食べ物系ダイエット

今や健康に良い食材で人気のアボカド。
食前に1個分食べるだけで美味しくダイエットできる?

アボカドと聞けば、体に良い食材というイメージがあるかもしれません。
実際、今では色々なところでアボカドが使われたメニューが増えてきています。

ハンバーガーやサラダ、さらにはお寿司にも欠かせない素材となっていて、健康にも良いとの評判から人気も高くなっています。

その濃厚な味は、別名「森のバター」とも呼ばれるほどで、日本でも様々な形で食べられています。

しかし、このアボカドがダイエットにも役立つことをまだ知らない人も多いです。
今回はそんなアボカドを使ったダイエットをご紹介してみたいと思います。

アボカドダイエットとは

アボカドダイエットとは、1日1個のアボカドを食事の前に食べるダイエット方法です。
アボカドを食べること自体にダイエット効果があるということで、比較的取り組みやすいダイエット方法と言えそうです。

特にアボカドが好きという方にはうってつけのダイエットと言えます。
食事前にアボカドを食べる方法以外には、普段バターを使用しているところをアボカドに置き換えて調理する方法もあります。

朝がパン食という方には取り入れやすいですね。
朝のご飯として食パンを食べる際に、普段使っていたバターの代わりにアボカドを塗るというようなやり方です。

このことから、アボカドダイエットはかなり食材の調理法に幅があるダイエット方法と言えます。

実は芸能人も実践しているアボカドダイエット

アボカドダイエットを実際に行い成功された方で有名なのはデヴィ夫人です。
タレントとして活躍されていらっしゃいますが、その美しさが示す通り美容や健康にも造詣が深いことでも知られています。

もともと肉をほとんど食べず、野菜中心の食生活を心がけることで有名な方です。
そんな健康的な生活を送っているにもかかわらず、アボカドダイエットによってさらに美しくなるという衝撃的な結果を出されたのです。

なんと、デヴィ夫人はアボカドダイエットによって3カ月で体重を6.3kg、体脂肪率を11.3%、ウエストを11cm減少させることに成功しています。
3カ月という期間や年齢を考えると、驚くべき効果と言えます。

私たちもその効果にあやかりたいものですね。

アボカドに含まれている栄養素

そんなアボカドですが、ダイエットにも向くというからには、どんな栄養素が含まれているのか気になるところです。
以下に詳細を挙げていきます。

脂質

ダイエットなのに脂質?と驚かれた方もいるかもしれません。
しかしながら、アボカドの脂質はダイエットに効果的な成分を含んでいるのです。

冒頭でアボカドの別名は「森のバター」と呼ばれていると紹介しましたが、その名の通り脂肪分が非常に多く含まれており、その量は果肉の20%ほどになります。

この数値だけを見て考えると、ダイエットには向いていないように思うかもしれません。
逆に食べない方が良さそう…と思ったかもしれません。

しかし、アボカドに含まれている脂肪分は不飽和脂肪酸と呼ばれるタイプになります。
これは、体内の血液をサラサラにしてくれる効果があり、コレステロール値を正常に保つ働きも備えているのです。

脂質は大きく分けて「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」とに分かれます。
その違いを簡単に説明すると「常温で固まりやすいかそうでないか」になります。

飽和脂肪酸

飽和脂肪酸の代表的なものは、動物性脂肪であるバターやラードといった、いかにも「こってり」したイメージの脂肪です。
常温で固まりやすい性質のため、体内でもその成分が邪魔をすることがあります。

具体的には血の流れが悪くなる一因になったり、摂取し過ぎると中性脂肪やコレステロールを増加させてしまい、高脂血症や動脈硬化といった症状が出る危険性が高まります。

もちろん身体にも溜まりやすいため、過剰摂取に注意が必要です。

不飽和脂肪酸

一方で、不飽和脂肪酸は魚や植物に含まれる油などに多く含まれているものになり、こちらは常温では固まりにくい特徴を持ち体内でも液体として機能します。

飽和脂肪酸とは逆に血流をスムーズにしてくれる特徴を持ちます。

アボカドに含まれている不飽和脂肪酸は「オレイン酸」という成分で、血流改善だけではなく脂質の酸化を防いでくれる効果があります。
もともと植物に含まれる油分には空気に触れると酸化しやすい特性があり、古い油を摂取すると老化現象や体内で動脈硬化につながる一因にもなります。

しかしオレイン酸は酸化しにくい成分のため、そのリスクが少ないという大きな特徴を持ちます。
血流が改善されると代謝向上につながり、運動効果も上がります。

日常の生活からエクササイズを行う場合まで、様々な場面で消費カロリーを高める効果が期待できるのです。

ビタミンE

アボカドには「若返りビタミン」の異名を持つ、アンチエイジング効果があるビタミンが含まれています。
油分と一緒に摂取すると吸収が早いため、アボカドとは相性の良いビタミンです。

このビタミンが持つ大きな効能は「抗酸化作用」です。
身体が老化するのを防いでくれるため、結果的に脂肪が溜まりにくい身体を作るのを助けてくれます。

老化の原因は「活性酸素」にあり、体内の脂質を酸化させる力が強い酸素のことをこのように言います。
活性酸素自体は体内に必要な成分ではありますが、過剰に体内に存在することにより細胞を攻撃するようになります。

細胞に存在する細胞膜には脂質が含まれており、攻撃された結果脂質が過酸化脂質という成分に変化してしまい、臓器や皮膚を老化させてしまうのです。

酸化という現象にピンと来ない方は、金属が錆びてしまった状態を想像して頂ければ分かりやすいかもしれません。
買ったときはピカピカの包丁も、手入れを怠るとだんだん錆びてしまいやがては切れなくなります。

しかし研ぐことによりその輝きは取り戻せます。
人間の身体も同様で、栄養をしっかりと摂取したり適度な運動を続けていれば輝きを維持できますが、それを怠ると老化が始まります。

特に血管が痛むと体内に与えるダメージは大きく、血流が悪くなることで肩こりや頭痛といった症状を引き起こします。
体調が優れないと日々身体を動かすことが面倒になっていくので、言うまでもなくダイエットには切実な問題になります。

ビタミンEは摂取されると細胞膜の内側にスタンバイし、活性酸素によって細胞内の脂質が傷つけられるのを防いでくれますので、美肌効果や髪の乾燥防止に役立ってくれます。

ダイエット中は食事に気を遣う場面が増えますからどうしても栄養素が偏りがちです。
しかしながら、アボカドであれば、ダイエット時に不足しがちな栄養素を補ってくれますので、結果として、痩せながら美しい肌・髪を維持できるのです。

リパーゼ

アボカドにはリパーゼという酵素が含まれています。

リパーゼは脂肪を分解してくれる酵素です。
この酵素は次にご紹介するカリウムを始めとするミネラルと相性が良く、ミネラルを同時に摂取することにより活性化する性質があります。

また、空腹時や運動時に活性化する性質があるため、運動前に摂取するとより脂肪を燃焼させる働きを高められます。

カリウム

カリウムには体内の水分を調節してくれる働きがあります。
無駄な水分を体外へ排出してくれる働きがありますから、むくみや水太りといった症状がある方にオススメです。

体内ではリパーゼとタッグを組んで脂肪燃焼を効率化してくれます。
血圧を一定に保つ働きもしてくれますから、血管のダメージを防ぎ血流の正常化に役立ってくれます。

その結果、水太りで悩んでいる人には体重減少にダイレクトに効果がありますし、血流の改善は運動効果を高めてくれます。

これら以外にも紹介しきれないほど数多くの栄養素がダイエットを助けてくれます。
1日1個を大切に食べたいですね。

効果を出すアボカドダイエットのやり方

アボカドダイエットのやり方は非常に簡単です。
というのも、1日1個のアボカドを食事の前に食べるだけで、この方法が今では主流です。

しかしながら、1日1個と考えるとすぐに終わってしまいそうなイメージを抱くかもしれませんが、実はアボカドを1食において1個食べるというのは結構なボリュームです。

カロリー換算にしてみると1個あたり約223kcalとかなり高く、まず1個を1食で食べること自体が高いハードルになりかねません。
1日に3食を規則正しく食べている方は、1個のアボカドを1食で食べようとせず、いくつかに切って分けて食べる方法が理想的です。

アボカドを半分に切り、それを輪切りに薄くスライスした場合、1枚当たりのカロリーは9kcal程度にまで調整できます。
あとはそれを朝昼夕分に取り分け、それぞれの食事前に食べるだけです。

他の油と混ぜてはいけない

アボカドダイエットで1つ注意点があります。
それは食べるときに「他の油と一緒に食べない」という点です。

とりわけマヨネーズはカロリーが高く、アボカドと味の面で大変相性が良いのですが、ついつい食べすぎてしまい、ダイエットにはかえって逆効果になってしまうリスクがあります。

ダイエット時にオススメの食べ方は「わさび醤油」を浸けて食べる方法です。
お刺身のような食べ方ですが、カリフォルニアロールのような寿司にも合うことを考えると納得できます。

一口サイズにカットしたアボカドを美味しく頂けますのでおすすめです。

より栄養価を高める方法として「ぬか漬け」にする方法もあります。
自分専用のぬか床をお持ちの方は試す価値ありです。

以下にぬか漬けを作る際のレシピ的なものとその要点をご紹介します。

  1. アボカドは皮に塩をふって、農薬を洗い流すためよく洗う。
  2. 二つに割って種を抜く。
  3. 切った表面を下にしてぬか床に付ける。
  4. 冷蔵庫に入れて1~2日程度漬けておき、柔らかくなったら食べる。

食べる際には皮をむいて、自分の好きな大きさにカットして食べます。
うまく漬かるとその味はまさにチーズのようです。

人によって味の評価は分かれるところですが、栄養面ではぬか床が持つビタミン類を吸収しているのでさらに栄養価が高くなります。
ぬか床をお持ちの方はぜひ試してみてください。

美味しいアボカドの見抜き方・選び方

アボカドを選ぶときに考えたいのは「どんなアボカドが美味しいか」です。
店でしか食べた事がない方は知らないかもしれませんが、実はアボカドは正しく選べば美味しく、間違って選べば味が劣ってしまうほど見抜く目と選び方が大事です。

あまりにも未熟だと青臭くて美味しくありませんし、熟し過ぎると足が早くて食べる時期を考えなければなりません。
選んだアボカド自体が美味しいかどうかも重要です。

アボカドの皮の色やヘタを見る

アボカドが熟しているかどうかをどう見極める方法としては、皮の色を見ましょう。
未熟なものは皮が明るい緑色をしていますが、熟成が進むにつれて茶色くなっていきます。

美味しいアボカドを食べるには「熟れ過ぎず・未熟過ぎず」食べごろのものを選ぶ必要がありますので、理想的な色としては「深緑色」のアボカドを選ぶとバランスが良くおすすめです。

ただ、買いだめし食べていくといったような、長期間保存する前提で選ぶ際には明るい緑のものを選んでおいても支障ありません。
茶色になり、押して窪む程度の柔らかさになれば食べ頃になりますから、それまでは常温で保存しておきましょう。

また、アボカドのヘタ・皮にも注目してください。
もしもヘタの周辺が黒ずんでいたり、ヘタと皮の間に隙間があるものはあまり美味しくありませんから、買う前に気を付けて見るようにしましょう。

アボカドダイエットの注意点

アボカドダイエットにも注意点があります。
それは「アボカド自体のカロリーは高い」という点です。

3食に分けることで1食分のカロリー自体は少なくなりますが、総量自体は他の野菜に比べて多くなるため、食べ過ぎには注意が必要になります。
アボカドを食べる際はこの点を踏まえ、食事は腹八分目に抑えるのが賢明です。

また、アボカドダイエットを成功させるには他のダイエットと並行して行うとより効果的です。
具体的には有酸素運動となるウォーキングや自転車など、汗をかく運動を最低20分以上行うとより効果を高められます。

成功者であるデヴィ夫人についても、もともと美を追求するスタンスをお持ちで、生活習慣や食生活に気を配ったうえで好結果を出されたということですね。

口コミによるとやはりアボカドを食生活に取り入れただけではなかなか結果に結びつかないという報告が多いようです。
この点を踏まえ、日常生活に簡単な運動を取り入れるよう心がけましょう。

ウォーキングダイエット

自転車ダイエット

ウォーキングや自転車であれば普段の移動を変えるだけでも実践できますし、それ自体でダイエットメニューとしても成り立つものですから、合わせて行えば効果的です。

アボカドダイエットのまとめ

アボカドに含まれる栄養素は豊富であり、一番多い成分の脂質でさえダイエットに味方してくれる優れものです。
取り入れ方も1日1個のアボカドを摂取するという簡単な方法で実践しやすいというメリットがあります。

ただし、食べる際には他の油分を摂取しないことや、効果を高めるために他のダイエット方法を取り入れるなどの注意点もあります。
アボカドが好きな方は食べ過ぎにも注意です。

栄養価の高さはダイエットの弊害である肌荒れや栄養の偏りを防いでくれます。
食べる適量を守って美味しくダイエットを成功させましょう!

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