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腸をダイレクトに刺激する新ダイエット!
腸もみダイエットでお腹周りのポッコリにサヨナラしよう
ダイエット方法には実に様々なものがあります。
食事制限・有酸素運動・筋力トレーニングなどなど、挙げればきりがありません。
そんな数多くのダイエットに取り組んでいるのに、どうしても減らないお腹のポッコリにうんざりされている方も多いと思います。
しかし、もしかしたらその原因は脂肪ではなく、腸にあるのかもしれません。
今回は腸の働きを整えてポッコリお腹を引き締める、腸もみダイエットをご紹介したいと思います。
腸もみダイエットとは
腸もみダイエットとは、お腹の上から腸を刺激することにより腸内の血行を促進してコリをほぐし、溜まった老廃物を流すダイエット方法です。
腸をもむ際に特別なグッズを使用することはなく、薬の力にも頼りません。
誰でもどこでも気軽にできるダイエットの1つです。
歴とした提唱者がいる腸もみダイエット
腸もみダイエットと聞くとただ揉むだけと勘違いしてしまいそうですが、しっかりと提唱された方もいるダイエット法です。
提唱者として有名なのが、マザーアロマ代表の砂沢佚枝さんです。
砂沢さんは心理学博士のお母さんのもと、幼少期から心理学や生理学に接する経験をされています。
アメリカでの留学時に心理学を学び、アロマテラピーサロンをオープンします。
その後お母さんが失明されたことをきっかけに、独自に腸セラピーの研究を始めます。
研究の結果生まれたのが「腸もみ健康法」です。
「1日3分腸もみ健康法」のほか、腸もみに関する書籍を多数出版されています。
講演会・テレビ・雑誌など幅広いメディアへの取材にも応じられています。
そもそも、なぜ腸をもむとダイエット効果があるのか
腸もみダイエットの始める際に重要なのは、なぜ腸の働きがダイエット効果を生み出すのか、そのメカニズムについて知ることです。
私たちの身体で腸は大きく分けて3つの働きを行っています。
以下に詳細をご紹介していきます。
消化吸収
食べ物を消化すると聞くと、まず真っ先に胃を思い浮かべる方が多いと思いますが、実際に栄養を食べ物から吸収する働きをするのは腸です。
具体的には、小腸が栄養を消化する働きをします。
小腸には酵素をたくさん含んだ小腸液という液体が作られています。
この小腸液に含まれる酵素によって、胃でドロドロに溶かされた食べ物が随時消化されていくのです。
細かく言えば、炭水化物を体内でブドウ糖にしたり、脂肪を脂肪酸とグリセリンにするのも小腸の働きです。
こうして栄養が吸収された食べ物は大腸へ運ばれます。
大腸では水分やミネラルを吸収しています。
吸収されきった食べ物がかすとなり、便となって排出されます。
免疫
腸内には何兆個ともいわれる腸内細菌が存在しています。
大きく分けて「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3種類です。
このうち健康やダイエットにおいて重要なのが善玉菌です。
代表的なものにビフィズス菌や乳酸菌があります。
ビタミンの合成や腸の消化吸収作用を補助してくれたり、悪い菌の感染をガードしてくれます。
免疫を刺激してくれるので、病気から身体を守ってくれる役割も果たしています。
解毒
腸には解毒作用もあります。
解毒というと肝臓を思い浮かべがちですが、そもそも肝臓で解毒される毒素は、腸によって解毒ができなかった分なのです。
よって、腸内環境が健康であれば肝臓への負担も少なくなります。
ご紹介したこれらの働きが正常に作用していれば、人間は健康的な生活を送ることができます。
しかし何らかの理由でその働きが悪くなると、健康にも、ダイエットにも不具合が起きます。
まず消化吸収ですが、この機能を腸がしっかりと果たしていないと、下痢や便秘といった症状があらわれます。
ダイエットにおいて便秘が大敵なのは言わずもがなです。
また、ダイエット中は減量に伴い食生活がどうしても偏りがちになります。
低カロリーの食事を摂り続けているうちに、お通じが悪くなったという方も多いと思います。
野菜だけを食べたり、食事の回数を減らしたりといった極端なダイエット法をしてしまうと、腸がその食生活に慣れず十分な働きができなくなります。
腸は消化できなかった食物繊維と一緒に、便を排出しようと収縮します。
これをぜんどう運動と呼びますが、便を排出するにはそれだけの内容量が必要です。
十分な食事を摂っていなければ、消化できる栄養素がわずかなため、どうしても腸に残る排出物が少なくなってしまいます。
ダイエットを始める前の排出量より少ない状況に腸が順応できず、結果的に便が排出されず溜まってしまいます。
大腸では水分を吸収しますから、残ったかすである便は、排出に必要な水分が無いため固い状態でとどまらざるをえません。
こうして排出できない便が腸に溜まっていき、便秘となってしまうのです。
便が大腸内に長くとどまることで腸内全体の流れが悪くなり、血行不良を誘発します。
すると腸自体も冷えて衰弱し、本来の機能を果たせなくなります。
そして慢性的に腸の働きが悪くなり、便秘も慢性化するのです。
便が腸に溜まることで腸内環境も悪化し、善玉菌の勢いが弱まり悪玉菌が活発になります。
また、便が腸内で腐敗を強め悪いガスも出るようになり、解毒作用が追い付かなくなります。
ひどくなると便秘がもとで、肌荒れや強烈な腹痛といった深刻な症状をきたします。
これではダイエットどころではありません。
好循環を生むための腸もみ
そこで腸もみの出番なのです。
腸をもむことで、腸管の内表面を覆う腸管上皮層にある神経が刺激されます。
このとき、腸の動きを活発にする「セロトニン」の分泌が促進されます。
腸においてはセロトニンがぜんどう運動を促してくれる効果がありますから、便秘の解消につながります。
また、腸をもんで腹部を刺激することにより体温が上昇し、新陳代謝の向上が期待できます。
便秘を解消するのであれば、トイレで大腸を刺激すると有効です。
朝にトイレで腸を刺激すると排便を促進でき、残便感なく1日を過ごせます。
就寝前に行えば快眠効果が期待でき、入浴中に行えば血行促進に役立ちます。
腸もみを正しく行うことで、大腸内にとどまっている便を排出させたり、腸の血行を良くする効果が期待できます。
便が排出されることによって、ポッコリと出たお腹が解消され、その分の減量も期待できます。
腸もみダイエットの実際の効果
腸もみダイエットに実際に取り組まれた方の口コミを見ると、以下のような効果が報告されています。
- 3カ月で体重-15kg
- 2週間で体重-4.8kg
- 10日で体重-7kg
ダイエットの効果には個人差がつきものですが、このようなめざましい結果を出されている方もいるようです。
そのほとんどが宿便の解消が理由とのことですから、便秘に悩んでいる方は多数いらっしゃることが伺えます。
腸もみダイエットの方法・やり方
ここでは、実際に腸を刺激する方法をご紹介していきます。
腸を刺激する際は、どのような悩みがあるのかによって、もむ場所も変わってきます。
各部位にフォーカスしたマッサージを行うことにより、体調や体型を改善していきます。
まずは初心者向けの方法からです。
この方法は小腸にアプローチします。
むくみを解消する効果があるため、くびれ作りに貢献してくれます。
- おへそを中心にして、そこから指3本分離れた場所の真上で両手の指を揃える
- 指を揃えた場所を4秒かけて押し、同じ4秒かけて手を離していく
- 最初に押した場所を時計でいう12時に見立て、そこから2時・4時・6時・8時・10時を指す部分を時計回りに押していく。時間は手順②と一緒で、場所も同じく指3本分離れたところを押す
- もし硬いと感じたところがあれば、指をアーチ型にして少し強めに押す。こうすることで硬さをほぐしていくことを意識する
次は少し上級者向けの方法です。
この方法は小腸・大腸へのアプローチになります。
老廃物の排出・便秘解消効果が期待できます。
- 両手の指を開いた状態でウエストに置く。このとき、やや強めに押しながら手を上下に移動させていく
- 手順1.の動作を10回繰り返す
- おへそから3cm左横の位置で両手を揃える。その位置から「U」の字を描くように、右横まで移動させる
- 手順3.の動作を3回行う。このとき途中でゴリゴリとした触感があったら、そこをほぐすように重点的にもむ
- おへその右下あたりの位置が大腸になる。その位置からおへそを通っておへその左下まで、逆「U」字を描くように押す。両手の指は揃えて行う。
- 手順5.の動作を3回行う。左下は大腸の出口となっており、老廃物が溜まりやすくなっているので入念にもむ
- 両手の指を揃えて、時計回りにお腹をマッサージする。ゆっくりと丁寧に、溜まった毒素を移動させるイメージで、5周ほどもみほぐす
腸もみダイエットを行うのに良いタイミング
腸もみ自体は特に回数制限はありません。
毎日行っても、1日に何度もんでも問題ないのですが、回数を増やすことにこだわる必要はありません。
1日1回は必ず行う習慣をつけることが大切です。
ダイエット効果を高める目的であれば、入浴時に行うのが効果的です。
腸が冷えることで働きが悪くなり、太りやすくなります。
お風呂上りに腸もみマッサージを行うことによって、より身体が温まり腸の冷えを取ることができ、働きが活発になります。
便秘解消には朝起きてからが効果的です。
寝起きの腸を刺激することにより排便を促します。
心地良い就寝を目指すのであれば、夜寝る前にマッサージをしましょう。
腸からセロトニンが分泌されることで安眠効果が期待できます。
腸をより活性化させるには
ここでは、腸もみと併せて行うことで腸をより活性化させる方法をご紹介していきます。
水分をしっかり摂る
大腸内に長い間留まっている便は、すでに大腸が水分を吸収してしまっているので、水分が少なくて硬くなり動きにくい状態になっています。
この便を柔らかくするには、水分を摂取して腸に潤いを取り戻す必要があります。
腸もみマッサージを続けるのと一緒に、水分を摂取することを意識しましょう。
腸が正常に動き出せば過度の水分は排出されます。
もちろん、ダイエットに支障が出ることはありませんから安心してください。
このとき気を付ける必要があるのは、水分補給を行う際は常温の水で行うことです。
冷たい水を摂取してしまうと、せっかく温まって改善された腸の動きが悪くなってしまうおそれがありますので注意してください。
食物繊維を摂る
主に野菜やきのこ類に含まれる食物繊維ですが、こちらは便のかさを増やしてくれる効果があります。
便のかさが増えることによって、腸が便を排出するのを助けてくれます。
便のかさを増やしてくれるのは不溶性食物繊維が主になります。
具体的にはゴボウ・ブロッコリー・パセリなどの野菜に含まれています。
中でもおすすめはゴボウで、不溶性食物繊維に加えて水溶性食物繊維も同時に摂取できます。
水溶性食物繊維も腸の働きを助けるものですが、優秀なのは過剰に摂取した分が尿として排出される特徴があることです。
むくみの原因となる過剰な水分も一緒に排出してくれるので、ダイエットには効果的な食材の1つです。
腸もみダイエットの注意点
腸もみダイエットは腸に直接刺激を与えるため、行うにあたりいくつか注意点があります。
以下に詳細をご紹介します。
食後30分以内には行わない
食後30分以内にマッサージをしてしまうと、かえって腸の働きが悪くなってしまいます。
消化不良を誘発するおそれがありますから、この点は注意してください。
お腹の調子が悪いときは避ける
言うまでもありませんが、お腹を下しているときなど、調子が悪いときに腸もみを行っても逆効果です。
刺激を減らして体調の回復に努めましょう。
摂取する食事の質に注意する
腸もみを行うことで栄養素が効率良く吸収されるようになります。
これはもちろん身体にとって良い傾向なのですが、それが原因で体調不良を誘発する危険性もあります。
具体的には、脂肪の多いものや甘いものを少量食べたとしても、その吸収率が上がっているために身体に影響を及ぼす可能性があります。
また、節約を兼ねてダイエットを行っている方の場合、安価でも身体に負担のかかる食生活を行う傾向があります。
この習慣はかえって逆効果になってしまいますので、食材は少量でも良いので質の高いものを選ぶよう心がけるようにしましょう。
腸もみダイエットダイエットのまとめ
腸もみダイエットは小腸や大腸に直接刺激を与えることにより、活動を活発にするダイエット方法です。
便秘の解消や新陳代謝の向上が期待できます。
もみ方も簡単にでき、毎日行えて回数制限もありません。
ただし、やみくもに数を増やさず、毎日行うことを心がけましょう。
水分を摂ったり食事の質に気を配ることで、さらに効果を高められますよ!
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