食べ物系ダイエット

油を摂取しているのに中性脂肪が減る?
驚きのえごま油ダイエットの効果とそのやり方について

油と言えば、ダイエット中においてはあまり聞きたくない単語かもしれません。
油を使った料理などはつい太る原因になりがちで、ダイエット中は避けるという方も多いかもしれません。

そんな油ですが、実は油にはいくつも種類がありますが、ひょっとしたら「えごま油」という種類の油については、ご存知ない方もいるかもしれません。

実はこの「えごま油」というのが、ほんのわずかな量を摂取するだけで健康効果が期待できる油として、テレビなどのメディアでも紹介されていまるのです。

このえごま油を今回取り上げた理由としては、実はダイエットにも効果が期待できる油の1つということが言われているためなのです。
今回は、そんなえごま油を使った、えごま油ダイエットをご紹介していきます。

えごま油ダイエットとは

えごま油ダイエットとは、毎日定量のえごま油を摂取することにより、減量効果を狙うダイエット方法です。
あまり聞き慣れない名前かもしれませんが、日本でも古来から栽培されてきた植物の1つです。

えごまはシソの仲間となる植物で、青シソとよく似た葉を持つ植物です。
日本では葉を食べる習慣はありませんが、韓国などではキムチにして食べることもあります。

日本では飛騨地方で五平餅のタレとして使われており、伝統食としても有名だったりもするのです。
とはいえ、えごま油ダイエットはまだまだそこまで見たり聞いたりするというダイエットではありません。

どれだけ良さそうと思っても、先駆者がいない、成功者がいないとなればなかなか二の足をを踏んでしまうものです。
しかし、あの人が実は結果を残していたダイエット法でもあったのです。

えごま油ダイエットの成功者や実践者

えごま油ダイエットは、実は有名人の中にも成功者が存在しているのです。
マスクを使ったものまねメイクで有名になった「ざわちん」さんがその1人です。

ざわちんさんは、えごま油を使用したダイエットにより、1ヶ月で5kgの減量に成功しています。
また、便秘が改善して肌年齢も-10歳という、素晴らしい結果を残すに至ったのです。

しかも、えごま油を摂取する以外は、食事も今まで通りという内容でした。
およそ7~10日が経過してから、お肌の調子も目に見えて良くなったとのことで、美容面での効果も期待できることが分かります。

一般の方の口コミを見ると、胃腸がスッキリして便秘も解消されたという声が見られます。
その反面、摂取して翌日から何らかの減量効果が見られるダイエット方法ではありませんから、焦らずに続ける必要があります。

えごま油ダイエットのやり方について

実際に成果を出している人もいるとなれば、意識の上でも安心して取り組みやすくなります。
えごまから搾った油を使った「えごま油ダイエット」ですが、具体的にはどのように進めていくのか、主なやり方を見ていきましょう。

基本となる量は毎日スプーン1~2杯

えごま油を摂取する量は、毎日スプーン1~2杯となっています。
具体的な量に換算すると「小さじ1杯」となり、それほど多い量にはなりません。

基本的にはスプーンですくって飲めばよいだけなので、特に料理へのアレンジを考える必要はありません。

しかし、植物の油ということもあり、サラダのドレッシング代わりにして食べたり、納豆などの健康食品と合わせて食べたりすると、より食べやすくなります。

摂取する時間は朝食のタイミングが基本

えごま油を摂取する時間帯ですが、一日の始まりとなる「朝」が有効です。
いくら健康に良い油とはいえ、カロリーを考えると寝る前に摂取するのはダイエットに良くありません。

また、夜に油だけを摂取するやり方は、人によっては消化不良を引き起こしてしまう可能性もあり、万人に向いているとは言えません。

そのような事情もあり、えごま油は食事と一緒に摂取するのが望ましいのですが、それだけが朝を選ぶ理由ではありません。

朝は一日の始まりです。
通勤・家事によって身体を動かし始める時間でもあるため、その時間めがけて摂取することにより、脂肪燃焼効果がアップすることが期待できます。

できるだけ、身体を動かしてカロリーを消費しやすいタイミングでえごま油を摂取するのが望ましいのです。

できる限り「生」の状態で摂取する

えごま油は、オリーブオイルなどと違って加熱には向いていない油になります。
というのも、えごま油は熱に弱く、酸化しやすい性質を持っている油だからです。

摂取する場合は、火の近くに置いたり直射日光が当たる場所に置いたりしないで、冷暗所に安置することを心がけましょう。
もちろん、摂取する際もできるだけ「生」の状態が基本です。

えごま油に含まれる、ダイエットに有効な栄養素

えごま油には、ダイエットに有効な栄養素が多種類含まれているわけではありません。
主に有効な栄養素となるのは「αーリノレン酸」です。

しかし、このαーリノレン酸は、ダイエットのみならず生活習慣病にも効果がある油なのです。

青魚に含まれる成分と同じαーリノレン酸

えごま油はやはり「油」なので、一般的な野菜や肉といった食材とは違い、ビタミン類の含有量はごく少量です。
しかし、油の種類としては非常に優秀な部類に入ります。

αーリノレン酸は、人間の体内で合成できない必須脂肪酸で、常温で液体となる不飽和脂肪酸(オメガ3)の一種です。
摂取後は体内で、青魚に含まれる栄養素のDHA・EPAと同じような働きをします。

DHA・EPAは、人間の体内で一口では言えない健康効果を及ぼしてくれるのですが、ダイエットという点で言えば「コレステロール値」の軽減に役立ってくれます。
血液をサラサラにして血の巡りが良くなり、代謝の促進も期待できます。

また、オメガ3の油であるえごま油は、肝臓内に入ると中性脂肪の合成を防いでくれる働きも期待できます。
内臓脂肪・皮下脂肪の燃焼にも役立ち、身体を温めてくれる効果もあるのです。

ポリフェノールの一種となる「ロスマリン酸」

ダイエットという意味では、αーリノレン酸がえごま油の主な有効成分となりますが、それ以外にもダイエットに効果のある栄養成分が含まれています。
名前をロスマリン酸と言い、ポリフェノールの一種です。

この成分はローズマリーから発見されているポリフェノールの一種になり、スペアミント・レモンバーム・シソなどのハーブに含まれています。
えごまはシソの仲間なので、この成分が含まれているものと考えられます。

ロスマリン酸は、人間が炭水化物を摂取したときに発生するブドウ糖につき、その分解を阻害する働きがあります。
これはつまり、余分なブドウ糖が中性脂肪として身体に蓄えられるのを防いでくれるのです。

その結果、血糖値の上昇も防いでくれることから、健康面でも一石二鳥の効果につながります。

油自体が満腹感を促進する

これは、えごま油以外の油にも言えることですが、ダイエット時に油を摂取することで満腹感を高められるという作用があります。
油をそのまま飲むという習慣を持つ人はそういないため、多くの方が生で油を摂取すると、何となくお腹がいっぱいだなと感じます。

オリーブオイルなどを飲む習慣があるという方なども、飲んでいると食欲が失われるという例はよく聞かれます。
油を摂取することによって結果的に腹持ちが良くなると、間食・食べ過ぎを防げるため、食事制限の面からもえごま油の摂取はオススメできる方法なのです。

えごま油ダイエットの効果と継続するメリット

えごま油ダイエットは、減量効果を期待する以上に、その健康効果が注目される油です。
以下に、具体的なメリットをご紹介します。

生活習慣病・認知症の予防

αーリノレン酸は、血液をサラサラにして血行を促進してくれます。
そのため、血管内が何らかの理由で詰まるのを防いだり、動脈硬化などの症状を防いだりするのに役立ってくれます。

また、αーリノレン酸からできる成分のDHA・EPAには、神経伝達物質の働きをスムーズにしてくれる作用があります。
よって、認知症予防の効果も期待できるのです。

アレルギーを防ぐ効果

αーリノレン酸から変換されてできる成分のDHA・EPAには、アレルギー抑制効果が期待できます。

そもそも、人の身体の中でアレルギー反応が引き起こされるのは、体内に入ったアレルゲンとなる花粉などを体外へと追い出すための物質が、過剰に分泌されることが原因です。

そして、その中の1つである「PAF」という物質ができるのを阻害する働きをしてくれるのです。

日本人が魚を食べなくなったことにより、アレルギーを発症する人が増えてきていると話す専門家もいることから、魚が苦手な方でもDHA・EPAを摂取できるえごま油は、とても有用な食材と言えるでしょう。

抗がん作用

えごま油を摂取することにより、発がん物質の作用を抑える働きもあります。
作用抑制が期待できる発がん物質は「プロスタグランジン」と呼ばれる成分で、生理痛の原因とも言われる成分です。

適度に発生する分には問題ないのですが、過剰になるとやはり問題となる物質のため、特に女性にとって、えごま油摂取のメリットは大きいかもしれません。

えごま油ダイエットの注意点

えごま油ダイエットを行う場合の注意点には、どのようなものがあるのでしょうか。
油を摂取することから、やはり飲む量や時間帯・えごま油の質には気を付けた方が良いようです。

選ぶなら国産のものを

えごま油は、酸化しやすい油です。
そのため、製造過程で高温焙煎したえごまを使った場合、搾る段階で既に酸化してしまい、ダイエットに必要な栄養素が摂取できません。

特に、韓国産のものはそのような手法で製造されているものを多く見かけます。

よって、ダイエット目的でえごま油を使うなら、低温で圧搾・焙煎している国産のものを選びたいところです。
多少値は張りますが、日本語で商品説明があって箱入りのものが見つかったような場合は、出どころが分からない商品よりもそちらを選んだ方が賢明です。

ちなみに、えごま油は高温にさらされることで黄色・黄褐色となることから、色で見分けるという方法もあります。

油だけをたくさん摂取しても体調を崩す

えごま油は、油の中ではサラサラの部類に入るので、多く摂取しても身体には問題ないものと考える人も多いと思います。
しかし、どんなに身体に良いとされている食材であっても、やはり飲み過ぎは禁物です。

えごま油の摂取が習慣化している方の中には、飲み続けていたら鼻血が出たという方もいるようです。
もちろん、100%えごま油の過剰摂取が原因と言い切れるわけではありませんが、極力体調を崩さないように、極端な摂取方法を避けるようにしましょう。

できれば、時間帯は決めた方がいい

えごま油の基本的な摂取時間は「朝食時」です。
しかし、人によってはなかなか朝食をお腹に入れるのが難しく、昼食のタイミングなどで摂取することも考えられます。

昼であれば、夜に摂取するよりも寝るまでにはまだ時間がありますから、カロリー消費の側面から考えるとそれほどマイナスではありません。

とはいえ、時間帯が日によって昼になったり夜になったりと変わるのであれば、やはり朝にヨーグルトと一緒に食べるなどの方法で、時間を決めた方が良いでしょう。

時間帯を決めることで、飲み忘れを防ぐことができ、身体にも一定のリズムを刻み込めます。
毎日続けることだからこそ、同じタイミングを意識することが大切です。

えごま油の食べやすい組み合わせレシピ

えごま油は、その独特の香りを苦手に感じる人も多い油の一種です。
そこで、食べやすくなる組み合わせをいくつかご紹介します。

めかぶ納豆+えごま油

かつてはめかぶをスーパーで見つけるのは難しかったものですが、テレビで効能を紹介されてからは、比較的いろいろな場所で手軽に購入できるようになりました。

めかぶに納豆・小ねぎとえごま油を加え、混ぜ合わせて出来上がりです。
納豆には有名な栄養素のナットウキナーゼが含まれており、血栓を溶かして血液をサラサラにしてくれます。

めかぶは便秘解消効果に加えて、体臭を減らしてくれる働きも期待できます。
単品で食べられるのも嬉しい組み合わせです。

トーストにバター代わりにかけて食べる

パンを焼いた後、えごま油をかけて食べるという方法も、シンプルで美味しいです。
お好みで塩こしょうをふると、より美味しく食べられます。

このときに注意したいのが、加熱する前にパンにえごま油はかけず、焼きあがってからかけるようにしましょう。

ご飯好きなら卵かけご飯にも

ご飯は好きだけど、納豆やめかぶのようにネバネバしたものが苦手という方は、卵かけご飯に入れるという方法があります。

卵にはたんぱく質が豊富に含まれており、運動系のダイエットをしている人なら積極的に摂取したい食べ物です。
また、えごま油をかけることにより、炭水化物がブドウ糖になって身体に蓄積されるのを防いでくれますから、糖質が気になる方にはおすすめです。

えごま油ダイエットのまとめ

えごま油ダイエットは、えごま油を摂取することで減量効果を狙うダイエット方法です。
摂取方法にはいくつか制限がありますが、質の良い油を選べば効果はテキメンです。

美容効果・健康増進効果も期待できるため、ダイエットに限らず日常的に摂取したい油です。

とはいえ、過剰摂取は身体に悪影響を及ぼしますし、酸化には弱いのでその点には注意が必要です。
食べ合わせを考えやすい食材なので、今回ご紹介した例をもとに、自分だけの食べ方を考えてくださいね。

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