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意外と食べそうで食べないキウイ
実は栄養も豊富でダイエットにも効果的な食材!
キウイといえば言わずと知れた果物です。
しかしながら、実は多くの人は外では食べても、家の中ではあまり食べる習慣がないという方が多かったりします。
スーパーなどでも普通に陳列されて販売されている果物なのですが、キウイ単体を買って家で食べているという人は、実はそこまで多くありません。
そんな普段食べる果物としては敷居が高そうなイメージのキウイですが、実はマタタビ科マタタビ属の果実で、ネコが好きなマタタビの近縁種なんです。
ネコにも効果がありそうなこのキウイですが、もちろん人間にも有用な栄養分が豊富に含まれており、ダイエットにも効くことが分かっています。
今回はそんなキウイを使った、キウイダイエットのご紹介です。
キウイダイエットとは
キウイダイエットとは、朝食もしくは夕食にキウイを摂取するダイエット方法です。
かつて大流行した朝バナナダイエットと同様で、食事の一食分をキウイに置き換える方法になります。
負担が大きいと感じた場合は、置き換えにしなくても問題ないとの口コミもあります。
かつて朝バナナダイエットが流行った際は、スーパーからバナナが売り切れになるほどの影響力がありました。
それに比べるとキウイは、過去にテレビで紹介されていたにもかかわらず、ブームは落ち着いたものです。
しかし、キウイを侮ってはいけません。
キウイがバナナよりも効果が薄いわけではありませんし、バナナには無いメリットがキウイにはあるのです。
一例を挙げると、カロリーがそれに当たり、バナナのカロリーは100gあたり86kcalですが、キウイは同量で53kcalという低カロリーでカロリーの面からも優秀な食材なのです。
キウイダイエットの提唱者や実践者
キウイダイエットに関する書籍は数多く出版されています。
また、ダイエットエキスパートでもある和田清香さんもすすめているダイエット法なのです。
和田さんは300種類のダイエット法をご自身で試され、15kgの減量に成功されました。
その体験を基に、人々の食事や運動・生活習慣に根差した、人間の生活をトータルに見て価値あるダイエット情報を発信されています。
和田さんがオススメしているやり方としては、夜にキウイを食べる方法です。
具体的には夜にキウイ1個・コップ一杯の水を摂取するだけというシンプルなものです。
タイミングとしては夕食後のデザートとして、もしくは就寝1時間前が望ましいと紹介されています。
1点気を付ける必要があるのは、寝る直前の摂取はしないよう心がけることです。
これは、睡眠中に食べ物を胃の中に入れると消化に負担がかかり、朝起きたときに調子を崩してしまうためです。
上記のように、ダイエットエキスパートが具体的な事例も含めてオススメするダイエット方法ですから、信頼性は高いと言えるでしょう。
和田さんのやり方ではなく、一般的な方法やキウイが持つ効果や栄養素など、色々な角度からしっかり見ておきましょう。
キウイにはダイエットに効果的な栄養素が豊富
キウイに含まれる栄養素は、手のひらサイズの見た目とは裏腹に大変豊富です。
以下に詳細をご紹介していきます。
ビタミンC
CMやテレビなどの影響もあり、ビタミンという言葉を聞いたときに、まず思い浮かべるであろうビタミンがビタミンCだと思います。
ビタミンCの主な働きは2つあります。
美肌効果
1つ目は美肌効果です。
ビタミンCには抗酸化作用があり、活性酸素を抑える働きがありますから、老化を防止してくれます。
肌の再生を促したり、肌をなめらかにするコラーゲンの吸収を助ける働きも持ち合わせているため、皮膚にシミやしわができるのを防ぎ、傷や火傷の回復を早めてくれます。
免疫力の向上
2つ目は免疫力の向上です。
風邪のようなウィルス性の病気に効果を発揮し、症状が出る前に摂取しておくと病気にかかりにくくなります。
万一病気になってしまってから摂取しても効果があるので安心です。
ダイエットにおいては、減量を助けるのに間接的な働きをします。
ダイエット中はどうしても食事の絶対量を制限する必要性に迫られます。
食事を摂取するにも食べ物を取捨選択しなければならず、運動などと併せて短期間で痩せようとした場合などは、食べたいのに食べられないという状況がストレスになり、体調を崩してしまうこともあります。
ビタミンCはこのようなダイエット特有のストレスにも効果を発揮します。
ドーパミンやアドレナリンといった神経伝達物質の合成にもかかわっており、抗ストレスホルモンの生成においても重要です。
不足することで朝起きられなくなったり、疲れやすくなるので、体力回復の速度が落ちてしまいます。
ビタミンE
抗酸化ビタミンとして脚光を浴びているビタミンの1つです。
実は美魔女と呼ばれる層が、摂取を重要視しているビタミンがこのビタミンEだったりします。
先程ビタミンCのご説明で紹介した活性酸素ですが、基本的には身体にとって酸素は必要であり、活性酸素も生きていくうえでは欠かせない存在です。
しかし、過剰に体内に存在すると問題が生じるのは、どのような成分でも同じです。
活性酸素の場合は体内の細胞を攻撃してしまう特性があり、そのために酸化してしまった細胞が過酸化脂質という物質に変化します。
この過酸化脂質が老化の原因となります。
消化器官や腎臓で排出されず、体内に蓄積されてしまうためダイエットには問題です。
この活性酸素の働きから細胞を守ってくれるのがビタミンEです。
細胞に膜を作り、活性酸素による酸化を防いでくれます。
また、ビタミンEは体内では生成する事ができないため、食事から摂取する必要があります。
油と相性が良いため、ビタミンEが入った食材を油で調理することにより効率よく栄養素を摂取できるのですが、その場合どうしてもカロリーが気になります。
その点キウイダイエットの場合は、キウイを単体で食べるダイエットになりますから、カロリーを気にせず摂取する事ができるのです。
葉酸
ビタミンB群に含まれる栄養素の一つで、植物の緑の「葉」の部分に多く含まれます。
葉酸は赤血球を作る働きがあります。
赤血球がダイエットにどう有効なのかイメージが湧かない方も多いと思いますが、血液の中でも最も重要性が高い成分なのです。
その理由は、赤血球が体内で酸素を血液に乗せて全身に運搬する乗り物のような働きをしているからです。
身体は酸素と栄養素をエネルギー源として生命を維持しています。
そのため、酸素が十分に身体に行き届かなくなると、あらゆる組織が酸素不足に陥ります。
具体的には、疲れやすくなったりめまいがしたりします。
さらにひどくなると動悸・息切れ・頭痛・顔面蒼白・耳鳴りという深刻な状況にシフトしていき、この症状をいわゆる「葉酸欠乏性貧血」と呼びます。
ダイエット中は貧血のリスクも考えなければいけません。
普段食べられていたものを摂取しないようにすることで、栄養バランスが崩れがちです。
鉄分を摂取する重要性は理解されている方も多いと思いますが、血液の循環素である赤血球を作ることにも目を向けて、ダイエットを健康的に行いましょう。
カリウム
むくんだ身体の救世主となる栄養素です。
体内の水分量を一定に保つ働きがあり、余分な水分を排出してくれます。
「ナトリウム・カリウムポンプ」という言葉をご存知でしょうか。
人間の細胞には細胞内に入ってきたナトリウムをくみ出し、カリウムを取り込むことによりバランスを保つ機能があります。
塩分を含む食事を摂取することによって体内にナトリウム(塩)が取り込まれると、ナトリウムは水分を体内に留めようとします。
この機能自体は人間が水分不足にならないために重要です。
しかし、過剰に摂取してしまうとむくみの原因になるだけでなく、高血圧などの症状を誘発してしまう危険性があります。
他には、神経伝達や筋肉の収縮・ホルモン調整・浸透圧の調整と幅広く活躍してくれる栄養素です。
キウイには100gあたりカリウムが290mg含まれており、塩分過多になりがちな日本人の身体を助けてくれます。
ただし、腎機能障害がある方は高カリウム血症を引き起こす危険性があるので、カリウムの摂取にはくれぐれも注意するようにしましょう。
ポリフェノール
ビタミンCやEと同じように、強力な抗酸化作用を持っています。
体内で発生した活性酸素を除去する働きがあります。
ポリフェノールは即効性が高く、水に溶けやすく吸収されやすい性質があります。
摂取後30分すると抗酸化作用が働き始めます。
しかしその効果は2~3時間程度しか機能しないため、習慣的に摂取する必要があります。
アクチニジン
キウイ特有の栄養成分です。
たんぱく質の分解酵素で、肉や魚のたんぱく質が分解されやすくなります。
小腸でのたんぱく質吸収率が上がるため、ダイエット中に制限されがちなたんぱく質を効果的に吸収する働きをしてくれます。
ダイエット中はどうしてもカロリーを制限しなければならないため、高たんぱく食品を敬遠しがちです。
肉がその代表格ですが、極端に肉を制限することも健康には問題となります。
たんぱく質が体内で不足することにより、身体は毎日の生活に必要なたんぱく質を筋肉を分解して使おうとします。
すると筋肉量が落ちてしまい、脂肪を燃やすはずの筋肉が減っていき、痩せにくい身体になってしまうのです。
そのため、たんぱく質をいかに効率良く摂取するのかは、ダイエットにおいて重要です。
アクチニジンはキウイフルーツの中でも果肉が緑色のタイプに含まれていますので、店頭でお選びの際はその点に気を付けて選びましょう。
キウイダイエットの注意点
もちろん、何事もやりすぎ等は逆効果ですし、正しく行う事が大切です。
今回のキウイダイエットを行う際にも、いくつか注意点がありますので、しっかりと守って実践していきましょう。
食べる際には水を一緒に摂取すること
キウイダイエットをする際、もし一食を置き換えとする場合は、必ず水と一緒に摂取するようにすることです。
キウイを食べたあとで水を飲むことによって、お腹の中でキウイに含まれる食物繊維が水分を含むことにより膨れるため、満足感が持続しやすくなります。
食べ過ぎない
キウイはバナナなどのフルーツに比べて比較的カロリーが少なく、食べやすい利点があります。
しかし、個数を増やせば増やすほどカロリーが増えてしまうのは言うまでもありません。
朝食の代わりに食べるのに最適なのは、1~3個がバランスが良いでしょう。
また、朝食をキウイに置き換えた場合は、昼食と夕食は栄養のバランスを考えて食べることを忘れないでください。
どのダイエットにも共通して言えることですが、早めの効果を期待して食事の摂取量を過剰に減らすようなことをすると、かえって身体に悪影響が出ます。
決して無理をしないようにしましょう。
アレルギーが出た場合は食べない
たんぱく質を分解する有効な酵素、アクチニジンですが、人によってはアレルギー症状を引き起こすことがあります。
具体的な症状としては、唇や舌・喉の奥がかゆくなったり、腫れたりする症状がみられます。
さらにはじんましん、目のかゆみ、鼻づまりや鼻水といった花粉症のような症状や、ひどい場合はアナフィラキシーショックを起こす場合があります。
普段あまり食べなかったという方で、食べた時に少しでも違和感を感じたら摂取を控えるようにしましょう。
キウイの値段とキウイの選び方
キウイをあまり食べる習慣が無かった方は、実際にこれから実践していこうか考える時に気になるのがキウイの価格です。
作る事はそう簡単にできませんから、実践するとなるとキウイを毎日買わなければなりません。
何となく高級なイメージがあるかもしれませんが、実はキウイは1個単価ではそれほど高くありません。
値段の相場としては70円~200円と幅がありますが、決して手に入りにくい代物ではありません。
タイムセールなどの特別なセールがあると70~80円台で購入できる場合があります。
また、国内産のものは高めに設定されることが多いようです。
近所のスーパーの動向を追ってみると、おトクに買える時間帯があるかもしれません。
キウイを食べるとなると、やはり体内に入れるものですから、なるべく品質も良いものを…と国産と輸入品とを比べる方も多いです。
味はやはり国産の方が美味しいという意見が多くなりますが、このあたりは鮮度もありますし、この点は否めないのかもしれません。
とはいえ、味や質が高くなれば価格にも反映されますし、毎日食べるという点では味や質とコストのバランスを含めて選ぶようにしましょう。
また、キウイの種類としてはいくつかあるのですが、アクチニジンなどキウイ特有の栄養素を効果的に摂取したいのであれば、果肉が緑色のものを選ぶようにしましょう。
キウイダイエットのまとめ
キウイダイエットは、朝もしくは夜の食事をキウイと水に置き換えるダイエット方法です。
もし辛いようであれば、普段の食事に取り入れるだけでも痩せたという報告があります。
栄養素が大変豊富なフルーツなので、少量で満足感を得られるだけでなく、身体のバランスを整えてくれます。
ただし、食べ過ぎとアレルギーには注意してくださいね。
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山田莉沙 様2019.06.04
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