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あの昔やった懐かしい運動で痩せられる?
実はあのラジオ体操ダイエットが減量効果が抜群だった
ラジオ体操といえば、懐かしいと思う方も多いかもしれません。
いわば、小学生など学生の頃の風物詩ですね。
大人になった今ではあまりしている人も少ないでしょうが、当時は朝起きるのが辛かったという方も多いのではないでしょうか。
実はこのラジオ体操ですが、大人になっても十分健康管理に役立ってくれるのです。
特に、ラジオ体操をする事で痩せられるという話題が一躍ブームになり、ラジオ体操ダイエットがプチ流行しました。
今回は、そんなラジオ体操をしてダイエットにチャレンジする方法をご紹介してみたいと思います。
ラジオ体操ダイエットとは
ラジオ体操ダイエットとは、その名の通りラジオ体操を行うだけのダイエットです。
こう書くと、なんだそれ?と思ってしまうかもしれませんが、実はラジオ体操は非常に理にかなった動きをしています。
身体を規則正しく動かすわけですから、確かに運動効果はありそうですが、果たしてどれほどのカロリーを消費するのでしょうか。
実は、ラジオ体操第1・第2を一連の流れで行うと、約30kcalほどのエネルギーを消費すると言われています。
これは驚くべき数字で、時間にしておよそ6分30秒での効果と考えると、意外と効果が高いことに驚いた方も多いかもしれません。
運動自体もそれほどハードな内容では無いので、気軽に取り組めるエクササイズです。
そもそものラジオ体操についておさらい
当たり前に日本人の日常風景として認知されている運動ですが、もともとはチェコスロバキアを起源とする「ソコール体操」からヒントを得た体操と言われています。
日本人の体格をより強くするために、国民すべてが行える運動として開発されました。
昭和2年のことです。
戦後は一度中断されてしまいましたが、1951年に現在のようなラジオ体操が完成し、普及しました。
実は、ラジオ体操は第1と第2があり、第1は国民全員に向けて作られており、第2は職場向けにとして作られています。
そう考えると誰もが取り組みやすい運動内容に納得がいきます。
実は大人になってからもファンだという方は多く、職場の朝礼前の運動として取り入れられている企業も多くあります。
個人的な健康法として子供のころから継続している方もいるというから驚きです。
特に大きな会社を経営されている社長に多い傾向があります。
ラジオ体操のダイエット効果やメリット
ラジオ体操にはダイエットに効果的なエッセンスが数多く含まれています。
以下に詳細をご紹介します。
基礎代謝の向上
人間は何もしなくても基礎代謝という形でカロリーを消費していますが、内臓を働かせるのにも筋肉がある程度必要になります。
その割合は筋肉全体の運動量のうち、およそ40%と言われています。
ラジオ体操は簡単そうに見える一方で、実は400箇所以上もの筋肉を使う運動なのです。
特定の部分だけを鍛える一般的な筋力トレーニングとは異なり、全身の筋肉を余すところなく鍛えられる運動なのです。
筋肉を鍛えることによって、基礎代謝も向上しますから、結果的に脂肪が落ちやすくなる体質を作ってくれます。
とはいえ、筋肉を増やしただけでは基礎代謝自体はそれほど増えません。
大切なのは運動を継続する習慣です。
筋肉に働きかける運動をすることにより、成長ホルモンが分泌されます。
分泌された成長ホルモンは、運動後2日間は脂肪燃焼に有効に働きますが、運動をその時点で止めてしまうと減った体脂肪は再度増加していきます。
ちょっとした時間に無理なく全身の筋肉を継続して鍛えるには、ラジオ体操はとても行いやすい運動と言えます。
消費カロリーが高い
ラジオ体操を行っていたのは主に子供時代だったという方が多いと思います。
そのため、軽い運動のように感じられるかもしれませんが、実際に消費されるカロリーはかなりのものです。
先にご紹介したとおり、ラジオ体操第1・第2を続けて行った場合のカロリーは約30kcalです。
他の運動と比べると、1分あたりのカロリー消費量はウォーキング以上にのぼります。
しっかり取り組めばランニングの消費量にも匹敵する程の運動量にもなるのです。
体操を行う回数を増やせばより多くのカロリーを消費できますし、一回にかかる時間が少ないため、取り組みやすさが際立ちます。
便秘解消
ラジオ体操の運動には、腸を刺激する箇所が多いです。
お腹を伸ばしたり、腰をひねったりと直接腸を刺激する運動がカリキュラムの随所に散りばめられています。
便秘解消にオススメの時間帯は、朝起きて朝食を食べる前です。
腸を食前にあらかじめ腸を刺激する運動を行うと、朝食を消化する際に腸の運動が活発になります。
さらに、ラジオ体操の前に水を一杯飲むことによって、腸がより動きやすくなります。
腸をねじったり、伸ばしたりする動きに着目して体操を行うと、より腸に刺激を与えることが可能になります。
寝起きに食欲がが無い方は身体を動かした方が食欲が湧きますので、便秘にお悩みの方はぜひ一度、試してみましょう。
姿勢の矯正
姿勢をまっすぐに保つには、バランス良く筋肉がついている必要があります。
ラジオ体操では全身の筋肉を鍛えるため、正しい姿勢を保つための筋肉を作ってくれます。
これは、ラジオ体操が持つ、体操ならではの特徴が関係しています。
ラジオ体操の特徴の1つとして、すべての動きが左右対称というものがあります。
右半身の運動の後に左半身を運動したり、左右同時に運動する箇所もあります。
継続することにより自然と左右のバランスが調整されるというメリットがあります。
特に内勤が中心でデスクワークが多い方や、座り方にくせがある方というのは、自分でも知らず知らずのうちに姿勢が悪くなってしたり偏りが出ている事が多いです。
これはスマートフォンやパソコンを長時間見ている方も同様で、首や背中に負担がかかっている場合が多くあります。
身体のバランスをリセットする意味でもラジオ体操は重要なのです。
むくみの解消
ラジオ体操はいわば全身運動です。
身体を伸ばしたり縮めたり、回したりねじったりと、わずかな時間にも関わらず非常に多くの部位を動かします。
その結果、血流が良くなり身体の老廃物が流れやすくなります。
水分の代謝にも効果があり、体内で滞っていた水分が運動によって正常に流れ、むくみも改善されていきます。
腎臓は水分の代謝に大きな機能を果たしていますが、ラジオ体操によって血流が良くなると腎臓のろ過機能も改善されます。
下半身を動かす飛び跳ねる運動もありますから、ふくらはぎが膨らんでしょうがない方へもオススメです。
冷え性の改善
ラジオ体操により血行が良くなると、冷え性の改善にも効果的です。
筋肉を鍛えることにより身体が温まりやすくなります。
温かい血液が身体を流れていくことにより、冷え性を改善させる効果があります。
自律神経を整える
ストレスが溜まってくると、身体は緊張状態を維持し続けます。
自律神経は交感神経が優位の状態になり、身体がいわば「臨戦態勢」の状態が継続します。
逆に長時間動かないでいると副交感神経が優位になり、ダラダラした生活習慣を作ってしまいます。
健康を保つには自律神経のバランスが大切です。
運動が激しすぎるとかえって交感神経を刺激してしまいますが、忙しい毎日の中で適度にラジオ体操に取り組んでいると、交感神経に傾きがちな自律神経をリラックスさせてさせてくれます。
肩こり・腰痛の改善
肩こりや腰痛が起こる原因は様々です。
一例としては、同じ姿勢を続けていたり、身体が冷えたり、目の使い過ぎによる眼精疲労なども原因としては考えられます。
しかしながら、多くに共通しているのは「血行不良」というキーワードです。
この血行不良が原因の場合、ラジオ体操で筋肉を柔軟に鍛え、血行を良くすることによって、肩こりや腰痛の改善につながります。
身体全体を気持ちよく動かすことを意識して取り組むと良いでしょう。
ラジオ体操をより効果的に行う方法
ラジオ体操は全国的に広まり、ほとんどの方が一度は経験したことがある運動かと思います。
出だしのイントロ部の音楽を聴けば、身体が自然に動くと思いますので、ここでは運動の詳細は割愛させて頂きます。
具体的にカリキュラム中のどの箇所を重点的に行えば良いのか、行うのにオススメの時間帯など、よりダイエットとして取り組むために最適なやり方という視点でお伝えします。
体操を“真剣”に行う
ラジオ体操で減量を考える際に大切なことは、子供のころのように真剣に、一生懸命に取り組むことです。
大人になると身体が覚えた運動を何となく行いがちです。
しかしながら、ラジオ体操といえど、ひとつひとつの挙動に意識を向けて行うことで、大きく効果は異なってきます。
ラジオ体操はテレビでも視聴できるので一度見て欲しいのですが、出演しているお姉さんたちの動きはとても伸び伸びとしています。
非常に思い切が良く、キレのある動きで見ていても清々しさを感じます。
このようにラジオ体操をするにあたって、身体をはきはきと動かすことが重要になってきます。
慣れた動きでダラダラと惰性のように体を動かすだけでは意味がありません。
コツとしては、自分がどの筋肉を使っているのかを意識して取り組むと効果的です。
筋肉の動きを意識しながら運動すると、同じ6分30秒が全く別世界になります。
真剣に体操に取り組んでみるとわかるのですが、実はラジオ体操は大人の身体にはかなりハードに感じられます。
おそらく運動慣れしていない方は、汗をしっとりかいていたり、息が上がっているという人もいるはずです。
それくらいに“真剣”に取り組めば、体操といえど、しっかりとした運動へ早変わりするのです。
毎日朝晩取り組むだけでも60kcalの消費になります。
ぜひとも"真剣”に取り組んでみてください。
朝よりも夕方に行う方が効果が高い
ラジオ体操は朝と夕方に行うのが一番効果的と言われています。
朝行うことにより脳を覚醒させる効果があり、便秘の解消にも役立ちます。
しかし真価は夕方にあらわれます。
一日の終わりにラジオ体操を行うことにより、疲れた体がほぐれ、血流が良くなります。
交感神経優位になっていた自律神経も調整され、バランスが取れます。
ただし、寝る前に行うとかえって目を覚ましてしまう可能性もあるため、体操のあとでクールダウンすることを考えて取り組みましょう。
ラジオ体操第1はストレッチを意識して取り組む
ラジオ体操には2種類あります。
第1は、老若男女を問わずできることをコンセプトに組み立てられた体操なので、全身の筋肉や関節がバランスよく動くように構成されています。
具体的には「伸びる」や「ねじる」動きが中心になっているため、音楽に合わせて行うことで苦痛なく取り組めるのが特徴です。
伸びたり捻ったりする運動は筋肉に柔軟性を与えてくれます。
ストレッチをしながら運動が行えるので、スポーツ慣れしている方にとってはウォーミングアップの効果が期待できます。
逆に久しく運動から離れている方にとっては、若干きつめに感じられるかもしれませんが、それだけ効いているという事でもあります。
身体を柔らかくする効果があるので、その点を意識して取り組むと次第に身体が慣れてきます。
一例として腕を回す運動がありますが、この点にフォーカスして取り組むと、肩の関節を柔軟にして肩こりや首筋の疲れを取る効果が期待できます。
行う際はアナウンサーの指示をしっかりと実行することを意識してください。
かかとを上げない、かかとを付けてといった指示があれば、しっかりとそれらを守るように心掛けましょう。
体操の一つひとつの構成には意味があり、全身をまんべんなく鍛える要素が詰まっています。
くれぐれも自己流にならないように気をつけ、しっかり行えば行うほど効果は変わりますので、アナウンサーの声にも注目してください。
ラジオ体操第2は筋力強化を意識して行う
ラジオ体操第2は第1と比べるとより負荷が高めの構成になっています。
全身をゆすったり、駆け足や足踏みに加えて腕を振る動作もあります。
第1以上に重要になってくるのが、一つひとつの動作を正しく行うことです。
第1は多くの方が印象に残っていたりするのですが、第2はプログラムメニューの中に少し恥ずかしい動きなどもあったりして、曖昧だったりだらけてしていたという人が実は非常に多いのです。
ラジオ体操を正しく行うための図解というものがあるのですが、これを読むと大半の人が誤った動作を行っていることが分かります。
おそらく学校の先生や、運動を教えてくれた保護者の方も同様でしょう。
一例を挙げるとカリキュラム上は3番目に行う運動で「腕を前から開き、回す運動」というものがあります。
この運動を行っている際に、背筋を曲げて行うのは悪い例と紹介されていますが、おそらくほとんどの方が腕を回すことに気を取られ、背筋を張ることは意識していなかったはずです。
実際に悪い例を矯正することを意識して取り組むと、思いのほか身体が疲れることに驚くはずです。
身体が慣れるまでは、図解を確認しながら行うと習慣化する際に効率が良くなります。
正しいフォームで行うことが健康につながると理解して取り組むと、ラジオ体操もかなりの運動量になることが分かりますので、継続する際は自己流を卒業し、筋力を鍛えることを意識しましょう。
第2は小さい頃は2つめのプログラムはゴリラのポーズなどと揶揄されたりもして、第2ほど真剣に取り組んでいない人が多いです。
第1より負荷が大きいのは第2の体操になりますので、第1と同様しっかりと取り組みましょう。
ラジオ体操ダイエットのまとめ
ラジオ体操は国民に広く知れ渡った運動で、ほとんどの方が子どもの頃に経験しているかと思います。
正しく行うことでダイエット効果が期待できるだけでなく、血流の促進といった健康維持にもつながります。
昔から身に付いたくせはなかなか取れないものですが、図解を見ながらやり方を紐解いていくと意外と疲労度が高い、完成された運動であることに驚くはずです。
実際にやってみればわかりますが、思ってる以上にバテます。
室内で出来るため、運動に慣れてない方も取り組みやすく、気軽に始めやすいダイエット方法の1つと言えます。
小さかった頃の童心に返り、ぜひ日常の生活に取り入れて真面目にラジオ体操に取り組み健康的に痩せてみるのにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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