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栄養素がないというのは真っ赤な嘘?
ローカロリーだからこそのきゅうりダイエットで痩せる
きゅうりと聞くと、色々なイメージが先行しやすい野菜です。
残念なことに、きゅうりは栄養素がないとギネスに登録されたといった間違いが先行してしまっています。
もちろん、そんな事はなく、実際には「最もカロリーが低い果実」という事で登録されていたのが誤って伝わったようです。
そのため、しっかりとしたダイエッターにとって、「きゅうり」は低カロリーの夏野菜として、多く取り入れている食材です。
しかし一般的には、きゅうり自体に有効な栄養分が含まれていないと勘違いしている方も多く、きゅうりがダイエットに活用できるという事をそれほど多くありません。
今回は、そんな「きゅうり」を使ったダイエットを紹介してみたいと思います。
きゅうりダイエットとは
きゅうりダイエットとは、きゅうりを毎日に食べることにより、減量効果を狙うダイエットになります。
きゅうりは比較的食べやすい野菜の1つのため、アレンジ方法も幅広いのが特徴です。
食べやすく食感なども良くクセもないため取り入れやすく、きゅうりがどういう食べ物かをしっかりと知っている方は、実はきゅうりダイエットを実践しているのです。
きゅうりダイエットの成功者や口コミ
きゅうりダイエットは、予約の取れないお店として有名な「分とく山」のシェフである、野崎洋光さんが考案したダイエット方法と言われています。
野崎さん自身がきゅうりダイエットを実践し、2ヶ月で-11kgの減量に成功しました。
シェフということもあり、職業柄味見をすることが多く、忙しい中で食事を摂るために急いで食べることも少なくありませんでした。
そんな中でダイエットをするにはどうすればよいかを考えた結果、きゅうりを食前に食べることで無理なく痩せられたのです。
スポーツ選手の中にも成功者は多く、元サッカー日本代表なでしこジャパンの丸山桂里奈さんも、きゅうりダイエットで-6.6kgの減量に成功しています。
3週間という短期間で成功を収めています。
きゅうりダイエットを実践している人は多く、口コミでも以下のような意見が多く見られました。
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家庭菜園できゅうりを栽培しています。
特に夏はたくさん採れるので、夏だけに絞ってきゅうりダイエットをしています。
毎年3kg程度体重が落ちているので続けています。
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お腹が空いたときに、間食代わりにきゅうりを食べるようにしていました。
1週間で-3kgの減量ができて驚きました。
浅漬けにして食べることもあります。
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いつもぬか漬けのきゅうりが好きでよく食べています。
お通じが良くなったので続けています。
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きゅうりを生で食べる人、漬物にして食べる人など様々ですが、共通しているのはお腹が空いたらきゅうりを食べることを意識する点でした。
きゅうりは非常にカロリーが低い野菜ですから、食べ過ぎて太る心配は少ないため、比較的自由な時間帯に食べられます。
きゅうりダイエットの正しい食べ方とタイミング
上述のように、きゅうりダイエットで成功している方は、食べるタイミングを意識しています。
また、それだけでなく食べ方に簡単なルールがありますから、以下にご紹介していきます。
毎食前に1本食べる
きゅうりを食べるタイミングは、毎食前に1本食べることが基本になります。
特に、夕食前に食べることを重要視する人も多くいるくらい、食前という事をしっかり意識しておきましょう。
これは、食前に食べることで食欲を抑える効果を期待してのことです。
よく噛んで食べることで、食べ過ぎを防いでくれます。
きゅうりは生で食べる
きゅうりダイエットを成功させるには、加熱せずに生で食べることが重要になります。
これは、きゅうりに含まれる酵素の「ホスポリパーゼ」の効果を得ることが、きゅうりダイエットにおいては大切だからです。
酵素は加熱することによってその効果を失うため、取り入れるには生で食べる必要があるのです。
もろきゅうのように、味噌をつけて食べることも問題ありませんし、サラダなどの方法でも気軽に食べられます。
きゅうりに含まれているダイエットに有効な栄養素
きゅうりには、最初にも記載したとおり、ある不名誉な噂が一人歩きしてしまっています。
それが「世界一栄養価の低い野菜」として、ギネスブックに認定されているという間違った噂です。
この噂は最初にも書いた通り、間違いではあるのですが、実はきゅうりに関するギネス記録というものは多数存在しており、その中で登録されている1つが「世界一カロリーが低い果実」になるのです。
カロリーも厳密に言えば栄養素の1つと言えるかもしれませんが、かといって、カロリーが低い=栄養素がないというわけではありません。
決してきゅうり自体の栄養価が低いという意味ではないので安心してください。
もちろん、ダイエットに有効な栄養素も含まれていますから、以下に詳細をご紹介していきます。
ホスポリパーゼ
きゅうりダイエットが取り上げられるきっかけとなった栄養素で、酵素の一種になります。
実はダイエットサプリなどにも含まれている栄養素であり、脂肪の分解と燃焼効果がある酵素になります。
特に、きゅうりに含まれているホスポリパーゼには、脂肪分解効果が高いという特徴があります。
きゅうりを食べることで、体内の毒素・老廃物を排出するとともに不要な脂肪を分解しつつ、代謝を向上させて脂肪を燃焼しやすくしてくれるのです。
ホスポリパーゼは、多くの身近な食材にも含まれている酵素のため、きゅうりだけに含まれているものではありません。
それではなぜ、特にきゅうりにおいて注目されているのでしょうか。
その答えこそが先ほど書いた「世界一カロリーが低い果実」という特性にあるのです。
実は、ホスポリパーゼ自体はマーガリンやマヨネーズなど、ハイカロリーの食品にも含まれています。
しかし、上記のものは、カロリーが高くダイエット時には避けるものの代表例でもあり、ダイエット食材として日の目を見る機会は少ないであろう食べ物に含まれていても、魅力は感じられませんし誰も気にしません。
一方、きゅうりはカロリーが非常に低いため、たくさん食べたとしても太るリスクは少ないのです。
しかも、たくさん食べた分だけホスポリパーゼはしっかり摂取できますから、ダイエットには持って来いの野菜なのです。
カリウム
ダイエットには脂肪の他に、もう1つ注意すべきポイントがあります。
それは「むくみ」です。
実際の体重については標準体重に近いにもかかわらず、なぜか見た目的に太って見える人は、むくみが疑われるケースもあります。
そのような症状がある方は、カリウムを積極的に摂取することで、症状を改善することができます。
カリウムには、体内の余分な水分を排出したり、血圧を整えてくれる働きがあるのです。
むくみは、体内の水分・老廃物が溜まって体外に排出されないことが原因で起こります。
長期間にわたり症状が改善されない場合、脂肪と老廃物が結びついてセルライトができる原因にもなります。
セルライトは一度できるとなかなか解消されないため、ダイエットの隠れた大敵でもあります。
そのため、カロリーの低いきゅうりを毎日食べることで、太る心配無く自然と体内の不要な水分が排出されていきます。
結果的に、むくみの解消につながるのです。
とはいえ、きゅうりダイエットにおいても、塩分の摂り過ぎは気を付ける必要があります。
きゅうりが好きな人の中には、お新香などの漬物として食べることを特に好む人も少なくありません。
カロリーだけを考えるとヘルシーですが、食べ過ぎはかえって問題になります。
それは、漬物に含まれる塩分には、水分を身体に溜め込む性質があるためです。
せっかくきゅうりを食べても、その分塩分を身体に入れれば、むくみの解消には至りません。
食べ方を工夫し、過剰な塩分は摂らないように心がけましょう。
シトルリン
1930年代にスイカから発見された、アミノ酸の一種です。
ウリ科の植物に多く含まれており、日本でも食品として利用されています。
アメリカやヨーロッパでは、日本に先駆けて利用されており、健康食品としてはもちろん疲労回復の医薬品にも応用されているほどなのです。
シトルリンは、体内でアルギニンという物質に変換され、一酸化窒素を作ります。
一酸化窒素には、血管の筋肉を柔らかくして拡張させ、血行を促進してくれる働きがあります。
血管機能全般の向上作用があり、コレステロール・血栓の発生を抑える効果があります。
運動系のダイエットと併用する場合は、運動でのパフォーマンスを上げてくれたり、体内に酸素を運ぶ効果を高めてくれます。
有酸素運動と相性が良い栄養素ですので、出来れば運動系のダイエットと合わせて行えればよりベターと言えます。
きゅうりダイエットの効果と続ける事で得られるメリット
きゅうりダイエットには様々な効果が期待できますが、さらに継続することで、ダイエット以外にどのようなメリットがあるのかを以下に詳細を紹介しておきます。
水分補給
ん?と思うかもしれませんが、きゅうりはその大部分が水分で構成されており、およそ90%以上を占めると言われています。
そのため、きゅうりを食べることで、水分補給が可能になるのです。
水分補給を考えたとき、真っ先に考えるのは水道水やミネラルウォーターの補給になります。
しかし、夏の炎天下など急激に体内から水分が奪われる環境においては、かえって危険な行為になるのです。
人間が汗をかいたとき、一緒に塩分・ミネラル分なども汗に溶けて失われていきます。
そのため、本来であれば失った栄養素を、水分と一緒に摂取する必要があります。
ところが、水道水だけを飲んでいるだけでは、塩分やミネラルは吸収できないのです。
よく夏場の熱中症対策などで、水だけではなく塩飴を舐めるようにといった注意事項が挙げられるのはこのためです。
きゅうりには、水分に加えてカリウムが含まれているため、食べることで体内の塩分を調整してくれる働きが期待できます。
また、身体を冷ます効果もあるため、夏の熱中症対策にも用いられる野菜の1つです。
美肌効果
きゅうりに含まれるアミノ酸の一種シトルリンには、お肌の角質細胞内にある水分を保湿する働きもあります。
結果、肌の美しさを維持する効果が期待できます。
成長ホルモンの分泌を促してくれるため、アンチエイジング効果にもつながります。
食物繊維による食欲防止・便秘解消
きゅうりを食べたときに感じる歯ごたえの理由の1つに、きゅうりが持つ食物繊維があります。
必然的によく噛んで食べることになるため、満腹中枢が適度に刺激され、食べ過ぎを防いでくれます。
また、体内においても、食物繊維は食欲を防止する働きを見せてくれます。
食べた後で胃の中で水分を吸って膨らみ、お腹に溜まり、腸へと移動した後は腸内で便のかさを増やし排出を促してくれます。
腸は、水分を含むことで排出しやすくなる特性があります。
そのため、水分含有量が多く食物繊維も豊富なきゅうりは、便秘解消効果も期待できるのです。
きゅうりダイエットの効果をより高める方法
きゅうりダイエットを持続し、その効果をより高めるためには、どのような方法があるのでしょうか。
実は、日本古来の知恵の中に、その答えが隠されていました。
昔から続く日本の知恵の1つに「ぬか漬け」があります。
一般家庭で気軽に作れ、しっかり漬かるとチーズのような味わいへと野菜たちが変貌することから、年代を問わず人気な漬物です。
かつてはバケツ1杯のぬかに野菜を漬け込む作り方が一般的でしたが、核家族化の流れを経て、なかなか一家に1つのぬか床がある環境を維持するのは難しくなってきました。
そこで考案されたのが、タッパーに小さめのぬか床を作り、自分たちが食べる分だけぬか漬けを作るスタイルです。
とはいえ、自分一人でぬか床を作るのが、不安に感じられる方も多いと思います。
そんな方向けに、あらかじめ熟成させたぬか床が販売されています。
値段も手ごろで、高いものでも1kg単位で1,000円程度ですから、それをタッパーに入れて管理しておく方法が手軽です。
毎日下から上へとかき混ぜれば、ぬかが駄目になることはありません。
極端な温度変化を避けるため、できれば冷蔵庫で保管しておくと良いでしょう。
塩味が薄くなったらあら塩を足し、酸味が強くなったらぬかを足して混ぜれば味を保てます。
どちらもスーパーなどで手に入りますから、ぬかそのものに比べると、手に入れるのはそれほど難しくありません。
きゅうりは洗って水を切ったあと、そのままぬか床に漬けます。
それから12~24時間経ってから、ぬかから取り出して軽く水洗いしてから食べます。
きゅうりのぬか漬けは、味もさることながら、栄養価も高いというメリットがあります。
特にビタミンB1は、12時間漬けることで5倍に、24時間漬けることで12倍にまではね上がります。
ビタミンB1は糖質などのエネルギー代謝に大きく関わる栄養素のため、ダイエットには有効な栄養素の1つです。
過剰に食べ過ぎると塩分過多になる危険性がありますが、1日1本を目安に食べるのであれば問題ありません。
朝食前など、エネルギーが必要な時間帯に食べるのが効果的です。
きゅうりダイエットの注意点
ここまでご紹介してきたとおり、きゅうりダイエットには数多くの利点がありますが、続けるにあたりいくつか注意点があります。
以下に詳細をご紹介していきます。
食べ過ぎは身体を冷やす
きゅうりには先ほども記載したとおり、水分が非常に多く含まれており、夏野菜ということもあり熱を取る働きがあります。
そのため、食べ過ぎることでかえって身体を冷やしてしまいます。
冷え性などの症状が出やすい方は注意が必要です。
生で食べるだけだと飽きやすい
きゅうりはアレンジ例が豊富な食べ物ではありますが、ただ生で食べるだけだと飽きてしまいます。
サラダやドレッシングの種類を変えるなどして、美味しく食べることを意識しましょう。
飽きてしまって続けられなくなると意味がありませんから、アレンジ方法やレシピなど自分流の続けていけるきゅうりの食べ方を工夫する事も効果を出すための1つ大事なポイントと言えるかも知れません。
きゅうりダイエットのまとめ
きゅうりダイエットは、きゅうりを食べ続けることで減量するダイエット方法です。
生で食べるという縛りはありますが、きゅうりを食べる量や時間帯に特に制限は無いため、比較的取り組みやすいダイエット方法です。
ついキュウリと言えば、あの噂でダイエット時には避けてしまう方もいますが、カロリーが低く栄養素もあるため、特にぬか漬けにすることでより栄養価は高まり、より高い効果も期待できます。
まずはサラダやもろきゅうなど、調理や食べ方に負担が少ないものから試していってみましょう。
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