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短時間のエクササイズで美しい身体に。
加圧ダイエットで成長ホルモンを分泌させよう
加圧トレーニングという言葉をご存知でしょうか。
腕や脚などを流れる血流の量を制限することにより、運動効果を高めるトレーニング方法です。
今ではプロスポーツ選手やアスリートも取り入れているトレーニング方法で、短時間のエクササイズで筋力を高める効果が期待できます。
また、筋力増強効果は新陳代謝を高めるため、ダイエットにも有効です。
さらには、加圧ダイエットを行うと成長ホルモンの分泌量が増え、脂肪燃焼にも効果があるのです。
今回は、そんな加圧トレーニングを用いた、加圧ダイエットのご紹介をしてみたいと思います。
加圧ダイエットとは
加圧ダイエットとは、健康に支障の無い範囲で血流を制限した状態で行うトレーニングを用いたダイエット方法です。
具体的には、腕や足に専用のバンドを巻いて圧力を加え、あえて通常の血流量を制限してトレーニングを行います。
血流を制限すると聞くと、本当に健康に支障が無いか不安に感じると思いますが、全国各地に数多くのトレーニングジムが存在するほど人気があります。
効果の高さがすでに実証されているトレーニング方法ですから安心です。
加圧ダイエットの提唱者や実践者
加圧ダイエットの基となる加圧トレーニングの提唱者は、一般社団法人日本加圧トレーニング学会会長をされている佐藤義昭さんです。
もともと、ボディビルにあこがれて中学生のころからトレーニングに熱中していましたが、自己流でのトレーニングのため、試行錯誤を繰り返していたそうです。
ある法事の席で、お経を聞きながら長時間正座していたところ足がしびれたため、症状を和らげるためにマッサージを行いました。
その際のふくらはぎの張り具合が、トレーニングを行って疲労が溜まっていた筋肉の状態に非常に似ていたことに驚き、自分の足の状態を検証することにしました。
トレーニングを行っていたときと、法事で足がしびれたときの共通点は、どちらも「血行が悪くなっている」ということでした。
この体験から、血流を人工的に制限することで、ハードなトレーニングをしたときと同じような状態を作り出せるのではないか、と考えたのです。
こうして、加圧トレーニングの原案が誕生し、その後長年の歳月を経て、現在世に出回っている手法が確立されていったのです。
芸能人で有名なのは、加圧トレーニングジムを経営されているヒロミさんです。
加圧シャツなどのプロデュースも手がけ、イメージアップにもつながりました。
「加圧トレーニング」についてのおさらい
加圧ダイエットの肝となるのが、加圧トレーニングです。
しかしながら、その結果や効果についての紹介はあっても、どのようなメカニズムで筋肉が鍛えられるのかはあまり知られていません。
この点についてまずは知っておくべきでもあり、以下に紹介していきます。
圧をかける場所
身体の血流を制限する場合、専用の加圧器具を使用して、腕の付け根(上腕二頭筋の基部)や脚の付け根(大腿部の基部)に対し、各個人の体格や特性に合わせて適切な圧をかけ、その目的にあったトレーニングを行います。
圧のかけ方
血流の動脈側を程よく、静脈側を強めに血流制限することによって、腕や脚に普段なら流れない毛細血管にまで血流を染みわたらせる事ができます。
すると、負荷が軽いのに筋肉はよく働くようになり、酸素不足になった血液中の乳酸濃度が急激に上昇していくのです。
溜まった乳酸は筋肉を刺激して、脳下垂体から成長ホルモンの分泌を促進させます。
そして、ここからがダイエットにとって重要です。
この過程で増加した成長ホルモンは、体脂肪を燃焼させて分解し、血中に溶かし排出されます。
成長ホルモンは体内を循環し、身体の様々な働きに影響を及ぼしていくのです。
筋肉を加圧することのメリット
筋肉を加圧することにより脂肪燃焼効果が向上することは分かりました。
それでは、その他にはどのようなメリットがあるのかを、以下に詳細をご紹介していきます。
血管の機能が高まり血行が良くなる
筋肉を加圧することで、血行が良くなるメリットがあります。
人間の身体を循環している血液は、心臓から送り出されたあと大動脈に入ってから、全身に送り出されます。
その後全身を巡った血液は、静脈に乗って心臓へと戻っていきます。
腕・脚の付け根には、太い動脈と静脈の両方が通っていますが、こちらを加圧することにより、心臓よりも上の部分は一時的に血流が減少した状態になります。
すると脳は危険を感じて血流を増やすように心臓に指示します。
その結果、毛細血管の隅々まで血液が行きわたり血行が良くなるのです。
血管の細胞が柔らかくなり、弾力性のある血管によみがえる
血管は加齢とともに固くなっていき、血液を送る力が弱くなっていくという特徴を持ちます。
血管の中にある血管内皮細胞は、血管の健康状態を維持するのに、特に非常に重要な働きを持っています。
血管内皮細胞は体内で一酸化窒素の生成を行い、血管壁の収縮・弛緩(血管の硬さ・やわらかさ)をはじめとして、血管壁への炎症細胞などの調節を行っています。
加圧トレーニングを継続的に行うことにより、血管内皮細胞が若返る効果があります。
速筋と遅筋が同時に鍛えられる
筋肉には主に速筋と遅筋という2種類に分けられます。
速筋は短期間で発揮する力が強い筋肉を、遅筋は持久力が必要な運動を行うのに必要になります。
そして、ダイエットに有効なのは「遅筋」と言われています。
速筋は筋力トレーニングなどの無酸素運動によって鍛えられますが、遅筋はウォーキングなどの有酸素運動によって鍛えられます。
このように、速筋と遅筋は鍛えるためのトレーニングの種類がそもそも異なるため、本来はこの2種類の筋肉を同時に鍛えることはできません。
しかし、加圧トレーニングを行うと軽い負荷でも速筋と遅筋を同時に鍛えられるのです。
これは、筋肉を加圧しているために血流が不十分な状態なので、遅筋が活動を始めた場合に酸素が足りなくなってしまうためです。
遅筋は小さな負荷でもすぐに働きますが、速筋は負荷が大きくならなければ働かないという特性があります。
しかし、血流が少ないことを脳が察知すると、速筋に大きな負荷がかかっていると勘違いし、小さい負荷でも速筋が働いてくれます。
通常のトレーニングでは起こらないことが起こるため、鍛えられる筋肉の絶対量が増えるメリットがあるのです。
成長ホルモンが大量に分泌されることで、新陳代謝が活発になる
運動による筋肉の収縮に伴い、そのエネルギーとして使われる糖質が分解されると乳酸が作られます。
乳酸の発生度が増し、血液内での乳酸濃度が増加すると、脳内のホルモン分泌部位への刺激が高まり、成長ホルモンなどのホルモンの分泌が盛んに行われるようになります。
加圧状態の筋肉は血流が制限されているため、筋肉内の血管における乳酸濃度が急激に高まります。
すると脳はホルモンを分泌させる脳下垂体への作用を促します。
こうして、通常では考えられないほどのホルモンが分泌されるのです。
成長ホルモンは身体の様々な働きを助けてくれます。
その働きの中には体脂肪の分解も含まれていますから、ダイエットにも効果を発揮してくれるのです。
具体的な加圧ダイエットの方法とやり方
加圧ダイエットにとって重要なのは、トレーニングは資格を持ったトレーナーと一緒に行う必要があるという点です。
正しい方法で行わなかった場合、生命の危険もありますから、くれぐれも単独で行わないようにしましょう。
入念なストレッチを行う
どのような運動においても重要ですが、トレーニングを行う際にいきなり筋肉に負荷をかけると故障の原因になります。
運動前・運動後は必ずストレッチを行い、筋肉のバランスを整えましょう。
専用の加圧ベルトを巻く
加圧ベルトを実際に腕の付け根と脚の付け根に巻きます。
初めて行う方は自分では圧が分からないと思いますので、どれくらい圧をかけるのかはトレーナーに調整してもらいましょう。
このとき気を付けるのは、加圧ベルトは1度に右半身・左半身両方に装着することはありません。
腕もしくは脚のどちらか片方に巻いてトレーニングします。
トレーニングの負荷は軽いものから
メニューはトレーナーの方で調整してくれますが、基本的には10~20分程度の軽めのメニューが一般的です。
一例としてダンベル運動を挙げましょう。
ダンベル運動で負荷をかける際は、重めのものをゆっくり上下させて負荷をかけますが、加圧トレーニングの場合は逆で、低負荷の状態で回数を多くこなします。
軽く持てるくらいの重さの器具を使い、回数を増やしてトレーニングします。
また、あまりインターバルをおかず、エクササイズを続けていくことも特徴の一つです。
乳酸が溜まった状態で体を休めずに運動を継続し、筋肉を疲労させていきます。
ベルトを外したあとで有酸素運動をする
加圧ベルトを外すことにより血流が復活します。
すると成長ホルモンの分泌が活発になり、外してから15分後にピークを迎えます。
ここですぐに有酸素運動に取り組みます。
ダイエットの場合は脂肪燃焼効果を高めるために、酸素を取り入れることを意識して運動を行いましょう。
成長ホルモンによる脂肪の分解が促進されますので、それから2~3時間後に筋肉の合成が始まり、筋力がアップしていきます。
加圧ダイエットの注意点
加圧ダイエットは一般的なダイエット方法と異なり、特殊な条件下で運動を行います。
よって、やり方を誤ると身体に多大なダメージを与える可能性があります。
以下に、行う際の注意点を列挙していきます。
自己流では絶対にやらない
加圧トレーニングを実際に行う場合は、たとえベルトを体に巻く位置を詳細に教えてもらっていても、自分の独断で行わないようにしましょう。
そのほかに圧力や運動時間についても無理をせず、トレーナーが定めた指示を守りましょう。
ベルトは専用のものを使用する
加圧トレーニングの際は専用のベルトを使用します。
これは、トレーニングに適切な圧をかけられるように調整されているので、他のもので代用は利かないと考えましょう。
間違ってもホームセンターで売っているような紐やベルトなどは使用しないようにしましょう。
最悪の場合、圧が適切でなく血流が止まってしまう可能性もあります。
血流が完全に止まると最悪の場合、その箇所が壊死してしまう危険性がありますので、絶対に止めましょう。
加圧ベルトは衣類の上から身に着ける
加圧ベルトを装着する際は、Tシャツなどの衣類の上から装着しましょう。
直に肌に巻くと肌を痛めてしまう可能性があるので注意してください。
長時間エクササイズを行わない
身体が慣れてくると、どのようなエクササイズでも量をこなそうとしがちです。
しかし筋肉というのは、長時間やればやるほど鍛えられるものではありません。
逆に血流が鈍くなり、血栓ができたり血行の悪さからくる冷感やしびれを引き起こします。
トレーナーが定めた時間を守り、時間が来たら必ずベルトを外しましょう。
短期間で痩せることを期待しない
加圧ダイエットにおいては、筋力をまずアップさせて新陳代謝を高め、そのうえで脂肪燃焼につなげるという順番があります。
よって、トレーニングを行ってすぐに体重が減少するわけではありません。
通常のトレーニングに比べて短期間で筋肉を作ることは可能ですが、それがすぐに脂肪を燃焼させる結果につながるわけではありません。
トレーニングをある程度続ける意識を持ちましょう。
自己流で圧力をかけたり負荷を増やしたりしない
加える圧力の高さが、必ずしも筋肉の増大につながるわけではありません。
過剰な負担は筋肉を傷つけるだけです。
トレーニングの回数も同様で、筋肉の回復を待たなければなりません。
自己流で圧力・負荷を増やすことは、トレーニングの効果が出るのを遅らせるおそれがありますから止めましょう。
加圧ダイエットのまとめ
加圧ダイエットは、加圧トレーニングを用いて痩せやすい身体を作るダイエット方法です。
基本的には独自に行わず、トレーナーの指導の下エクササイズを行うスタンスを守る必要があります。
即効性のある方法ではありませんが、筋肉が鍛えられるスピードが速く、脂肪を燃焼させるための成長ホルモンの分泌も高められます。
トレーニングを一定期間続けたあとは、見違える身体になるのも夢ではありません。
自分の身体を作り変える喜びを体験したい方や、しっかりと体を作り直したいという方は一度トレーナーに相談して試してみましょう。
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