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定期的にブームを起こす立役者、
杜仲茶ダイエットは淹れ方と飲み方にこだわってみよう
過去、ここ日本でもお茶や飲料を用いたダイエットは数多く紹介されてきました。
そのほとんどがブームを巻き起こしましたが、一時的に行う方は多くとも、そのダイエットを継続している方はブームが収縮するにつれて少なくなります。
もちろん、今や日本のみならず世界的にダイエットや健康方法が注目される現代では、このいった流れ、風潮になるのはある意味では仕方の無いことかもしれません。
しかし、中には一時的なブームだけで終わらずに、数年ごとに息を吹き返し、再度ブームになるダイエット方法もあります。
その1つが杜仲茶を利用したダイエット方法で、今回はその「杜仲茶ダイエット」を紹介してみたいと思います。
杜仲茶ダイエットとは
杜仲茶ダイエットは、その名の通り、「杜仲茶」を毎日飲むだけのダイエット方法です。
原産国でもある中国では、杜仲茶は健康茶として飲用されています。
普段ではあまり見かける機会は少ないお茶ではありますが、ダイエットブームが起こる度に注目され、その都度効果が紹介されています。
そのため、時期やタイミングなどによってはコンビニのお茶の陳列にも杜仲茶が並んでいる事もあるかもしれません。
そもそもの杜仲茶についてをおさらい
そもそも、杜仲茶とはどのようなお茶になるのでしょうか。
麦茶や烏龍茶などは一般家庭にも馴染みがあるお茶で多くの人が味もイメージできるかと思いますが、杜仲茶ってどんなお茶?と聞かれてすぐに答えられる人はあまりいません。
杜仲茶とは、杜仲と呼ばれる種目の木の葉を煎じて作られたお茶のことを言います。
中国では五大漢方薬の1つとして数えられていて、漢方としては鎮痛・強壮・利尿作用があります。
日本では奈良時代~平安時代にかけて伝わったとされており、お茶として飲用される習慣が生まれたのは20世紀後半とされています。
主にその習慣があったのは長野県といわれており、長野県では国産100%の杜仲茶も発売されています。
杜仲茶の特徴の1つとして、ノンカフェイン飲料であることが挙げられます。
老若男女問わず飲用でき、妊婦さんやカフェイン中毒の方であっても、安心して飲む事ができるお茶として重宝されています。
味についてはプーアル茶・ウーロン茶に馴染みのある方であれば美味しく飲用できます。
イメージ的に苦いと思ったりするかもしれませんが、実は杜仲茶はそういった味ではなく、一部の健康食品のように極端に苦かったり、臭かったりするようなことはありませんから、気軽に飲用が可能です。
なぜ杜仲茶を飲むとダイエットに効果があるのか
杜仲茶の由来は分かりましたが、なぜこれがダイエットに効果があるのでしょうか。
秘密はその成分にあります。
以下にダイエットに効果があるとされている、杜仲茶特有の主要な成分をご紹介します。
ゲニポシド酸
杜仲茶に含まれる有効成分として最も有名なものの1つです。
代表的な効果に高血圧の改善があります。
ゲニポシド酸は副交感神経に働きかけ、筋肉の緊張を緩和するのですが、その結果、血管が広がり血行の改善につながります。
また、コレステロールや中性脂肪の値が上昇するのを防ぎ、血管内の血液をきれいにしてくれる働きもあります。
ダイエットと高血圧は、一見すると関係性が薄く感じるかもしれません。
しかし、高血圧がダイエットを阻害する可能性は非常に高いのです。
例えば、運動をする場合を考えると、血圧が高いことにより運動内容が制限される場合があります。
具体的には身体に負荷がかかる運動を避ける必要性に迫られます。
その結果、カロリー消費量の少ない運動に的を絞らざるを得ない場合があるのです。
もし杜仲茶ダイエットと運動系のダイエットを併用する場合、このような点からも効果は高いと言えるでしょう。
内臓脂肪を落とすことにフォーカスするのであれば、食事と一緒に杜仲茶を引用すると効果があります。
血液がきれいになることで血流が改善され、基礎代謝も向上します。
グッタペルカ
杜仲の葉を割ってみると、断面が粘着質の白い糸を引いているのが見えます。
それがグッタペルカです。
効能はガンの予防や胃壁の保護など幅広く、杜仲茶における栄養素の代名詞の1つです。
ダイエットにおいては脂肪の排出を促進する働きがあり、継続して飲用することで内臓脂肪の蓄積を抑えてくれる働きが期待できます。
抗酸化作用も期待できるため、過酸化脂質が体内に留まるのを防ぎます。
ピノレジノール・ジグルコサイド
あまり聞き慣れない栄養素ですが、こちらも杜仲茶特有と言っても良い栄養素です。
血管拡張効果があり、代謝向上が期待できます。
消化吸収をスムーズに行われるように働きかけ、便秘の改善にもつながります。
利尿作用もあるため、余分な水分や塩分が排出され、むくみの改善につながります。
ダイエットだけじゃない!杜仲茶に含まれるその他の有効成分
先に杜仲茶特有の成分で主要なものをご紹介しましたが、それ以外にも数多くの栄養素を杜仲茶は含んでいます。
以下にご紹介する成分も、ダイエットの成功を助けてくれます。
ビタミンB群
エネルギーの代謝を助けるビタミンで、体内で複合的に協力し合いながら働く性質からB群と名付けられています。
中でも杜仲茶において特筆すべきなのはB1・B2・B6になります。
ビタミンB1
ビタミンB1の役割は糖質をエネルギーに変えて代謝する手助けをする働きです。
エネルギーがしっかりと代謝されていないと脂肪として身体に蓄えられてしまい、その結果、脂肪が蓄積され体重が増加します。
この点を改善するのにビタミンB1は役立ってくれます。
糖質をエネルギーに効率よく変えて、脳や筋肉を動かすためのエネルギーを作ってくれるのです。
運動をしている場合、疲労物質として乳酸が発生しますが、その代謝にも活用されます。
不足するとイライラしたり疲れやすくなる特徴があり、危険水域まで減少すると病気を引き起こす場合もあります。
「脚気」という言葉を聞いたことのある方もいると思いますが、その原因はビタミンB1不足なのです。
ビタミンB1を摂取する場合、玄米や豚肉といった食材が有名ですが、ダイエット中はなかなか摂取が厳しい場面があります。
そのため、知らず知らずのうちにビタミンの摂取量が減っている場合があるため、ダイエットに用いる杜仲茶から摂取できるのは大きなアドバンテージとなるのです。
ビタミンB2
ビタミンB2は脂質の代謝に関わるビタミンです。
ダイエットにとっては、B1と同様に重要性が高い栄養素になります。
皮膚の生まれ変わりを助ける働きもあり、ケガをしたときにかさぶたができ、傷が癒える作用を補助してくれます。
不足することで新陳代謝が悪くなる傾向がありますから、冷え性や便秘の一因にもなります。
お肌においてはニキビや吹き出物、皮膚炎や口内炎などの原因にもなります。
ビタミンB6
ダイエット中に肉を食べたい方にとっては、ビタミンB6の存在は欠かせません。
ビタミンB6は、たんぱく質をエネルギーに変えたり、筋肉・血液を作る際のサポートをしてくれます。
身体の中でたんぱく質が無駄なく使われるようにアミノ酸へ分解したり、逆に合成したりと忙しい働きをしてくれます。
先ほど紹介したビタミンB2との連携を取って活動するため、一緒に摂取することが望ましいとされているのですが、杜仲茶であれば飲めば両方を同時に摂取できるため、条件を満たしていますから安心です。
このようにビタミンB群は代謝に有効な成分のため、積極的に摂取できる杜仲茶はダイエットに有効であると言えるのです。
ビタミンC
ビタミンの中でもとりわけ知名度の高いビタミンCですが、身体にとって無くてはならない栄養素の1つです。
ダイエットにおいては間接的に働いてくれる栄養素ですが、お肌の調子を好調に保ち、風邪などを引かないために身体を守ってくれます。
ストレスによる体調不良を防御するのにも有効です。
ビタミンC自体が、何らかの脂肪燃焼効果を持つわけではありませんが、抗ストレス作用はダイエット中の精神状態を安定させてくれる作用があります。
「風邪は万病のもと」とよく言いますが、ストレスによる風邪から体調を崩して大きな病気になるケースは非常に多いのです。
また、ダイエット中は限られた食事の量で、有効な栄養素を摂取しなければなりませんが、その際に良質の栄養を摂っているかどうかは重要です。
杜仲茶はこのような点からもダイエット向きと言えるでしょう。
カリウム
むくみを防止するのに効果的な栄養素です。
体内の塩分と水分のバランスを取る働きをする栄養素で、血圧の調整にも関係しています。
塩分の多い食生活に心当たりがある方は、積極的に取った方が良い栄養素です。
しかし、腎臓に異常がある場合は過剰摂取を控える必要がありますので、その点には十分気を付けるようにしましょう。
ダイエットに効果的な杜仲茶の淹れ方・飲み方
杜仲茶がダイエットに良いと聞いて、すぐ実践しようと思う方もいるかもしれません。
ですが、杜仲茶を淹れる場合、その入れ方や飲み方には少し注意が必要です。
まず、体温を下げないためにもアイスで飲むよりもホットで飲む事が望ましいとされています。
ですから、自然とポットで淹れる方法が取られますが、以下に煮出し方をご紹介しておきます。
- やかんに水を1リットル入れる
- 杜仲茶の葉を煮出し用のパックに入れ、やかんの中に入れて火にかける。※茶葉を入れたままやかんの中で広がらないようなタイプの、使い捨てパックを使い、葉の量は3g程度が目安
- 沸騰したら火を弱めて、自分の希望の時間だけ煮出す
有効成分をより抽出して飲むには、煮出す時間を長くするのが有効ですが。
しかしながら、抽出時間が長ければ長いほど、苦みや渋みも抽出される事になりますので、特に初めて飲むという方の場合は気になって飲めない場合があります。
杜仲茶に慣れるまでは、最初から濃い杜仲茶を飲まずに、煮出す時間を短めにして淹れて自分の舌と相談しながらどのくらいの抽出時間なら美味しく飲めるかを試していくのがおすすめです。
また、初めての場合は、まずは目安としては「5分」程度の煮出し時間から始めてみましょう。
5分なら一般的には苦みや渋みなどそれほど感じる事はないと思いますので、そこから始め、その味に慣れてきたら10分・15分と徐々に時間を増やしていくのがおすすめです。
さらにオススメの方法として、特にまだ最初の頃で味に舌が慣れない時は、麦茶や他のくせがない、もしくは自分が好きなお茶と混ぜてみるのも飲みやすくなっておすすめですし、柑橘系が苦手でなければ、はちみつやレモンを入れて飲むのも効果的です。
はちみつダイエット
選ぶ茶葉は必ず100%のものを
淹れる際の茶葉の選び方としては、杜仲茶葉100%のものを選ぶように心がけてください。
杜仲茶の効能をしっかりと身体に入れるために、こだわることは大切です。
飲用する場合は食事と一緒に飲むのがおすすめで、こうする事でお腹がふくらんで満腹感を味わえます。
1日の目安としては5杯程度が理想的です。
もし、保存を考える場合は常温で冷やした後、保存容器に入れて冷蔵庫で保管しましょう。
杜仲茶ダイエットで気になる副作用的なことや注意点
杜仲茶ダイエットを続ける際に、注意する必要がある点もいくつかあります。
以下に詳細をご紹介します。
糖質の食べ過ぎを防ぐ
杜仲茶は栄養価の高いお茶であり、ダイエットに効果がありますが、杜仲茶を飲んでいるからと言って食べ過ぎては本末転倒です。
特に糖質は、ダイエット中は摂取を控えたくてもついつい食べてしまいがちな成分の1つです。
どうしても甘いものが食べたくなった際、杜仲茶と一緒に摂取するのは効果的ではありますが、効果を過信せずに量は控えめにしましょう。
一度に大量に飲まない
ダイエットを行っていると陥りやすいのが、結果をすぐに求めたくなる心理状態です。
健康に良いから、ダイエットに良いからといって、過剰に摂取すれば効果が出るような方法は長期的には続けにくく、身体にも負担がかかる場合がほとんどです。
杜仲茶についても同様です。
どれだけ良いとされていても、がぶ飲みや一時的に大量に飲んでというのは意味が無く、普段の食事や水分補給としてこまめに飲むことが理想的です。
間違っても週に1回、食事の代わりに杜仲茶だけ飲むといったような過激な方法は取らないようにしてください。
また、あまりにも飲む量が多いと、下痢を引き起こす可能性がありますのでそちらも注意しておきましょう。
杜仲茶の栄養素は豊富で、ミネラルも含まれています。
もし腎臓に何らかの異常を抱えている方の場合、一度に大量の杜仲茶を飲むことによりカリウムの過剰摂取になる場合があります。
副作用として脱力感や吐き気・しびれといった症状を引き起こすこともありますから、この点はしっかりと守ってください。
杜仲茶ダイエットの口コミや評判
杜仲茶ダイエットは定期的にブームが起こるダイエット方法のため、実践者が数多いのが特徴です。
始めた動機としては、もともと高血圧対策のために家族が飲んでいたことをきっかけに、自分も飲み始めたら効果があったという声が多いようです。
特筆すべきは便秘解消効果です。
体重や体脂肪については、変化があった方とそうでない方に分かれましたが、便秘改善効果についての口コミは数多く、飲み続けることでお通じがスムーズになった結果が読み取れました。
また、すぐには目に見える効果は無かったが1年以上無理なく続けられたという声もありました。
味の面でも継続しやすいことがうかがえます。
毎日のお茶を杜仲茶に変えるというだけでも、実践していくには簡単に継続していく事ができます。
普通の麦茶や烏龍茶などよりは、費用がかかる面はありますが、継続という面からしては非常に続けやすいダイエット法です。
定期的にブームになる事も多く、健康的には優れたお茶ですので、周りの口コミや飲み方なども参考にして、自分にあったやり方を見つけていきましょう。
杜仲茶ダイエットのまとめ
杜仲茶ダイエットは定期的にブームが起きているダイエット方法です。
国内では長野でも栽培され、ダイエット効果のある栄養素を始めとする数多くの成分を含んでいます。
今では色々なメーカーからも杜仲茶が販売されています。
健康増進にも効果が期待され、飲みやすい濃さを自分で調整もできます。
飲み過ぎるとお腹を下す可能性もありますから注意が必要ですが、適量を飲用して長く続けられたという口コミも多く書かれています。
無理のない範囲で飲み続け、良い結果を手に入れましょう。
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