食べ物系ダイエット

寝ているときにエネルギーを消費?
はちみつを寝る前に摂って効率良く痩せよう

ハチミツと言えば、くまのプーさんなどでもお馴染みですが、その甘さと栄養価から、どちらかというとダイエットの補助的な役割を担う立ち位置でした。

しかし、そんな補助・脇役としての役割が多かったはちみつですが、イギリスではちみつを主役にしたダイエット方法が紹介されるや否や、一躍人気・注目を集めるようになりました。

もともと色々な用途に使われていたはちみつですから、ダイエットにも良さそうというイメージはあるかもしれません。
今回は、そんなはちみつを使った「はちみつダイエット」のご紹介です!

はちみつダイエットとは

はちみつダイエットは、寝る前にはちみつを摂取することで、減量効果を狙うダイエット方法になります。
夜寝る前に食べ物を食べること自体が、多くのダイエット方法においてはタブーとされていますが、はちみつについては例外と言えるのです。

実はこのはちみつダイエットは最初にも書いたように日本でよりも、海をわたったイギリスで紹介された事もあり海外で人気が高い方法です。
もちろん、今はネット社会という事もあり、それが瞬時にわたり日本でもジワジワと人気は出てきて実践する人が増えてきました。

はちみつダイエットの発案者や成功した人

はちみつダイエットは、イギリスの薬剤師「マイク・マッキネス」さんが考案したダイエット方法です。
10年にわたり肝機能を調べる中で開発されたダイエット方法で、日本でも翻訳され、書籍も発行されています。

2週間で-2kgの減量に成功したという声もあり、イギリスでも評判です。
翻訳者の芳賀靖史さんも、はちみつダイエットを継続することでおよそ-17kgの減量に成功しています。

ただ体重が減ったというのではなく、中性脂肪も正常値を保っており、効果は折り紙付きと言えます。

意外な口コミとして取り上げられていたのが「睡眠の質が上がった」というものです。
この効果についてもう少し紐解いていきましょう。

はちみつダイエットは実は別名「冬眠ダイエット」とも呼ばれ、睡眠の質がダイエットの成功のカギを握る大事な要素になります。
詳細はやり方の項目で紹介しますので簡単に言うと、冬眠中の動物と同じメカニズムを使ってダイエットしているのです。

冬眠中の動物たちは、何も食べずに眠り込み、体内に溜め込んだ脂肪を燃焼させて命をつないでいます。
このような、睡眠中に体脂肪を燃焼させるメカニズムを応用したダイエットが、はちみつダイエットなのです。

就寝直後から数えて約4時間は、眠りがもっとも深い時間帯で、身体の修復活動が活発になります。
言い換えれば、この時間帯を大切にすることで成長ホルモンの分泌が促されることになります。

成長ホルモンの積極的な分泌によって、体脂肪をエネルギー源にして骨や皮膚の細胞を修復していきます。

脳自体にエネルギーを蓄える機能が無いため、エネルギーを体内に貯めているのは肝臓です。
しかし、肝臓に蓄えられるエネルギー自体は75g程度と少量のため、2~3時間で枯渇する計算になります。

すると脳が成長ホルモンを分泌するためのエネルギーが不足してしまうため、足りないエネルギーを骨・筋肉を分解して作ることになります。

ダイエットを継続する場合、痩せるためには食事量を制限する必要性に迫られますが、夕食を食べずに寝るなどの行為はかえって成長ホルモン分泌の妨げになっているリスクもあるのです。

とはいえ、夜に食べ過ぎてしまってはダイエットには逆効果のため、肝臓を働かせるために適量のの糖質を摂取する必要があります。
はちみつは、ダイエット中の栄養バランスを補いつつ糖質を補給できますから、このようなニーズを満たしてくれるのです。

その結果、成長ホルモンの効果で体力が回復し、寝覚めが良い感覚を味わうことができるのです。

はちみつダイエットは睡眠も鍵!正しいやり方

先ほど書いたように、はちみつダイエットは少しいわゆる一般的なダイエットとは異なります。
ただ何かを食べたり体を動かすという事ではなく、睡眠も鍵の1つになってきます。

以下に、基本的なやり方について説明していきますのでしっかりチェックしておきましょう。

寝る1時間前にはちみつを摂取する

はちみつを夜に摂取する理由は、はちみつを寝る前のタイミングで摂取することにより、成長ホルモンの働きを促進させるためです。

成長ホルモンは、脳の下垂体から分泌されており、副交感神経が優位になっている状態のときに多く分泌されます。
具体的には、夜間・睡眠中に多く分泌される特徴があるのです。

成長ホルモンが分泌されることにより、ストレスや疲労によってダメージを受けた人間の身体が修復されます。
このとき、成長ホルモンの働きにより体脂肪をエネルギーに変え、身体の修復を行っているのです。

成長ホルモンの正常な分泌には、そもそもホルモンを分泌する役割を果たす脳にエネルギーを送ることが必要になります。
具体的にはブドウ糖などのエネルギーです。

脳のエネルギー源には、肝臓内に貯蔵されたブドウ糖が使われています。
しかし、ブドウ糖が十分に貯蔵されていなければ、そもそも脂肪を燃やすための着火エネルギーが足りなくなり、結果的に脂肪を燃やす働きが妨げられてしまうのです。

これを防ぐためには、寝る前に十分なブドウ糖を肝臓に補給する必要があります。
睡眠時の成長ホルモン分泌をサポートするため、良質の糖分を取り入れる必要があるのです。

はちみつは果糖と呼ばれる糖分が豊富です。
果糖は、直接肝臓に貯蔵される性質があるため、成長ホルモンを働かせる作用につながりやすい特徴があります。

糖分と一口に言っても多くの種類がありますが、はちみつはダイエット向きの糖分と言えるのです。

加熱されていない天然素材のものを選ぶ

一般的に販売されているはちみつには、色々な種類があり、当然その価格や品質はバラバラです。
言い方を変えると、販売されているはちみつは、必ずしも純粋なはちみつだけではないという事を知っておく必要があります。

甘さを強めるため、人工甘味料や糖分を含んだ「加糖」のはちみつや、製造工程の中にはちみつを加熱する工程が含まれているものがあります。
加糖がダイエットに問題があるのは言うまでもありませんが、はちみつを加熱することが問題というのはどういうことでしょうか。

実は、はちみつには多くのビタミン類が含まれているのですが、そのほとんどは加熱することで力を失ってしまうのです。
はちみつをダイエット目的で摂取する場合は、加熱工程の無い天然素材のものを選びましょう。

しっかり寝る

睡眠など日常生活がダイエットにいかに重要かは今更語る必要性はないかもしれませんが、はちみつダイエットに限って言えば、やはりこの寝るという事は関係がより強くなってきます。

そもそも成長ホルモンを分泌させるためには、しっかり寝ることが必要です。
十分な睡眠時間を確保するためにも、最低6時間以上は眠る必要があります。

成長ホルモンが特に分泌される時間というものがあり、この時間帯は通称ゴールデンタイムと呼ばれています。

一般的には午後10時から午前2時までの間を指すと言われてきましたが、研究が進むにつれて、ゴールデンタイムは特定の時間帯ではなく睡眠サイクルのタイミングを指すようになりました。

具体的には、寝入りばなが肝心で、どれだけ早いタイミングで熟睡できるかが成長ホルモンの分泌量を左右するのです。
睡眠に至る際に、最初の段階からよく眠れることが大切なため、就寝3~4時間前には食事を済ませ、40℃前後のお風呂に入ってゆったりした雰囲気を作りましょう。

はちみつダイエットは寝る前に食べて、成長ホルモンの働きを促進させなければならないので、この睡眠は非常に大切になってくるのです。

はちみつに含まれている、ダイエットに有効な栄養素や成分

はちみつには、糖質以外にもダイエットに有効な栄養素が含まれています。
以下に詳細をご紹介していきます。

ビタミンB群

代謝にコミットするビタミンで栄養素の代謝をサポートしてくれます。
はちみつには主にビタミンB1、B2、ナイアシン(B3)などが含まれています。

ビタミンB1は糖質、B2は脂質、ナイアシンはアルコールの分解に貢献します。
はちみつダイエットにおいて特に重要なのはビタミンB1・B2で、糖質や脂質をきちんとエネルギーにするためには欠かせません。

はちみつのみならず、普段の食事においても積極的に摂取したい栄養素です。

ミネラル

はちみつには多種多様なミネラルが含まれています。
一つひとつは微量ではありますが、幅広く含まれているため、栄養バランスを整える意味ではとても重要な役割を担ってくれます。

はちみつに含まれているミネラルは全て、身体に必要な「必須ミネラル」に該当します。
そのため、同じ甘いくくりでの砂糖をなめるよりも、はるかに有用な甘味料と言えるのです。

亜鉛やマグネシウムといった、現代では意識して摂取しないと不足するおそれのあるものも含まれているため、ダイエット以外でもはちみつは重宝します。

アミノ酸とポリフェノール

はちみつには、筋肉などを構成する要素の1つ、アミノ酸も含まれています。
たんぱく質は、体内でアミノ酸に分解されたあと、それぞれの箇所の部品として用いられるようになってから再合成される性質を持ちます。

たんぱく質はダイエットに重要ですが、食べる量や質・調理法などを考えると、かえってダイエットの妨げになります。
その点、少量でアミノ酸を補給できるはちみつは、ダイエットのサポート役として最適です。

また、抗酸化作用を持つポリフェノールも種類豊富なため、身体の中で活性酸素が発生するのを防いでくれます。
活性酸素は老化など多くの問題の元凶となりますが、脂肪を燃焼させにくくする働きも持っているため、発生をくい止めるにはポリフェノールの摂取も有効です。

はちみつダイエットで得られる効果や継続するメリット

はちみつダイエットで得られる効果は実は多岐に渡ります。
しっかりと継続することでどのようなメリットをもたらすのか、以下に詳細を紹介しておきます。

美肌効果

はちみつを毎日少量ずつ身体に取り入れることで、お肌の状態が改善する場合があります。
これは、はちみつに含まれているビタミンCなどの効果と言われています。

ビタミンCは、肌にツヤ・ハリを与えるコラーゲンの合成を助ける働きがあるため、皮膚のシミ・シワ防止や、肌のダメージを回復させる役割をサポートします。

免疫力の向上

純粋なはちみつには、ミツバチがはちみつを作る際に集めた栄養素がそのまま生きているため、多くの酵素が含まれています。
ビタミンCの効果とあいまって、免疫力の向上が見込めます。

具体的には、風邪・インフルエンザなどの万病のもとを身体から追い出してくれるのです。
抗菌・抗炎症作用も期待できますから、口内炎・虫歯・歯周病予防にも効果があります。

疲労回復

はちみつにはアミノ酸が豊富に含まれており、身体のダメージを素早く修復してくれます。
睡眠中の成長ホルモンの分泌促進効果と合わせて、身体の疲労を回復してくれます。

はちみつ自体が糖質そのものでもあるため、体内に入ってからすぐに栄養が吸収されるという利点もあります。
アスリートの栄養補給などに利用されることもあるくらいですから、心底疲れたときこそ、はちみつを積極的になめましょう。

はちみつダイエットの効果をより高める方法と注意点

はちみつには豊富な栄養分が含まれていることがわかりました。
それでは、その効果をより高めるためには、どのようなことに気を配るべきなのでしょうか。

以下に詳細をご紹介していきます。

食べる量は大さじ1杯

はちみつダイエットを行う際は、大さじ1杯が基本になります。
あくまでもダイエットに使用するものですから、何杯でも食べてよいものではありません。

過剰に摂取することで、かえって太ってしまったという報告もあります。
脂肪を燃やすスイッチとして使用することを念頭に、はちみつを摂取するようにしましょう。

夕食は寝る3~4時間前に食べる

寝る前に食べ物を摂取するのは、はちみつダイエットを妨げる原因になります。
胃腸が寝ている間に働いてしまい、睡眠導入がスムーズにいかなくなるリスクがあるためです。

消化が寝ているうちに進みますから、エネルギーも脂肪として身体にストックされやすくなります。

また、夕食として食べる料理や食材にも注意が必要です。
糖質・脂質を摂取し過ぎると、消化が悪くて眠りの質を下げるだけでなく、脂肪がそのまま身体に蓄積してしまいます。

消化の良いものを、寝る3~4時間前に摂取するようにしましょう。

偏りの無い食生活を

ダイエット中に食べるジャンクフードやコンビニ弁当などは、それだけを食べるような生活をしていると、カロリー上は問題無かったとしても、栄養のバランスを著しく損ないます。

そのため、極力偏り無く栄養素を摂取するために、自炊を基本とした食生活に改めましょう。

はちみつダイエットのまとめ

はちみつダイエットは、寝る前にはちみつを摂取するダイエット方法です。
大さじ1杯のはちみつを寝る前に摂取することで、肝臓の機能を高めて脳にエネルギーを送り、成長ホルモンを分泌させるというメカニズムになります。

冬眠をする動物たちの生態からヒントを得たダイエット方法になりますから、身体に負担の少ないダイエット方法と言えます。

実践にあたっては、はちみつを寝る前に摂るだけのため難易度は究極に低いと言えます。
しかしながら、成果を出すためにはそこに睡眠という生活リズムを整える要素も重大な役割を担ってきます。

取り組む際は、夕食の量や食べる時間にも注意して、食べ過ぎないように、そして睡眠にも意識しながら実践していきましょう。

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