更新した記事
私たちの食生活に切っても切れない「塩分」
そんな塩を抜いたダイエット方法で痩せる秘訣を紹介します
塩と言えば、味付けに必須でありながら、摂取量に気をつけなければなりません。
塩分に気をつけてた食事をしているという方も多くいます。
そんな「塩」が話題になる昨今、塩抜きダイエットという方法が一躍脚光を浴びました。
とはいえ、塩抜きダイエットと聞くと、何となく健康面に不安を感じてしまう方もいるのではないでしょうか。
塩が無いときくと、イメージ的にはかなりキツいダイエットに感じられるかもしれませんが、実際にはそれほど大変なダイエット方法ではないのです。
今回は、そんな塩抜きダイエットについて紹介していきたいと思います。
塩抜きダイエットとは
塩抜きダイエットとは、文字通りで一定期間まったく塩を摂らないという、一風変わったダイエット方法です。
実は普段食べるちょっとしたものであっても、多くは塩分が含まれているので、注意しないと摂取してしまいがちです。
最近では塩分の取り過ぎという事が度々話題にあがるほど、今の私たちの食生活は塩分過剰とも言われています。
様々な技術力が向上したことで、加工食品や食生活も昔とは変わってきました。
加工食品や外食、コンビニなど充実してきたこともあり、味の濃い食事になれつつもあります。
そういった背景もあってか、塩抜きダイエットが逆に話題となり人気を集めているのかもしれません。
実際、塩抜きダイエットは実践者も多く、著名人たちでも結果を残している方が多くいます。
塩抜きダイエットの成功者や実践者
塩抜きダイエットの成功者は、芸能界にも数多く存在します。
女優として不動の地位を築いた篠原涼子さんは、毎日の食事を薄味にして、プロポーションを維持していると言われています。
ジャニーズの山下智久さんも、グラビア撮影に備えて塩抜きダイエットを行い、魅力的な上半身をアピールすることに成功しています。
しかし、一般人の成功口コミなどはそこまで多くは見られません。
これは自分1人なら実践可能でも家族がいたりすると、なかなか塩を抜くという事が難しいという事もあるためです。
普段の食事に大幅な制限がかかることが影響してか、大々的に注目を集めるような意見はあまり見られませんでした。
とはいえ、成功者がいないというわけではありません。
1人暮らしの方や、夫婦で取り組む方などで成功者はいますし、むくみの解消や肌の新陳代謝が良くなってキレイな肌になったとの口コミもあり、便秘解消に効果を発揮した方もいるようです。
成功者は平均して2~3kgの減量に成功しているとの声もあり、短期間に集中して結果を出したい方にはオススメできる方法の一つと言えるでしょう。
塩抜きダイエットのやり方、方法
塩抜きダイエットと聞くと、塩を抜けばいいと考えがちです。
もちろん、間違いではないのですが、塩分を抜くというのは言葉とは違って意外と難しかったりします。
それくらいに今の私たちの食生活において、塩というのは身近であり、あって当たり前という生活になっているのです。
ここでは、具体的には、塩抜きダイエットを行うには、どのような手順で進めていく必要があるのかを見て行きましょう。
加工食品を摂らず、自然のものを食べる
まず基本となるのは、塩分が極力少ない食べ物を摂取することです。
言うまでもなく、インスタントラーメン・即席のスープなどは論外になってきます。
そのほか、ウインナー・かまぼこなどの加工品も控える必要があります。
要するに、加工食品などではなく、なるべく自然のものを食べるということが基本になってきます。
また、外食も控え、毎食自分で食べるものを用意する必要があり、その際には味付けに調味料も使ってはいけません。
強いて言えば、スパイスなどは使用可能ですが、わさびやからしなどの市販品には塩分が含まれている場合もありますから、栄養成分のチェックには注意が必要です。
カリウムを含む食品の摂取
栄養を極力偏らせないという意味もありますが、塩抜きダイエットにおいてはカリウムの摂取も非常に重要なポイントとなります。
後述しますが、塩抜きダイエットのメリットは「体内の余分な水抜き」にあります。
カリウムには、体内の余分な水分を体外に排出してくれる働きがあります。
その副産物として、血圧を下げる効果があることも有名です。
ダイエットと聞くと脂肪の燃焼を思い浮かべますが、実は塩分も少なからず関係しているのです。
体内に水がたまることでその分だけ重くなるのはもちろんのこと、老廃物が外に出ないと、その老廃物が脂肪とくっついて悪さをすることもあります。
具体的には、セルライトの原因となってしまうこともあるのです。
カリウムは、体内にたまった水分を調整することで、不要な老廃物を身体の外に出し、体重増につながる要因を排除してくれるのです。
カリウムが含まれている食品には、以下のようなものがあります。
- バナナ(バナナダイエット)
- アボカド(アボカドダイエット)
- たけのこ
- 里芋
- ほうれん草(ほうれん草ダイエット)
このほか、果物に含まれていることが多いため、塩抜きダイエット中は積極的に摂取したいところです。
水分をたくさん摂る
一見矛盾したように思うかもしれませんが、水分摂取も塩抜きダイエットにおいては大切です。
塩抜きダイエットでは余分な水分を追い出すために塩を抜きます。
この時、「水分を排出するのに、どうして水を飲むのか」と考える方もいるかもしれません。
しかし、よく考えてみて欲しいのですが、わたしたち人間の身体の大半は水でできています。
そして、塩分は水分を保持する働きを持っています。
ということは、体内に塩分が不足すると、水が欲しくなってしまうのです。
こうして、身体で水をためることができなくなり、身体に必要な水分が増えてしまうため、足りなくなる水分をこまめに摂取しなければ健康に影響するというわけです。
普段から水分を積極的に摂取すること自体はおすすめできる行為ではありますが、こと塩抜きダイエットについては死活問題になりますから、十分注意してください。
果物を中心に摂取し、穀物を控える
主食は人によってはダイエットを妨げる効果があることから、もし可能であれば穀物を控えるのも、ダイエット効果を助けます。
仮にご飯を抜いたとしても、カリウムを摂取する関係上、果物を食べることが多くなりますから、それほど心配することはありません。
より本格的にダイエットの効果を期待するなら、一度検討してみましょう。
塩抜きダイエットの注意点
塩抜きダイエットは、特定の食べ物を食べるタイプのダイエット方法ではないため、続けるにあたっていくつか注意点があります。
きちんと守らないと命にかかわるような事項もあるため、読み飛ばさずにしっかり確認してください。
続けてできるのは「3日間」だけ
これは最重要事項とも言えます。
この「3日間」だけの実践という点はしっかり押さえてください。
塩抜きダイエットは、人体には欠かせない成分を、あえて意図的に制限する方法です。
塩分は、過剰に摂取すること自体は確かに問題ですが、だからといって全く摂らないのも問題になります。
塩は、決して悪い面だけではなく、体内の血液・体液の塩分濃度を調整したり、栄養素の消化にも深くかかわっています。
また、全身の筋肉を動かす際にも使われますし、神経にとっても不可欠な成分です。
よって、塩分が一時的に身体から失われることで、以下のような症状が引き起こされる可能性があります。
- めまい
- ふらつき
- 脱力感
- 脱水症状
ただ、ダイエットにおいてプラスに働くであろう効果もあり、塩分が不足すると消化液の分泌も少なくなりますから、全体的に消化が追い付かない状況となり、食事量自体も減るという効果が期待できます。
しかし、それは決して健康的な状態とは言えません。
長く続けることで、仕事はおろか日常生活にさえ支障をきたす可能性がありますので、この点には注意してください。
カリウムを積極的に吸収するのは、腎臓に問題がない人に限られる
カリウム自体は、人間の身体にとって有益なミネラルです。
しかし、一部の方にとっては問題になる場合があります。
血液中のカリウム値は、低すぎても問題ですが、高すぎても問題を引き起こすのです。
先ほど、カリウムを摂取する理由は「体内の余分な水分を排出する」ためだと述べました。
しかし、それは腎臓が正常に働いている場合に限って言えることです。
血液中のカリウム濃度の正常範囲を超えると、高カリウム血症と診断されます。
これは腎臓の働きによるところが大きく、正常に腎臓が機能している場合は、カリウムを多めに摂取したとしても尿に混じって排出されるので問題ありません。
しかし、腎不全のように腎臓が何らかの理由で上手く機能しなくなると、血中のカリウム濃度が高くなって、高カリウム血症となってしまうのです。
よって、そのような症状を健康診断などで指摘された場合、塩抜きダイエットは腎臓の機能を悪化させる可能性がありますから、控えるようにしましょう。
定期的に運動を行っていて、毎日汗をかいている人は別の方法を
現在、積極的に運動を行う習慣のある方は、塩抜きダイエットよりも運動系のダイエットをしっかり行った方がよいでしょう。
塩分は、汗や尿・便といった排出物と一緒に体外に出されます。
特に、汗はしょっぱいことから分かる通り、塩分を水分と一緒に体外へ排出しています。
運動している最初のうちは、水分の含有量が圧倒的に多いですが、次第に塩分の比率が上がっていきます。
そのため、毎日のように運動している人にとっては、塩分を制限するダイエットではやせられない可能性があります。
それだけでなく、肉体労働をしている人であれば、塩分不足で深刻な事故を引き起こす可能性さえあります。
塩分不足は判断力などを弱める危険性もありますから、この点には注意が必要です。
また、夏場はただでさえ水分・塩分を消費しやすい傾向にありますから、その点にも注意してください。
そもそも定期的に運動をできる環境や習慣があるなら、他のやり方でも十分効果を出せる可能性は非常に高いですから、別の自分にあったダイエット方法を探してみましょう。
妊娠中の方は実践しないで
妊婦さんはむくみが気になる方が多いと思いますし、基本的に減塩傾向の食事が推奨されます。
ただ、お医者さんも塩を抜けとは一言も言っていないはずです。
生まれてくる子どものためにも、栄養分はしっかりと摂取することを心がけ、塩抜きダイエットのような過剰なダイエットは控えるようにしましょう。
塩抜きダイエットの効果や定期的に行うメリットとは
塩抜きダイエットを定期的に行うことで、人間の身体にはどのようなメリットが期待できるのでしょうか。
以下に詳細をご紹介します。
高血圧の改善・予防
塩分と高血圧との関係性がささやかれることは多く、血圧が上がる理由の一つに塩分濃度の一定化を図る機能が指摘されています。
塩分が体内に入ってしまうと、汗・尿による水分排出がスムーズに行われず、結果的に血液量が増加して血圧が上昇することになります。
高血圧の予防は、合併症を防ぐことにもつながり、心不全・心筋梗塞・脳出血といった深刻な病状も防げます。
さらには、腎臓の負担を抑えることもできますから、身体を定期的にケアする意味でも塩抜きはメリットのある選択肢の一つです。
むくみ体質の改善
一見ダイエットに直接関係がないと思われがちな「むくみ」ですが、体重増に一役からんでいる原因でもあります。
また、部分的に太ってしまうことで靴が履けなかったりと、いろいろ問題を引き起こします。
むくみ自体は誰にも起こりうる症状ではありますが、決して放っておいてよい問題ではなく、将来的にはダイエットだけでなく、身体全体の問題に発展するおそれがあります。
塩抜きダイエットを定期的に行うことで、塩分や余分な水分を定期的に排出でき、身体をリフレッシュさせることが可能になるのです。
薄味に慣れる
塩抜きダイエットを行うことで、普段の味付けがしょっぱく感じることがあります。
これは、舌が一時的に塩のない状態に慣れたことによるもので、結果的に普段の味付けが薄くなるケースがあります。
すると、一日に摂取する塩分量もそれに合わせて少なくなりますから、結果的に薄味の食事につながるのです。
塩分自体は重要な栄養素の1つですが、過剰摂取は問題です。
昨今では塩分過多の食事などが問題になる事も多いですから、薄味に慣れるというのは大きなメリットの1つになり得ます。
どうすれば、塩抜きダイエットがやりやすくなるか
ここまで、塩抜きダイエットの注意点やメリットについてお伝えしてきました。
しかし、それでも塩を抜いた食事に抵抗を感じるという方も多いでしょう。
少しでも塩抜きダイエットをやりやすくするには、どうすればよいのでしょうか。
糖分がダメなタイプのダイエットではない
塩抜きダイエットですから、塩分を摂取することはできませんが、糖分を摂ることは禁止されていません。
ダイエットが目的ですから、当然過剰な量はもちろんダメですが、適度に摂取するのであれば問題ないでしょう。
カリウムを多く含む果物の代表であるバナナは、食べ合わせも非常に豊富な果物なので、朝ならヨーグルトと合わせても食べやすいはずです。
甘いものが嫌いでない方なら、自分の食べやすい組み合わせを考えることで、美味しくダイエットを続けることができるはずです。
お茶を飲むのも自由
水分を積極的に摂取するのは、老廃物を排出するためです。
よって、お茶を飲んでも問題ありません。
水だけを飲むと飽きてしまうという方は、積極的に試したい方法でもあります。
便秘解消・コレステロール値減少が期待できるハブ茶や、女性に優しいルイボスティーなど、ダイエットや健康維持に効果があるお茶は数多くあります。
自分の好きな味を楽しみながら、ダイエットのストレスを減らせます。
「塩なし」なら、たんぱく質を摂取してもいい
塩分を基本的に摂取しないのであれば、普段通りの食生活も可能ですし、たんぱく質も摂取できます。
これは意外な盲点ですが、このことを知ると長所にもなります。
例えば玉子焼きは、塩を入れなくても砂糖だけで味付けでき、たんぱく質を摂取できるレパートリーです。
ただし、砂糖を入れ過ぎると結局カロリーオーバーにつながるので、その点には注意が必要です。
塩抜きダイエットのまとめ
塩と言えば私たちの生活や食事において欠かせないものです。
しかし、そんな塩も取り過ぎたりというのが、最近では話題でもありトラブルの元になりかねません。
塩抜きダイエットは、そんな塩を普段の食生活において抜いて、減量を試みるダイエット方法です。
カリウムを摂取することで不要な水分を排出し、身体の状態を整える効果もあります。
しかし、身体のことを考えると、3日が限度のダイエット方法になります。
色々と制約はありますが、芸能界でも実践者が多く、しっかりとしたやり方を守れば大きな効果も期待できます。
特に、普段から塩分の摂り過ぎが気になるという方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
この記事と同じカテゴリにある記事
- 成功する豆腐ダイエットの方法と注意点!美味しい味付けレシピも紹介します
- 日本人なら、とても馴染みのある食材でもある「豆腐」、知らないという方もほとんどいないと言えるいわば国民食と言っても過言ではない食べものでもあります。 しかし、そんな豆腐も食べ方にこだわれば、ダイエット効果が得られるという事を知っている方はま ...
- 食べて痩せるそうめんダイエット!やり方や食べ方とおすすめ具材やレシピ
- 風鈴の音が鳴る頃、老いも若きも舌鼓を打った記憶を思い出すのがそうめんです。 暑苦しい夏に食べる冷やしそうめんは、多くの日本人を夏バテから救ってくれました。 そんな「そうめん」ですが、実はダイエットにも活用できるのです。 実際、そうめんを使 ...
- 韓国発の黒豆ダイエット!HIROも痩せた黒豆の調理と食べ方やおすすめレシピ
- おせちなどでも食べ日本人に馴染みのある食べ物でもある「黒豆」 実は、そんな黒豆を使って、お隣の国、韓国で人気を集めたのが、黒豆ダイエットです。 成功者の男性が無料動画サイトで簡単にできるやり方を紹介したところ、あっという間に大人気となり、さ ...
- コンビニOKなおでんダイエットの方法・卵や牛すじは?具材と食べ方
- おでんと言えば、子供の頃は駄菓子屋で、大人になってからはコンビニや居酒屋で食べる機会が多いかもしれません。 昔はそこまで人気とまではいかなかったものの、コンビニおでんが大流行し定番化してからは、おでんを食べるというのは冬の風物詩となったとも ...
- 冬こそ「みかんダイエット」食べる方法は食前と白い筋!ミカン鍋の作り方も
- 冬にコタツに入っていると、ついつい食べたくなるみかん。 寒い季節によく食べられるのは、風邪を引きやすい季節に、みかんが持つビタミンCなどの栄養素を身体が求めているのが理由なのかもしれません。 しかし、みかんに含まれている栄養素の中には、ダ ...
- しらたきダイエットで成功する方法や効果の出るレシピと注意点
- おでんの具や麻婆春雨の具材として人気のあるしらたきですが、原材料はこんにゃくと一緒で、非常にローカロリーな食材です。 淡白な味わいは、様々な料理に応用できるため、ダイエット目的でなくても頻繁に食卓に並べられることが多い食材でもあります。 ...
- 効果を出す昆布ダイエットの方法!昆布水の作り方や甲状腺の注意点なども
- ダイエットに興味が無い方でも、昆布の栄養価が高いことをご存じの方は多いと思います。 日本人の食生活には欠かせないものの1つで、味噌汁の具として代表的でもあり、また様々な「出汁」にも使われています。 さらには、直接食べられるおしゃぶり昆布とい ...
- 朝カレーダイエットで痩せる!おすすめの食べ方や食べ合わせメニューと注意点
- インドで生まれ、イギリスから日本へと渡り、日本で独自の進化を遂げたカレー。 今では日本人の国民食と言っても過言ではないほどに、私たちの生活に馴染みがある老若男女問わず好かれるメニューです。 給食でのおかわり争奪戦に始まり、大人になってから ...
- おから・卯の花ダイエットで効果を出す方法!レシピやアレンジ法と食べ方の注意点
- 豆腐を作った際にでる搾りかすである「おから」 給食などでも食べたことがある方も多く、なんだかんだで馴染みのあるおかずの一品でもあります。 スーパーのデリカでは「うの花」の名称でお馴染みのメニューですね。 そんなおからですが、実は放っておくに ...
このダイエットに投稿された口コミ・体験談
現在、このダイエットに関する口コミ・体験談はありません。
この記事に対するコメントがありましたら、下記のボタンをクリックしてコメントを投稿してください。
投稿フォームを開く