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部屋もキレイになって一石二鳥!
掃除ダイエットで自宅も自分も美しくなろう!
掃除と言えば、多くの人にとってはなかなか腰が重く積極的に行えない家事の1つかもしれません。
普段使うリビングなどの掃除ならまだしも、トイレ掃除やクローゼットの整理など、気が付けばなおざりになってそのままなんて人も多いかもしれません。
掃除は家事の中でもそれなりに身体を動かす重労働ですから、休みの日は掃除なんかしないで極力身体を休めたいと考えたくもなりますが、実は、そんな掃除を重労働なエクササイズという目線で視点を変えると、思いのほか掃除は理想的なカロリー消費の方法にもなりえるのです。
今回は、お部屋もキレイにしつつ自分も美しくなれる、一石二鳥な掃除ダイエットについて紹介していきたいと思います。
掃除ダイエットとは
掃除ダイエットとは、その名の通り自宅を掃除して運動効果を得ることによって、スリムに痩せようというダイエット方法です。
掃除という誰にとっても身近な方法で運動でき、お部屋もキレイにしつつ痩せられるとあって、その取り組みやすさが人気のダイエット方法です。
掃除好きの方はもちろん、どちらかというと掃除嫌いの方でも、ダイエットを理由にこまめに続けてみたら意外と続いたという声もあるほど意外と人気でもあります。
また、出不精な方にもオススメのダイエット方法です。
掃除ダイエットの提唱者や口コミ
掃除ダイエットについてはいろいろな方が書籍を出していますが、掃除で痩せることを提唱している中で有名なのは、「1日5分で家じゅうどこでもダイエット『やせる掃除!』」の著者である、美そうじコンサルタントの清田真未さんです。
清田さんは、もともと掃除が苦手だったそうで、自分のことを「ダメ主婦」だと思っていたそうです。
しかし、一念発起して愛知から東京まで出向き、片付けや掃除を基本的な部分から徹底的に学び、清掃に関する数多くの資格を取得しています。
10年間で1,500件以上の家庭の片づけ・掃除を手掛けており、その経験を活かして、愛知県立大学でスポーツ健康医科学を研究している稲嶋修一郎准教授とともに、やせるための掃除プログラムである「美そうじ」を開発したことから、主婦層から強い支持を受けている中の1人です。
とはいえ、ここまでしっかり動作にこだわらなくても、いつもより真剣に家事をこなすだけでダイエットに成功した方は多いため、より身体を効率的に鍛えたい方向けと言えるでしょう。
また、掃除ダイエットに成功した方の主な意見は以下の通りです。
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もともと掃除は苦手だったので、汚れが溜まってから仕方なくやっていました。
しかし、ダイエット目的にしてから意識が変わりました。
あらかじめ時間を決めて、毎日取り組んでいます。
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普段の掃除を真剣にやるだけで、なぜか3kg痩せました。
しかも部屋がキレイになるので、家族からも一目置かれるようになりました!
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生活習慣が整うことで、ドカ食いをしなくなりました。
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実際に口コミで掃除ダイエットで結果を出している方も、掃除がもともと苦手だったという方は少なくないようです。
また、掃除以外の面で良い評価を受けた方もいます。
掃除ダイエットについては、もともとダイエットと掃除を一緒に考えて行うからか、目立った悪評価は聞かれませんでした。
一般的な運動系ダイエットのように、目的を決めてジムに通うというわけではなく、真剣にやれば掃除・体重いずれかの面で目に見える成果が出るため、続けやすいのかもしれません。
掃除ダイエットのやり方、掃除の仕方について
言葉通り受け取ってしまうと、掃除をすればOKとなってしまいがちですが、今回の掃除に限らずダイエット系のプログラムに関してはそう単純ではありません。
何事においても、正しい手順、やり方というものが存在します。
掃除ダイエットも基本的には掃除をするという事でダイエットに繋げて行くのですが、基本的なところはしっかりおさえておく必要があります。
そんな気になる取り組み方ですが、具体的にはどのように掃除に取り組めばよいのか、見て行きましょう。
基本的には一生懸命自宅を掃除するだけ
掃除ダイエットは、その名の通り掃除をするダイエットになります。
よって、基本的に自分ですることは「一生懸命自宅を掃除する」だけです。
ただ、この楽そうに見える「掃除をするだけ」というのがポイントでもあります。
掃除をするだけというと、一見手軽に感じると思いますが、実際に真剣にやってみると、掃除には終わりがありません。
家事は、一定のところで区切りをつけないと仕事が永遠に終わらないので、主婦の方であれば、掃除が終わらないという状況に置かれたときの気持ちがよく分かるのではないでしょうか。
トイレ掃除・風呂掃除のように、狭い空間の掃除であればある程度見通しがつきやすいですが、リビングや台所・寝室など、専有面積の広い部屋になると、疲れているときなどは匙を投げたくなるという方もいるはずです。
しかし、逆に考えれば自分次第で飽きずに多彩なエクササイズを楽しめるわけですから、前向きに考えて掃除をしてみる価値はあります。
一つひとつの掃除において、どれくらいカロリーが消費されるのか
気軽にできる運動と聞くと、ウォーキングやエアロバイクを想像しがちですが、家事も決して負けてはいません。
しっかり取り組めば、30分あたりの消費カロリーはそれなりにあるのです。
各種家事をすることで消費されるカロリーについて、主なものをまとめてみました。
- 洗濯:105kcal(※洗濯物を干したり畳んだり、片づけたりする作業全て)
- 床拭き掃除、部屋の片づけ、風呂掃除:91kcal
- 掃除機かけ:86kcal
- 窓ふき:84kcal
- 皿洗い:47kcal
なお、この数値は体重50kg程度の女性を想定しています。
思っていた以上に、消費カロリーが高いと思った方も多いかもしれません。
そのほか、自宅に庭があって草むしりなどをされる場合は、30分しっかりやると96kcal程度、アイロンがけなら35kcal程度となっていて、やはり労働のキツさに応じてカロリーが消費される傾向にあるようです。
ご飯1膳分のカロリーを消費するには、毎日どれくらい掃除すれば良いか
運動効果を計るのであれば、食べ物のカロリーをどのくらいの運動で消費できるかを考えるのが分かりやすいでしょう。
もっとも分かりやすいのが、ご飯1膳分のカロリーを消費するためには、どれくらいの運動を必要とするのかについて考えることです。
ご飯1膳(白米)のカロリーは、160gと想定するとおよそ270kcalになります。
もしこの分のカロリーを消費しようと考えると、以下のようなスケジュールになります。
- 洗濯機を回す
- 洗濯が終わるまでの間に掃除機をかける(30分・86kcal)
- 空いた時間で皿洗いをする(15分・24kcal)
- 洗濯が終わったので、昨日の洗濯物をたたんだり、新しい洗濯物を干したりしていく(30分・105kcal)
- 風呂掃除をする(30分・91kcal)
これで合計306kcalを消費したことになります。
その日によってやることは変わってくると思いますが、休日や家事の1コマで、やろうと思えばこれだけのことはできるはずです。
もちろん、掃除機がけと部屋の片づけに半日を費やしてもよいでしょうし、外で洗車をするのもカロリーを消費しながら気分転換になります。
その日に自分のやりたい家事をするのが、家事ダイエットを続けるコツです。
掃除ダイエットの効果や継続するメリット
掃除ダイエットを続けていると、心身にどのようなメリットがあるのでしょうか。
以下に詳細をご紹介します。
予定が立てやすく、アレンジもしやすいのでストレスが少ない
掃除ダイエットは、掃除を行うことで減量効果を狙うため、例えば「休みの日は掃除をする!」と決めてしまえば、あとは当日まで何もすることがありません。
強いて挙げれば、前日に掃除道具を購入するくらいでしょう。
毎日こまめに掃除するなら、曜日ごとに何をするのかルーティーン化していれば、ジムに比べると行動に向かうまでのハードルが低いため、継続することで自然に体が動くようになればしめたものです。
また、掃除ダイエットの良いところは、一貫して「この動作をしなければならない」という制約がないところです。
1日の目標消費カロリーに応じた量さえ運動していれば、どの家事をしなければならないという決まりはありません。
消費カロリーの多い運動をしようと考え、毎日真剣に風呂掃除ばかりしているのは、風呂掃除が特に好きな人でない限りは難しいかもしれません。
その点、今日はお洗濯・今日は拭き掃除といったように、気持ちのおもむくままに運動できるというのは、心理的にも負担が少ないと言えるでしょう。
目に見える成果が、掃除をするごとに増えていく
これは、今まで掃除が苦手でやらなかった人ほど当てはまるケースかもしれません。
掃除は、取り組むたびに自分の居住環境がキレイになっていくのを目の当たりにする行為のため、続けていくうちにハマる要素を秘めています。
例えば、以下のようなことに気付いて、生活面でもおトクなことが起こったり、よりお部屋を広く使えるようになったりします。
- いらない物をまとめて片づけて、クローゼットをもっと広く使おう
- 台所を整理したら、使っていない包丁セットを見つけたから、通販サイトで売ってしまおう
- 風呂掃除中にライトが切れたから、長持ちするLED照明に変えてみよう
掃除をしていると、自分の居住環境をより良いものにしようと考えるため、どんどんお部屋がキレイになっていきます。
ダイエットの場合、必ずしも思った通りに体重が減らないこともありますが、掃除をしている限りは結果が自分の目で分かります。
成果が目に見えるというのは、何かを継続するにあたり大事なことですから、体重が停滞している時期こそ掃除ダイエットはオススメです。
外に出なくていい
休日は家でゆっくり過ごしたいと考えている方にとっても、掃除ダイエットはメリットの大きい選択肢です。
家にいながらにして運動できるので、外に出るのがおっくうな方には嬉しいダイエット方法です。
窓ふきや洗濯物を干す場合などを除いては、天候を気にする必要もありません。
部屋をキレイにした後で、優雅にコーヒータイムを楽しむこともできます。
自分の時間を有意義に使いたい方は、一度掃除ダイエットを試してみてください。
何とも言えない充実感があるはずです。
掃除ダイエットの効果をより高める方法
掃除ダイエットによる減量効果を高めるには、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか。
以下に詳細をご紹介します。
なるべく朝や午前中に行う
朝は代謝を上げるのに適した時間帯です。
午前中に運動することで、その効果が長く続くため、カロリーを消費しやすくなります。
ただ、無理して早起きをする必要はありませんから、自分の身体に合った方法を試しましょう。
お腹が空いたら身体を動かしてみる
人間の身体は、空腹時に脂肪を消費するようプログラムされています。
そのため、空腹時に運動することで、脂肪の消費を促進できます。
身体を動かすことで、一時的に空腹を忘れる効果もあるため、昼食前に少し家事をするタイミングで、しっかり掃除をするとよいでしょう。
家の中に1人でいるなら、テンションの上がる音楽をかける
ダイエットにおいて天敵の1つが「飽き」です。
どれだけ優れた方法でも、飽きてしまってつまらなければ長続き、継続するという点に置いては非常に困難になります。
掃除する際に、自分以外は誰も家の中にいないのなら、テンションを上げるお気に入りの音楽をかけて掃除するのがオススメです。
特に、ミドル~ハイテンポの曲をかけると、まるで踊っているかのごとく掃除を楽しめます。
ただ、曲は人によって好みがありますから、曲自体でダイエット効果が変わることは当然ありませんから、自分が気に入った曲であれば何でもOKです。
自分が楽しく過ごせる空間を作るようにしましょう。
掃除ダイエットの注意点
掃除ダイエットを継続する際に、注意すべき点にはどのようなことがあるのでしょうか。
以下に詳細をご紹介します。
【長時間続けること=良いこと】ではない
掃除ダイエットは、家事の延長として行うため、最初のうちから結果を求めてガッツリ長時間やるタイプのダイエット方法ではありません。
かえって無理をすることで、疲労を溜めたりケガをしたりと、悪い方に転がる可能性もあります。
身体が慣れるまでは、今までよりも「少しだけ念を入れてみよう」という意気込みで続けることを意識してください。
流れを身体で覚える
自宅でできることから自由度の高い掃除ダイエットですが、長続きさせるためには、以下のことを大ざっぱにでも決めておく必要があります。
- 毎日すること
- 週に1回でいいこと
- 都度行うこと
- 月単位、年単位で行うこと
特に、毎日することについては、ルーティーン化するうえで決して負担にならないものを選んでください。
トイレ掃除など、毎日続けることがそれほど苦にならず、成果が分かりやすいものがベターです。
安全に掃除することを意識する
掃除を熱心に行っていると、気が付いたら手を傷つけていたり、どこかにぶつかったりすることがあります。
軽いものならよいのですが、例えば皿洗いやシンクの清掃などは、冬場にガッツリやると手が荒れる可能性があります。
水回りの清掃はゴム手袋をはめて行うなど、身体に傷をつけないように注意してください。
掃除ダイエットのまとめ
掃除ダイエットは、減量という側面だけでなく、家庭において目に見える「清掃」の成果も分かるダイエット方法です。
ある意味ではうまく行けばまさに一石二鳥とも言える方法です。
ダイエットは時として、結果が出ないことで挫折しがちですが、掃除は自分がやった分だけ成果がでるので、掃除の質を高めることを意識しているうちに、気が付いたら体重が減少しているという嬉しい効果が期待できます。
自宅の散らかり具合が気になってきたら、どちらにせよ掃除をすることになるわけですし、まずは気軽に掃除ダイエットを始めてみてはいかがでしょうか。
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