、血管を拡げて血流を良くする働きが期待できます。
継続して摂取することにより、全身に新鮮か血液が行きわたるようになります。

ダイエット中に運動を行う場合、いかに全身に効率良く酸素を運搬するかが重要になります。
脂肪は糖質を燃焼させるよりも多くの酸素を必要とするため、酸素の運搬量が脂肪燃焼効果につながります。

米酢には、酸素を身体に取り組むのを助ける働きがあるのです。

クエン酸

日本人にはお馴染みの梅干しや、柑橘類に含まれている酸です。
運動を行った後や、疲労が溜まっている時に摂取することで、疲労回復効果が期待できます。

糖質・脂質をエネルギーに変換する際にも大きな手助けになります。

人間の身体には1つの工場があります。
名前を「クエン酸サイクル」と言い、食べ物に含まれている栄養素を分解し、エネルギーにする役割を果たしています。

この工場の稼働率を上げる要素の1つがクエン酸です。

ご飯を食べると体内でブドウ糖へと変換され、ブドウ糖はすい臓から分泌されるインスリンの力によってエネルギーとなります。
しかし、この代謝が鈍ることで、血中に余った糖質をインスリンは脂肪に変換させようとします。

この働き自体は人間が生きていくうえで欠かせない機能ではありますが、過剰に反応することで体内に脂肪が増えてしまう結果を生みます。

クエン酸を摂取することで、栄養をエネルギーに変換する効率を上げることが可能になります。
仕事や運動で疲れた身体に溜まる乳酸でさえ、エネルギーとして再構築する働きを持ちます。

疲れた身体に強力に働き、身体に脂肪が溜まるのを防いでくれます。

酢酸カルシウム

お酢の主成分である酢酸は、カルシウムと相性が良く、酢酸とカルシウムが合わさると酢酸カルシウムという物質になります。
これら2つの成分が結びつくと、カルシウムが体内に吸収されやすくなる特徴があります。

カルシウムと言えば骨や歯を形成する栄養素として有名ですが、カルシウムには脂肪の吸着を阻害する働きもあるのです。
体脂肪が生成されるのを防ぐ働きもあるため、ダイエットのみならず、生活習慣病の予防にも効果が期待されています。

実際、この効果を狙ったサプリメントも発売されているほど、実は隠れた人気を持つ栄養素なのです。

とはいえ、米酢には酢酸は含まれていても、カルシウムは含まれていませんから、献立で調整する必要があります。

日本食に合わせるのであれば、酢の物をおかずにしつつ、煮干しを細かく砕いたものを味噌汁の出汁に使うといった組み合わせがあります。
小魚にはカルシウムが豊富に含まれていますから、和食でも十分カルシウムとお酢を一緒に摂取することが可能なのです。

米酢ダイエットの効果や継続するメリット

米酢ダイエットを継続することにより、身体にはどのようなメリットが期待できるのでしょうか。
以下に詳細をご紹介します。

血圧を安定させる

米酢にはアデノシンが含まれており、血流改善に効果があることは先に述べました。
この効果の副産物として、血圧が調整されるというメリットがあります。

血管が拡張し、血流が改善されると、その分血管への負担が少なくなります。
血管は心臓の鼓動を受け、血液を全身に送り出す働きをしています。

このとき、血管が固い状態だとスムーズな血流を維持するのに余計な力がかかります。
これが俗にいう高血圧の症状の1つです。

他にも高血圧を引き起こす理由は数多く認められますが、食生活の改善により症状を緩和できる例は少なくありません。
お酢が苦手で無い方であれば、積極的に日常の食事に米酢を取り入れることで、血圧を正常値にすることが期待できます。

お肌の美白効果

酢の物で野菜を摂取する場合、新鮮な栄養素を吸収できるチャンスが増えます。
その中の1つにビタミンCがあります。

ビタミンCは美容効果の高い栄養素で、お肌のうるおいを保つ働きがあります。
しかし、ビタミンCには欠点があり、加熱に弱く水に溶けやすいという特徴があります。

米酢には、そんなビタミンCが持つ難点をカバーし、体内へのビタミンC吸収を高める効果があります。

野菜の煮物などは、熱によって栄養が失われるリスクがある典型的な献立の1つですが、米酢を加えることで弱点を補強できます。
ダイエット中もキレイになることを忘れたくない方は、ぜひ積極的に取り入れてください。

食中毒予防

古くから、お酢自体が持つ殺菌作用や防腐効果は重宝され、世界各国で利用されてきました。
酢漬けやしめ鯖など、日本に古来から伝わる調理法にも、お酢が使われています。

海外であればピクルスなどが有名です。

もちろん米酢にも、上記のような作用が期待できます。
日ごろ酢の物を食べる人の方が、食べない人に比べて食中毒になりにくい傾向があるのも、お酢の殺菌力が体内で活きているためです。

大腸菌などの有害菌にも効果を発揮し、腸内環境を健康に保つ働きがあります。

腎臓結石の予防

米酢に豊富に含まれるクエン酸には、腎臓結石の成長を阻害する成分が含まれています。
腎臓結石の原因となるのが、肉類を食べたときなどに取り込まれるシュウ酸です。

シュウ酸は、カルシウムと結合することにより体外に排出される性質がありますが、シュウ酸が多いと結合が間に合わず、身体に溜まって悪さをします。
このシュウ酸をしっかり体内で消費させるのに役立つのが、米酢に多く含まれるクエン酸です。

クエン酸には、尿に含まれるカルシウムを減らす効果がありますので、結果として腎臓結石の成長を阻害してくれる働きに繋がるのです。

米酢ダイエットの効果をより高める方法

米酢ダイエットの効果をより高めるには、いくつか注意すべき点があります。
以下に詳細をご紹介します。

基礎代謝を上げたいなら寝る前に飲む

特に冷え性の人にオススメしたいのがこの方法です。
手足の末端が冷えている人は、血流が悪いためにそのような状態が起こりがちです。

こういった症状は基礎代謝を上げることによって、状況を改善できます。
体温が下がりやすい人にとって、寝入りばなの手足の冷えは良質な睡眠を妨げるだけでなく、基礎代謝を下げる負のスパイラルを生み出します。

そこで、寝る前に温かい飲み物にお酢を混ぜて飲むことにより、体質改善が期待できるのです。

ただし、行う際は夕食をしっかりと摂りましょう。
空腹時にお酢を飲用すると、かえって胃を痛める危険性があります。

運動前後に飲むとより効果的

米酢の効果は、あくまでも新陳代謝の向上や血流の改善によって、脂肪燃焼を促すことが目的です。
そのため、本領を発揮するのは運動前後になります。

運動するタイミングで飲用することにより、その効果を高められます。

基本的には有酸素運動となるウォーキングや水泳など、負荷の軽い運動を長く行うのが有効です。
20分以上運動を続けることで、糖質燃焼から脂肪の燃焼へとスイッチが入ります。
ウォーキングダイエット
水泳ダイエット

飲みやすくするなら牛乳と混ぜて飲む

米酢に含まれる酢酸と相性が良いカルシウムを、簡単に摂取する方法として、米酢を飲む際に牛乳と混ぜる方法があります。
牛乳に混ぜることで酸味もやわらぎ、格段に飲みやすくなります。
牛乳ダイエット

もし甘い味が苦手であれば、無調整豆乳を代用するのも良い方法です。
豆乳自体もダイエットに適した飲み物で、豆乳ダイエットとして人気になっていますので相性も良いといえます。
豆乳ダイエット

大豆イソフラボンやレシチンといった大豆特有の栄養素が、健康状態を整えてくれます。

お酢を使ったダイエット紹介

お酢を使ったダイエットは数々あり、似ているもののそれぞれ特徴なども異なります。
下記にお酢を使ったダイエット法をまとめていますので、まとめてチェックしておきましょう。

米酢ダイエットのまとめ

米酢ダイエットは、米酢を日常の食事に取り入れることにより、減量効果を狙うダイエット方法です。
主成分には酢酸やクエン酸があり、新陳代謝を高めつつ脂肪を燃焼させる効果が期待できます。
意外なところでは腎臓結石の予防効果も期待でき、健康をサポートしてくれる食材です。

お米を主体とする日本食には合う調味料ですから、気軽に食事に取り入れてみてくださいね!

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