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寝転がるだけでダイエットできる時代が来た!?
ストレッチポールダイエットのやり方・効果・メリット
今では定番な健康器具の1つになってきた「ストレッチポール」
フィットネスジムだけで無く、家に1つ、2つあるというような家庭も増えてきました。
それくらいに今の時代、多くの人が健康に気を遣っている時代でもあります。
ストレッチポールは、そういった家庭での健康促進のための代表的でもあり、起爆剤となったといってもよいアイテムの1つです。
実際、その効果や口コミはどんどん広まり、多くの人から高評価を得ていますし、プロのアスリートたちの体幹トレーニングや体メンテナンスにも使われるほどの器具になっています。
そんな健康器具のため、あまりダイエットに関連がないと思われがちですが、ダイエット方法は、時が経つにつれてどんどん洗練されています。
食事制限と運動による一律のダイエット方法にこだわる人は少なくなり、自分に向いたダイエット方法を探す人が増えてきています。
そして、ダイエット方法の進化により、とうとう寝転がるだけでダイエットに効果があるとされる方法が見つかりました。
もちろん、寝転がると一口に言っても、ただ寝ていれば痩せるわけではありません。
寝転がりながら今回のテーマでもある「ストレッチポール」を使うのがポイントなのです。
今回は、運動嫌いの人でも寝転がるだけでダイエット効果が期待できる、「ストレッチポールダイエット」について紹介してみたいと思います。
ストレッチポールダイエットとは
ストレッチポールダイエットとは、別名寝転がりダイエットとも呼ばれ、ストレッチポールの上に寝転がって身体をごろごろと動かす方法です。
一見すると、減量に必要な運動ができているとは思えないのですが、このダイエットは「寝転がる」という動作がポイントになっています。
正しい体勢でストレッチポールを使って寝転がると、肩甲骨周りにある「褐色脂肪細胞」に刺激を与えられます。
そして、ストレッチポールダイエットの大事な点は、この褐色細胞の働きを良くすることです。
一般的に脂肪細胞と聞くと、肥満の原因になる悪い細胞というイメージが強いでしょう。
しかし、脂肪細胞には大きく分けて2種類があり、それぞれ「白色脂肪細胞」・「褐色脂肪細胞」と呼ばれます。
脂肪を体内に蓄積する働きを持っているのが白色脂肪細胞で、体内で脂肪をエネルギーとして消費する役割を果たすのが褐色脂肪細胞です。
この褐色脂肪細胞は、身体の部位で言えば首や肩甲骨周りに多く存在しています。
そのため、ストレッチポールに寝転がりながら肩甲骨周辺を刺激したり、柔軟性を持たせたりすると、身体の可動域が広くなって褐色脂肪細胞がスムーズに働けるようになります。
ストレッチポールに寝転がるのは、身体により効率良く脂肪を燃やしてもらうために行う、エクササイズの一種なのです。
ストレッチポールダイエットの成功者・口コミは?
ストレッチポールダイエットは、ある女性がダイエットに成功した事例から広まったと言われています。
オーストラリアに留学した日本人女性が、ハイカロリー・ハイボリュームな食生活に慣れてしまい、留学前に比べて体重が30kg増えてしまったことが始まりです。
彼女は、たまたま現地のテレビでストレッチポールを知り、肩甲骨を刺激するエクササイズに取り組みながらダイエットを続けたところ、増大した重さと同じ30kgを1年間で減らすことに成功しました。
この成功例が日本のメディアでも紹介されたことで、ストレッチポールをダイエット目的で使うユーザーが増えたのです。
実際にストレッチポールダイエットを続けている方の口コミでは、身体がぽかぽかするようになったという声が多いようです。
血行が良くなったことで、結果的に代謝が向上しているものと考えられます。
また、肩こりに悩んでいる方・骨盤や肩甲骨のゆがみが気になる方の中には、ストレッチポールを使ったエクササイズをするだけで、翌日のコンディションが全然違うと感じる方もいるようです。
その反面、大幅な減量をストレッチポールダイエットのみで実現したという方の声は聞かれなかったため、成果を挙げるには何らかの運動を併用する必要があると言えるでしょう。
ストレッチポールダイエットのやり方・取り組み方
ストレッチポールを実際に行う場合、どのような手順で寝転がるのでしょうか。
以下に、ストレッチポールを使った基本的なエクササイズについてご紹介します。
まずはストレッチポールを背にして寝転がることから始めよう
ストレッチポールを使ったエクササイズを行う前に、まずはストレッチポールの上で安定して寝転がることができる体勢を整えなければなりません。
以下に、基本的な姿勢と動き方をご紹介します。
基本的な姿勢
- ストレッチポールを横に倒し、ポールの端にお尻を置いて座る。
- ひざを曲げて身体を後ろにゆっくり倒していき、ストレッチポールの上に仰向けで寝そべる。※このとき、腰が浮いて違和感がある場合は、頭にタオルなどを敷いて腰の高さを調節する。
- 両手を広げ、床に置く。
基本的な身体の動かし方(ウォーミングアップ)
- 足を肩幅に開いたら、身体を左右に小さく揺らす。このとき、胸の筋肉に力を入れないよう意識すること。
- 揺らすのに慣れてきたら、次は腰だけを意識して揺らす。
- 余裕があれば、両手を肩の位置に上げて、肩を揺らしてみる。
- この動きがスムーズにできるようになったら、手を動かす。
この基本動作を無理なくできるようになれば、身体の各部位を鍛えるようなエクササイズもやりやすくなります。
肩甲骨の柔軟性を高めるエクササイズ
褐色脂肪細胞の働きを高めるためには、肩甲骨の柔軟性を高めるエクササイズを取り入れることが大切です。
基本の動きに慣れてきたら、肩甲骨周りを柔らかくしてくれるエクササイズを行ってみましょう。
ポイントは、指先・腕の力を抜くことにあります。
- ストレッチポールに寝転がり、両手を天井に向かってゆっくりと持ち上げていく。手の位置はおへその真上あたりをイメージする。
- 指先が天井の真上に引っ張られていくように、手を伸ばしていく。
- 肩の力を抜いて、ゆっくりと下に手を降ろす。しかし、手を完全に床には付けず、手の指が天井に向かった状態は維持すること。※肩甲骨がストレッチポールから離れたり、沈んだりするのを感じながら行う。
- 手順2~3を10回ほど繰り返して、基本の姿勢に戻る。
力を抜いてリラックスしつつ、肩甲骨がストレッチポールをとらえたり離れたりする感覚を楽しみながら、エクササイズを行ってください。
鳥の羽ばたき運動
肩甲骨の柔軟性を高めるエクササイズがスムーズにできるようになったら、次は肩回りも含めて柔らかくしていきます。
ダイエットポールを使った運動に慣れている方の間ではよく知られている、「鳥の羽ばたき運動」と呼ばれるエクササイズをご紹介します。
ポイントとして、腕や身体を極端に伸ばし過ぎずに行うことを意識しましょう。
- ストレッチポールに寝転がり、手の甲・ひじを床につけたまま、脇を締めた状態になる。
- ゆっくりとワキを開くイメージで両腕を横に開く(上げる)。このとき、肩の高さと同じくらいの位置に手がある状態を意識する。
- 同じような速さで、ゆっくりと手順①の状態に手を戻す。
- 手順1~3の流れを5回繰り返す。
こちらも、肩甲骨や肩の動きを意識しながら行うことで、自分が今どの部位をほぐしているのかが分かるようになります。
慣れないうちは、知らず知らずのうちに腕に力がかかっていることもありますから、動かす部位に意識を集中させることを忘れないようにしましょう。
ストレッチポールダイエットを続けるメリット
ストレッチポールダイエットを続けていると、心身にどのようなメリットがあるのでしょうか。
取り組むエクササイズにもよりますが、やはり身体のバランス向上に役立ってくれるメリットが大きいようです。
インナーマッスルを鍛えられる
ダイエットにおいて、インナーマッスルを鍛えることは代謝を上げるために重要です。
運動していないときの消費カロリーを増やす働きが期待できるため、しっかり鍛えておくとちょっとした運動をするだけでも脂肪が燃えやすくなります。
また、インナーマッスルは関節周辺に存在している筋肉であり、関節が正常に動くこと・正しい位置を維持することを助けてくれています。
そのため、インナーマッスルを鍛えていると、体重自体に大きな変動が無かったとしても、見た目的にスリムな体型になります。
ちなみに、内臓が正しい位置で活動するためにも、インナーマッスルを鍛えることは有効です。
臓器の位置が下がってしまうと、ぽっこりお腹の原因にもなりますし、便秘・冷え性などの原因にもなります。
しかし、普段からインナーマッスルを鍛える習慣があると、腸下がりなどの防止にもつながります。
腰痛・肩こり・首のこりを改善する
ストレッチポールを使ったエクササイズは、ダイエット目的だけでなく、身体が固まってしまうのを防ぐ役割も担っています。
身体をほぐすことにより、筋肉のこりを緩和する効果も期待できます。
ストレッチポールの上で運動すると、腰の骨や骨盤あたりに鈍い感触を感じ、骨盤に傾きがある方の中には、骨盤がもとの位置に「戻った」という感覚を覚えたという方もいるようです。
腰痛・肩こり・首のこりといった症状は、机に座っての仕事・車の長時間運転などを続けていると、本人も気付かないうちに悪化していきます。
特に、デスクワークを続けていると、ある時何かがきっかけになり、腰痛や坐骨神経痛といった症状が出てしまうことがあります。
強い痛みを感じるようになればなるほど、仕事をするのがつらいと話す方は少なくありません。
中には、椅子に座れなくなるほど症状が悪化するケースもありますから、早めの症状改善を考えている方は、ストレッチポールを使ったエクササイズに取り組んでみましょう。
リラックスできる
ストレッチポールダイエットは、寝転がりながら運動を行う方法になるため、一般的な有酸素運動・筋トレよりも心身がリラックスします。
寝そべっているときに胸を大きく開く姿勢になることから、かなり深い呼吸ができるようになるのです。
深呼吸を行うメリットは多く、副交感神経の活発化・酸素を多く取り込むことによる肉体疲労の回復・呼吸で内臓を動かすことによる体温上昇など、身体に嬉しい効果が期待できます。
心身の疲労が溜まっているとき、心が不安定になってしまいそうなときは、ストレッチポールを使ったエクササイズに没頭してみるのも良いかもしれません。
ストレッチポールダイエットの効果をより高める方法
ストレッチポールダイエットによって、効果的に体重を減らすためには、他に何をすべきなのでしょうか。
結論から言うと、せっかく脂肪を燃やしやすい身体にしようとしているのですから、有酸素運動も取り入れた方がベターです。
有酸素運動を行う場合、まずは簡単な運動からでOKです。
ストレッチポールを使ったエクササイズをウォーミングアップ代わりに行い、それからウォーキングなどの運動を行いましょう。
普段汗をあまりかかない方でも、褐色脂肪細胞を刺激すると、何となく身体が温まるのを感じるはずです。
身体がほぐれてきたら、泳ぐ際に肩や肩甲骨を大きく動かす水泳や、背中を鍛えるラットマシンなどを使った筋トレを取り入れてみるのも良いでしょう。
ストレッチポールダイエットの注意点
ストレッチポールダイエットは、器具を使用して行うダイエット方法なので、購入する前にどのような大きさのものを選ぶのか、基準を知っておくと迷いません。
そこで、いくつかストレッチポールを選ぶ際の基準についてご紹介します。
身長で選ぶ場合、155cmが1つの基準
ストレッチポールの基本的なサイズ感としては、以下の通りです。
- 長さ:約98cm
- 直径:約12~15cm
- 重量:約700~900g
このサイズのストレッチポールがフィットする方は、身長で言えば155cmを超える方が該当します。
成人であれば多くの方が条件を満たすことと思いますが、万一それよりも身長が低い方であっても、使用できるモデルがありますから安心です。
155cm以下の方向けの商品としては、ハーフカットというかまぼこ型をしたモデルもあります。
サイズ感としては以下の通りです。
- 長さ:約40cm
- 幅 :約15cm
- 高さ:約7.5cm
- 重量:約220g
全体的に小ぶりで、高さも低いため、身長に限らず初心者はハーフカットから始めるというのも良い方法です。
バランス感覚に不安のある方は、小さい・柔らかいポールを選ぶ
ストレッチポールは決して固い素材でできているわけではありませんが、だからと言って抱き枕のような柔らかさとも違います。
体重を預けられるだけの強度は備えているため、人によっては固さを感じてしまうかもしれません。
そのため、バランス感覚に自信が無い方は、念のため小さなサイズ・柔らかめのサイズを選ぶことをおすすめします。
ハーフサイズであっても、身体を支えることは十分可能ですから、身体を預けても怖さを感じない大きさのものを使いましょう。
背骨回りの筋肉の固さが気になる方はハーフサイズを
筋肉が固い状態でのストレッチは、自分のできる範囲から動かし始めないと、かえって筋を痛めてしまうリスクがあります。
そのため、何気なく身体を横に回したときなど、背骨回りの筋肉が思うように動かないと感じている方は、ハーフサイズを選ぶと安心です。
ストレッチポール自体が転がらないため、安定した状態で身体をポールに預けられます。
そのため、自分が動かしたい範囲で背中を動かす際に、腕や足などのパーツで身体を支えやすく、結果的に背中を痛めずにエクササイズができます。
また、ハーフサイズを2つ縦に並べて、自分の身長に合った配置を考えることもできます。
ポールに肩甲骨・尾骨が乗っかっていれば問題ありませんから、ホテルなどでも身体をほぐしたいと考えている方は、携帯することも想定してハーフサイズを選んでもよいでしょう。
ストレッチポールダイエットのまとめ
ストレッチポールダイエットは、ストレッチポールにより肩甲骨・首回りをほぐし、脂肪燃焼を助ける褐色脂肪細胞に刺激を与えるというダイエット方法です。
成功者の中には1年で-30kgに成功した方もいて、正しく使えば高い効果が期待できるダイエット方法と言えます。
単体で行うよりも、有酸素運動との組み合わせがプラスに働くダイエット方法ですから、背中に刺激を与える有酸素運動・筋トレなどを付け足して行うと効果的です。
自分の身体の大きさや背中の固さなどに応じて、選ぶべきストレッチポールも変わってきます。
運動全般に苦手意識を感じている方は、まずは無理のないハーフサイズから始めてみてはいかがでしょうか。
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