飲み物系ダイエット

普通のお酢が苦手な方におすすめしたい
フルーティーな味で舌に優しいリンゴ酢ダイエット

お酢と聞くと苦手意識を感じる方も多かったりしますが、実はお酢にも色々な種類があります。
そのため、お酢の種類によって味や風味も変わってくるため、一般のお酢では無理という方でも、今回紹介する「リンゴ酢」であれば難なく飲めるという方も多くいます。

実はこの「リンゴ酢」というのは、その爽やかな後味から、様々な調味料・清涼飲料水にも含まれているのです。

そんなリンゴ酢にも、ダイエット効果があることが分かっています。
今回はお酢の中でも「リンゴ酢」を使った、リンゴ酢ダイエットを紹介してみたいと思います。

リンゴ酢ダイエットとは?基本的なやり方

リンゴ酢ダイエットとは、リンゴ酢を毎日飲む、もしくは料理に使って摂取することによって、減量効果を狙うダイエット方法です。

食事制限と必ずしもセットで行う必要はないというのが大きな特徴の1つでもあり、毎日リンゴ酢を何らかの形で摂取するだけの方法で非常に手軽です。
そのため、食事系のダイエットとしては比較的簡単に取り組める方法の1つです。

以下に詳細を紹介しておきます。

1日30mlの摂取を目安にして、リンゴ酢を飲む

実際にリンゴ酢を料理・飲用で摂取する場合、摂取量の目安は1日30mlでこれはしっかり守ってください。
もし料理に使用する場合は、その味わいを活かしてドレッシングなどに用いるのもおすすめです。

もちろん、フルーティーな味わいを楽しみたい方は、そのまま飲用するのも良い方法です。

市販のリンゴ酢ドリンクなど、既製品を飲用する場合は飲み過ぎない

リンゴ酢をベースに飲みやすく作られた、リンゴ酢ドリンクという飲み物があります。
この飲み物は清涼飲料水扱いとなっているため、はちみつやりんご果汁を加え、お酢が苦手な方でも飲めるようにした飲料です。

残念ながらりんご酢自体は希釈されているため、飲用について特に上限となる用量は記載されていないものが多いです。

しかしながら、飲み過ぎても摂取カロリーを増やすだけですから、飲む際はお腹に負担がかからないよう、自分の適量を意識しましょう。

アレンジを工夫するとさらに飲みやすくなる

リンゴ酢はお酢の種類の中でもかなりマイルドな酸味で、爽やかな味わいのため、多くの方が抵抗を感じずに摂取できる味に仕上がっています。

しかし、人によってはどうしても酸味が苦手で、抵抗を感じる方もいます。
リンゴ酢ドリンクなどの製品も、酸味自体が消えているわけではないため、やはり酸味を苦手とする方には辛いところです。

このようなケースの場合、リンゴ酢を何らかの形で割ることで、より酸味を抑えて美味しく飲めます。
フルーツの成分が含まれるリンゴ酢に牛乳を合わせれば、口当たりまろやかにカルシウムを補給できますし、はちみつを混ぜると、さらに甘みが増して飲みやすくなります。
はちみつダイエット

甘いものが苦手な方は、無調整豆乳で割ると、酸味だけを抑えて飲めます。
より栄養価の高い飲み方を考えるのであれば、市販の野菜ジュースと混ぜて飲むのもオススメです。

コップ1杯(200cc)にお酢を15ml~30ml(大さじ1~2杯)で割ることで、そのまま飲むよりずっと美味しく飲めます。
ただし、牛乳だけは120cc程度にとどめた方が、カロリー摂取の面では有利です。
牛乳ダイエット

そもそも「リンゴ酢」とは?他の酢との違い

リンゴ酢は、名前から察するにリンゴに縁のあるお酢であることは分かります。
しかし、一般的なお酢とはどのような違いがあるのかを、下記にまとめています。

原材料はリンゴの果汁

日本人にとって馴染みがあり、コンビニなどでも見かけるようなお酢は、穀物を原材料として作られているお酢がほとんどです。
米・小麦・酒粕・コーンといった、幅広い穀物を使って醸造しています。

これに対してリンゴ酢は、リンゴの果汁をアルコール発酵させたのち、酢酸発酵させたお酢のことを言います。
どちらかというと海外で主要な調味料として用いられていた歴史があり、アップルビネガー、シダービネガーなどとも呼ばれます。

実際、日本ではお酢と言えばあの酸っぱい酸味のある酢をイメージしますが、アメリカでお酢と言えばこのリンゴ酢を指すほどです。
香りはさすがリンゴ果汁を原材料としているだけあって、とてもフルーティーです。

さっぱりとした味わいから、ドレッシング代わりに利用されたり、自作ドリンクの材料にする方もいます。

色は薄い黄色~茶色までいろいろ

リンゴ酢に限らず、お酢は発酵後に熟成期間を増やすことによって、その色合いも変わります。

一般的には年数を重ねるごとに色が濃くなり、味はまろやかになります。
リンゴ酢自体はさっぱりとした後味になりますから、どの色を選んでも酸味がきついものは少ないようです。

穀物を原材料としていないため、酢酸が多いがアミノ酸はほとんど含まれていない

穀物を原料としたお酢には、アミノ酸が含まれています。
特に黒酢は長い熟成期間を経て、多くのアミノ酸が生まれています。

それに比べるとリンゴ酢は、原材料として穀物を使用していないため、アミノ酸はほとんど含まれていません。
しかし、その代わりに酢酸が多く含まれていて、酢酸は、体脂肪が身体に溜まるのを防いでくれます。

効果のある成分は違えど、ダイエットに効果があるのは一般的なお酢と同様ですから、安心して飲用できます。

リンゴ酢が持つダイエットに有効な栄養素

果汁から生まれたリンゴ酢には、果たしてどのような栄養素が含まれているのでしょうか。
以下に、ダイエットに有効な栄養素をご紹介していきます。

リンゴ酸

リンゴが持つ酸味の成分です。
リンゴ果汁から作られたお酢ということもあり、リンゴ酢にも含まれています。

大きな効果としては、疲労回復効果があります。

人間の身体を動かすメカニズムの1つに「クエン酸サイクル」というものがあります。
食物を摂取した後、その中に含まれている栄養素は体内に取り込まれる過程で、様々な酸に変化していきます。

最終的にクエン酸となり、その分解の過程においてエネルギーが発生します。
現代人は仕事の忙しさなどから、ストレスや食生活の偏り、自分の体力を無視した激しい運動によりクエン酸回路の動きをにぶくする傾向があります。

回路の働きが妨げられると、疲労の元となる成分が代謝されないまま筋肉や脳に残り、疲れを誘発します。
リンゴ酸が体内に摂取されることで、クエン酸サイクルが活発になり、疲労回復を促進してくれます。

ダイエット中は運動を取り入れたい機会が多くなるため、運動効率を高める点からも、積極的に摂取すべき栄養素です。

他には、血液のph値を弱アルカリ性に保つ働きをしてくれます。
血液の良いコンディションを保つには、ph7.4程度の弱アルカリ性の状態が望ましいとされています。

酢酸

リンゴ酢の主成分であり、最も多く含まれる酸の成分です。
酢酸自体は、リンゴ酢に限らずお酢には含まれていますが、含有量は黒酢よりも上です。

お酢を代表する栄養素であり、ダイエットにおいては重要な成分となります。

人間の体内では空腹時に体脂肪が分解され、満腹時には脂肪が活発に合成されるという特徴があります。
脂肪・炭水化物の摂取が過剰となると脂肪が蓄積され、肥満や肥満を原因とした様々な病気を引き起こす可能性があります。

そのため、適度に脂肪を燃焼させることが必要で、酢酸はその手助けをしてくれるのです。

実は、酢酸自体は人間の体内でも作られています。
そのタイミングは、肝臓が脂肪酸を分解したときです。

分解された脂肪酸は、ケトン体という物質と酢酸に分解されるのです。
ケトン体・酢酸ともに、身体を動かすための燃料として用いられる性質があります。

よって、食事から酢酸を摂取した場合も、燃料としての役割を担ってくれます。
脂肪肝などの症状を抑制し、体脂肪が身体に溜まらないように代謝を促進してくれます。

有機酸

先にご紹介したリンゴ酸も、広い意味では有機酸の一種ですが、リンゴ酢にはそれ以外にも数多くの有機酸が含まれています。

果実に多く含まれており、リンゴ果汁を原料とするリンゴ酢にも含まれています。
腸内環境を整えたり、悪玉菌の発生を抑制する働きがありますから、便秘の解消に効果が期待できます。

リンゴ酢ダイエットを続ける効果やメリット

リンゴ酢ダイエットを続けていくと、どのようなメリットがあるのでしょうか。
以下に詳細をご紹介します。

血糖値が急激に上がるのを防ぐ

ダイエットだけでなく、生活習慣病の観点からも放っておけないのが血糖値の問題です。

ご飯を食べたりして血糖値が上がると、すい臓からインスリンが分泌されます。
インスリンには血糖値を下げる働きがあります。

血糖値が下がるメカニズムは、血液中の糖をインスリンが脂肪に変換することで、脂肪を身体に蓄積するというものです。
血糖値がいきなり上がると、このメカニズムが迅速に働き、その結果脂肪が溜まりやすくなるのです。

リンゴ酢には血糖値の上昇を緩やかにしてくれる働きがありますから、結果的に糖を脂肪に変換する働きを抑制してくれます。
糖尿病と肥満のリスクを減らしてくれる2つのメリットが期待できます。

高血圧・むくみ予防

リンゴ酸にはカリウムが豊富に含まれています。
これは、リンゴ自体にカリウムが多く含まれていることの名残です。

カリウムの特徴として、体内の水分量を調整する役割があります。
現代人の多くは塩分過多になりがちであり、高血圧を引き起こす一因とも言われています。

しかし、カリウムを摂取することで、血液中の塩分濃度を調整してくれます。
塩分濃度が調整された結果、体内において過剰と判断された水分が排出されます。

塩分があるおかげで、人間の身体は日常生活に必要な水分を体内に残したまま生活できるわけですが、過剰にあるとむくみの原因にもなります。
こうして、体内の血圧を一定に保ちつつ、不要な水分を排出する働きをしてくれます。

ビタミンCを吸収しやすくする

ビタミンCはダイエット中だけでなく、日常でも欠かせない栄養素の1つです。
特に美肌をダイエット中も維持したい方にとっては、食事制限や運動中であっても積極的に取り入れたい栄養素です。

リンゴ酢には、ビタミンCを破壊する酵素の働きを抑えたり、ビタミンC自体の吸収率を高める効果があります。
独立行政法人の【農業・生物系特定産業技術研究機構 果樹研究所】より、平成11年にある研究結果が報告されました。

内容は以下のようなものです。
まず、被験者14人(平均45才)に、1日1.5~2個(360~480g)のリンゴを3週間毎日食べてもらったあと、血液中のビタミンCを測定しました。

また、リンゴを食べない期間を前後各2週間もうけ、リンゴ摂取期間と比較しました。
その結果、リンゴを摂取すると、血液中のビタミンCが摂取前より34%増え、摂取を中止すると減少するという現象が確認されました。

このように、リンゴにはビタミンCを吸収しやすくする働きがあることが分かっています。
その効能をリンゴ酢も受け継いでおり、ダイエット中の身体のメンテナンスに有効に働いてくれます。

リンゴ酢ダイエットの効果をより高める方法

リンゴ酢ダイエットの効果を高めるには、お酢を摂取することにより高まった、脂肪燃焼効果を活用する必要があります。
そのために最も重要なことは「運動」を簡単でいいから取り入れることです。

通勤で公共交通機関を使用している方であれば、会社までの1駅前で降りてそこから歩くだけでも違います。

近場の通勤であれば、通勤手段に自転車を使う方法もあります。
自分が継続しやすい方法で運動することで、脂肪が燃焼しやすい状態のまま身体を動かすことが可能になります。

もちろん、時間を作ってウォーキングやジョギングに取り組むのも良い方法です。
しっかり汗を流すことで、体内の脂肪が燃えていることを実感できます。

いつリンゴ酢を摂取するのが良いか

ここで注意すべき点は、リンゴ酢をいつ摂取するのかです。

理想的な時間帯は、食事中もしくは食後です。
これは、食べ物が消化されているタイミングで有効成分を働かせるためです。

その後、胃が落ち着いた30~40分後から、運動を開始するのが効率的です。
空腹時に飲用すると、かえって胃に負担がかかる場合がありますので注意してください。

お酢を使ったダイエット紹介

お酢を使ったダイエットは数々あり、似ているもののそれぞれ特徴なども異なります。
下記にお酢を使ったダイエット法をまとめていますので、まとめてチェックしておきましょう。

リンゴ酢ダイエットのまとめ

リンゴ酢ダイエットは、食事中もしくは食後にリンゴ酢を摂取するダイエット方法です。
原材料がリンゴ果汁ということもあり、お酢の中では飲みやすい種類になります。
脂肪燃焼だけでなく、お肌の調子や血糖値など、健康に関わる栄養素も豊富に含んでいます。

お酢が苦手な人にこそ、一度取り組んでほしいダイエット方法です。
自分に合った飲み方を見つけて、気軽に続けてくださいね!

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