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酵素の力でしっかり代謝向上
大根おろしダイエットで美味しくダイエット
大根おろしと言えば、あまり主役というよりは様々な料理の脇役として役立つ認識が強いかもしれません。
しかしながら、実は大根おろしは「医者泣かせ」とも言われるほどの、健康優良食品なのです。
そもそも大根という食べ物自体が、古来よりその栄養価や殺菌作用が注目されており、様々な用途に使用されています。
現代では、この大根を使ったダイエット方法が生まれています。
以前にも紹介した「生大根ダイエット」もその1つですが、それだけではありません。
今回はそんな大根を使ったダイエットの中から「大根おろし」を使った、ダイエットを紹介してみたいと思います。
大根おろしダイエットとは
大根おろしダイエットとは、大根おろしを食べることで、生の大根が持つ栄養素を取り入れ、減量につなげるダイエット方法です。
大根おろしを食べるタイミングや、その量に簡単な決まりがあるだけで、それ以外は自由に大根おろしを摂取できる方法です。
大根そのもののダイエットとしては、生大根ダイエットとして当サイトでも取り上げています。
生大根ダイエット
それとはまた違ったいわゆる大根の派生ダイエット方法になります。
大根おろしダイエットの成功者や実践者の口コミ
大根おろしに限った品目ではありませんが、生の大根を70日間摂取することで、ダイエットに成功した方がいます。
お笑い有名番組のレギュラーでもあった、たんぽぽの白鳥久美子さんです。
もともとダイエットに挑戦したきっかけ自体は番組の企画でしたが、持ち前のプロ根性を発揮し、-11.6kgの減量という、素晴らしい結果を残しました。
体重だけでなく体脂肪率、ウエスト、足回りなど、多くの要素が改善されていました。
白鳥さんは、大根を食べるかたわら、身体を動かすことを忘れませんでした。
体重の減りが悪くなると、ウォーキングや体操などを行い、積極的に身体を動かしています。
白鳥さんは大根ダイエットとして行っていましたが、その中で食べ方も飽きがこないように工夫し、大根おろしという工夫も、その中に含まれていました。
その結果を受けてか、生大根ダイエットや、今回の大根おろしダイエットに取り組んでいる方も多いようで、体験談なども数多く紹介されています。
大根おろしダイエットの実践者の1人は、本来朝・昼・夕に分けて食べたいところ、仕事の都合上で昼には食べられないため、朝と夜に分けて食べるようにしていました。
こちらの方は、このような食生活を続けて3日目から効果が見られたそうです。
継続して2週間で-3kgを達成、3カ月後には-6kgという、かなり大きな減量に成功しています。
ちょっと変わったところでは、大根おろしを使ったみぞれ鍋を食べているという方がいます。
おろしたての大根おろしを、具を食べる際に一緒に摂取することで、酵素を取り入れつつ辛味を減らしているようです。
便秘が解消されたという感想もあることから、消化を助ける効果が期待できます。
大根おろしダイエットのやり方
大根おろしと聞くと、つい簡単そうで、とりあえず大根おろしを食べればいいんでしょ!と注意や方法をしっかり確認せず実践してしまう方がいます。
何事もそうですが、しっかりとやり方や方法、ルールを守ってこそ意味があります。
そうでなければ効果は期待出来るはずもありませんから、以下に詳細をご紹介していきますのでしっかりおさえておきましょう。
食べる量は約300g程度
大根おろしを食べる量については、1日およそ300g程度の大根をおろして食べるのが、1つの目安になります。
輪切りにしてみるとおよそ6cmほどの長さになるため、見た目には多いと感じられるかもしれません。
スムーズに食べるには、毎食ごとに添えて食べることを意識する必要があります。
食前?実は食べるタイミングは食事中がベスト
大根おろしは、基本的に単独で食べるタイプのおかずではありません。
おそばや焼き魚など、何かを食べる際に添え物として取り扱う用途が多い食べ物であり、そのような食べ方をした方がより高い効果が期待できます。
ただ、大根おろしだけで食べることに抵抗が無い方は、食前に食べるのも良い方法です。
これは、大根に含まれる消化酵素を、腸内まで届けるための工夫です。
消化酵素が体内に吸収されるのは胃ではなく腸のため、胃液によって消化酵素が失われるのを防ぐため、食事と一緒に摂取するのが効果的とされています。
大根おろしには、熱を加えた調理をしない
大根おろしは時期によっては強い辛味を帯びていることがあります。
そのため、辛さが苦手な方は熱して食べる場合もありますが、これは大根おろしダイエットにおいてはNGです。
それは、大根に含まれる酵素が熱に弱いためです。
酵素は、体温と同じ温度がもっとも活性化すると言われており、具体的には37~40℃ほどが理想的です。
50℃で死滅する性質から、ほとんどの加熱調理には耐えられません。
大根おろしダイエットにおいて重要な栄養素が酵素ですから、できる限り多くの栄養素を摂取するためにも、大根おろし自体を極力生の状態で食べられるような料理を選びましょう。
なお、大根おろし自体に熱は加えず、焼き魚などと一緒に食べる分には問題ありません。
大根おろしに含まれている栄養素
大根おろしには、ダイエットと健康生活を助ける栄養素が含まれています。
以下に詳細をご紹介します。
イソチオシアネート
アブラナ科の野菜に含まれている栄養素で、大根が辛味を持つ理由の1つです。
白菜やカブといった、他のアブラナ科の野菜にも含まれていますが、この栄養素自体が野菜に最初から存在しているわけではありません。
大根を「調理」することで初めて発生する栄養分なのです。
大根は、生のままで食べるにせよ、そのままかぶりつくには大きすぎる野菜です。
そのため、おろしたり、切ったりという工程を経て、食卓に運ばれます。
このとき、大根が持つもともとの形が包丁やおろし金によって破壊されます。
破壊された際に細胞も一緒に壊れて、そのタイミングで、下記の2つの酵素が発生します。
- グルコシノレート
- ミロシナーゼ
これら2つの酵素が、調理によって反応することによって、イソチオシアネートが生まれます。
イソチオシアネートの効果は数多くあり、健康を維持するうえで大変優秀な効果を発揮します。
岡山大学農学部の学術報告によると、がん予防に対して効果が期待できる栄養素であるとまとめられています。
ダイエットにおいては、過酸化脂質の生成を防いでくれる働きがあります。
ご存知の方もいるかもしれませんが、過酸化脂質というのは、細胞の中にある脂肪が活性酸素によってダメージを受けた際に発生する物質です。
いわゆる「酸化」と呼ばれる現象が脂肪に発生した状態のことを指します。
過酸化脂質は体内に留まる性質を持つため、燃焼せずにそのまま蓄積されてしまい、肥満の一因となります。
これを防ぐには、活性酸素が体内で発生するのを防ぐ必要があります。
イソチオシアネートには活性酸素の働きを無効化する性質があるため、肥満を間接的に防ぐ働きがあります。
消化酵素
大根おろしには、体内の消化を助けてくれる、多くの種類の酵素が含まれています。
大根おろしダイエットのキモとなる栄養素になりますから、丁寧に中身を紐解いていきましょう。
アミラーゼ
まずはアミラーゼです。
名前自体、非常に有名で学生の頃の理科のテストなどにもよく登場している程で、糖質(でんぷん)を分解し、糖として体内のエネルギーに変換してくれる働きを持ちます。
体内では、すい臓・唾液腺・耳下腺から分泌されます。
糖が適切に体内で消費されるのを助けますが、十分に消化されない場合、エネルギーにならずに脂肪として蓄えられるリスクがあります。
これを防ぐうえでも、積極的に摂取したい酵素の種類です。
プロテアーゼ
次にご紹介するのはプロテアーゼです。
こちらも名前は聞いたことがあるという方も多いと思いますが、たんぱく質を分解し、必要な部位にたんぱく質を送れるようにしてくれます。
そもそも、たんぱく質というのは、食べただけでは体内の栄養素として活動することはできません。
たんぱく質は20種類のアミノ酸が、およそ10万通りの組み合わせによって構築されているものをいい、鶏肉や豚肉を食べた状態のまま、人間の筋肉になることはできません。
そのため、消化の工程において、いったんたんぱく質はアミノ酸に分解されます。
その後、アミノ酸が身体の各パーツへと移動し、筋肉や器官の構成・修復にあたります。
この「アミノ酸を作る」工程に関与している酵素がプロテアーゼです。
ダイエット中は筋肉をはじめ、身体の各パーツが、少ない栄養素の中でしっかりと機能を維持できるようにしなければなりません。
筋肉が発達しなければ、脂肪の燃焼にも悪影響を及ぼします。
プロテアーゼは、ダイエット中の身体を支える重要な役割を担っているのです。
リパーゼ
最後に紹介するのは、脂肪燃焼に直接関わる酵素のリパーゼです。
脂肪の分解を促進してくれる働きがあります。
体内でも生成され、主に空腹時に、脂肪をエネルギーに変えるために活動します。
リパーゼが体内に取り入れられることで、食べたものが脂肪になるのを防ぎます。
結果的に身体に脂肪が溜まりにくくなるというわけです。
大根おろしダイエットの効果や継続するメリット
大根おろしを食べることで、ダイエット以外にも様々なメリットがあります。
以下に詳細をご紹介します。
美肌効果
大根おろしには、お肌のトラブルを防いでくれる栄養素のビタミンCが豊富に含まれています。
肌をなめらかにするコラーゲンの生成を助けてくれます。
免疫力も高めてくれるため、風邪やウィルスなどから身体を守ってくれます。
活性酸素の働きを抑えてくれるため、アンチエイジングにも有効です。
整腸作用
先程ご紹介した酵素の力は、整腸作用にも役立ちます。
胃腸の調子を整えることによって、身体に不要なものを溜め込まずに排出する手助けをしてくれます。
抗菌作用もあるため、わさび同様薬味にすることで、食中毒の予防に役立ちます。
むくみ解消
大根にはカリウムが多く含まれており、塩分過多などの理由で体内に溜め込まれた水分を排出しやすくしてくれます。
血圧の調整にも役立つため、高血圧に悩んでいる方は積極的に取り入れたい栄養素です。
ただし、腎臓に何らかの障害を抱えている場合は、摂取を控えなければいけない場合もあります。
大根おろしダイエットを成功させる、より効果的な習慣やアレンジ
大根おろしダイエットを成功させるには、どのような方法が理想的なのでしょうか。
以下に詳細をまとめてみました。
味を変えて食べる
食事系のダイエットにおいて重要なのは、同じものを食べる場合は、「いかに飽きずに食べるか」を考えることです。
特に大根おろしはそれ単体で食べる場合、味の単調さゆえになかなか続けにくいのが特徴の1つです。
そのため、大根おろしを食べる際は、何か別の献立と一緒に食べるのが有効です。
オススメなのが、脂っこいものや塩気の強いものと一緒に食べる方法です。
濃い味を中和しつつ、消化酵素を一緒に取り入れられるので、胃もたれを防ぎ代謝を良くしてくれます。
もしどうしても単独で食べたい場合は、焼き肉のタレや濃い味のドレッシングなどをかけて食べると、辛味を緩和できます。
1回の食事で300gを摂取するのは無謀と心得る
大根おろしだけを300g食べるというのは、かなり無謀な摂取方法です。
どんなに大根が好きでも、あまりに極端な食べ方はお腹を壊します。
薬も過ぎれば毒となるように、良薬と言えど食べ方には工夫が必要です。
急なペースで大根おろしを食べることで、下痢などの症状を引き起こしてしまう可能性もあります。
最低でも1日2回~3回に分けて食べることを心がけましょう。
より効果を高めるには、運動を日常生活に取り入れる
大根おろしダイエットは、継続することで効果が見込めるダイエット方法ではありますが、結果を早く出したい人にとっては停滞期が訪れた際に苦しい思いをする場合があります。
そのため、より効果を早く体感したい場合は、運動を取り入れるのが有効です。
ウォーキングや自転車・水泳などの有酸素運動を20分以上行うことで、大根おろしを食べて摂取した、脂肪燃焼効果のある酵素の力を最大限発揮できます。
大根おろしダイエットの注意点
大根おろしダイエットを行う際に注意したいのは、期間を明確に決めないことです。
もし、大根おろしを食べるだけで運動を行わないのであれば、口コミを見る限り、他の食事系ダイエット同様に停滞期は避けられないと考えた方が良いでしょう。
早い方では2週間程度で効果が現れる場合もありますが、全ての人に当てはまるわけではありません。
まずは毎日食べるペースをつかみ、健康維持を意識して日常の食事に取り入れましょう。
大根おろしダイエットのまとめ
大根おろしダイエットは、日常の食生活に大根おろしを取り入れたダイエット方法です。
健康維持に有効な栄養素が数多く含まれているため、ダイエットと併せて体調管理にも有効です。
ただし、単独で食べ過ぎるとお腹を壊すリスクもあるため、献立と一緒に食べるのが望ましいと言えます。
大根おろしの辛味が苦手な方は、甘めの味がするタレなどを使って工夫すると、美味しく食べられますのでぜひうまく自分に最適な味と調理法を見つけて続けていきましょう。
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