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テレビや芸能人も実践者多数の甘酒ダイエット
正しい甘酒の選び方と飲み方や合わせのみレシピも紹介
甘酒と言えば、人によって色々なイメージがあります。
お正月に飲むという方もいれば、結婚式の時の和婚の際に飲むというイメージの方もいます。
もしくは、ちょっと酔っ払ったおじさんが飲んでいるというイメージを持つ方もいるかもしれません。
そんな甘酒ですが、正月やお祭りで振舞われもする日本古来の飲み物でもあり、自然な甘みがクセとなり、ハレの日もケの日も関係なく飲む方も多く人気があります。
今ではスーパーなどでも甘酒パックなどが販売されており日々の生活にも馴染みがあったりしますが、実はこの甘酒にダイエット効果があるという事で今注目を集めています。
とはいえ、もちろんただ飲めば良いというわけではありません。
しっかりとここで甘酒ダイエットについてまとめていますので確認しておきましょう。
そもそも甘酒ダイエットとは何なのか
甘酒ダイエットとは、その名の通りでもあり、甘酒を効果的に摂取することで減量を試みるダイエット方法です。
具体的には、朝食の代わりに甘酒を飲むとするケースが多いです。
朝に甘酒を飲むことによって、甘酒に含まれる糖分が身体に沁みわたり、満腹感を感じられる効果があります。
また、それだけではなく甘酒にはたくさんの栄養素が含まれています。
それらを摂取することで間食が自然と減り、結果的に痩せられるという事に繋がるのです。
また、甘酒を摂取する時間にも実は個人差があります。
1日3食を摂取し、間食を甘酒に切り替えるという方法もあります。
その場合は、運動系の別のダイエットと組み合わせる方が多いようです。
甘酒ダイエットに最適な甘酒とは
甘酒と一口に言うと、スーパーで販売している缶のものが有名です。
しかし、厳密に言うと甘酒には種類があり、原料の違いがあるのです。
- 米麹から作られる甘酒(ノンアルコール)
- 酒粕から作られる甘酒(アルコール含有・加糖)
ダイエットに使用されるのは、主に米麹から作られる甘酒です。
自然の甘みが味わえるので、それがダイエット中の精神バランスを整えてくれます。
もちろん、酒粕から作られる甘酒を用いる方法もありますが、酒粕から作られる甘酒の場合、砂糖が添加されているものが多いという事もありあまり向いていません。
酒粕は言ってしまえば酒を醸造したあとの「カス」です。
糖分は日本酒を醸造する際に発酵の過程でほとんど使われてしまうのです。
よって、砂糖を添加しなければ甘みを感じにくいのです。
ダイエットを成功させる秘訣のひとつに、糖分を摂取する量のコントロールがあります。
この点でも米麹から作られる甘酒の方がオススメと言えるのです。
料理に自信のある方なら、自分で甘酒を作ることも可能ですし、自分で作る場合ならば、好きな分量でまとめて作られるのがメリットです。
またお値段もよりお手頃になりますので得意な方は、慣れてきたら検討してみましょう。
誰が紹介して人気になったのか
甘酒ダイエットは、特定の研究者が積極的に提唱している実績は見受けられません。
この方法が取り上げられたのは、あるテレビ番組がきっかけでした。
それは「私の何がイケないの?」という番組です。
この番組で取り上げられたのは。菅由美子さんという女性です。
元宝塚トップスターである紫吹淳さんのマネージャーをされていて、「ばあや」のニックネームの方が有名で、こちらでご存じの方もいるかもしれません。
菅さんはダイエット当時、年齢は53歳と高めでしたが見事に成功されています。
そもそも、ダイエットに挑戦するには年齢も大事な要素の1つで、その理由として「女性ホルモンの減少」が挙げられます。
ここで、改めて女性ホルモンの働きについても触れたいと思います。
まず、女性ホルモンは卵巣から分泌されます。
種類は2種類です。
- エストロゲン(卵胞ホルモン)
- プロゲステロン(黄体ホルモン)
エストロゲンは主に排卵に関わり、プロゲステロンは妊娠に関わります。
端的に言うと、排卵、妊娠、それぞれの目的を果たすために活動するのです。
ダイエットにおいて重要なのは「エストロゲン」の方です。
こちらは卵巣や子宮の発達を促し、女性らしい体つきを作り出します。
また、体内のカルシウム量を調整する役割も担っています。
ここで問題なのは、エストロゲンは更年期前後に分泌量が減少するのですが、分泌量が減少すると、当然痩せにくくなります。
これは新陳代謝に影響を及ぼすからです。
先ほど甘酒ダイエットの成功者として紹介した菅由美子さんは、50代でしたがちょうどその真っただ中でした。
もちろん、その点では菅さんも苦労されたと思いますが、見事に結果を出されています。
他のダイエットとの併用は行っていたものの、2カ月ダイエットを継続しており、そして、マイナス10kgの減量に成功していました。
年齢というハンディキャップを克服した好例と言えますし、甘酒ダイエットが年齢に左右されないという証明の1つでもあります。
甘酒に含まれている成分はどんなものがあるのか
甘酒は古来より伝わってきた飲料だけあって、栄養分を豊富に含んでいます。
以下に、ダイエットに有効な成分や特徴を紹介していきます。
ブドウ糖
甘酒の主成分とも言える成分で、甘酒にある甘みの正体の1つです。
ブドウ糖を摂取すると、血糖値が上昇し、その結果満腹感を感じることができます。
満腹感を感じている間は、空腹がごまかされている状態になり、その結果としては、間食や食べ過ぎを防ぐ効果が期待できます。
女性の場合、体調を崩して食欲が無くなる場合もありますが、そんなときのエネルギー補給にも最適な成分です。
カロリー
甘酒はその名にも含まれているとおり、「甘い」ものです。
スーパーで甘酒缶の成分表を確認すると「清涼飲料水」とあります。
しかし、一般的な清涼飲料水に比べると、栄養が豊富です。
にもかかわらず、カロリーも低めなのです。
100g中わずか81Kcalという数字を、皆さんはどう考えるでしょうか。
これを高いと見るか低いと見るかで、ダイエッターとしての経験が分かるのですが、実は、非常に低いと考えられます。
先程、朝食の代わりに甘酒を飲用するのが甘酒ダイエット法とお伝えしましたが、朝食を普通に食べたら、病院食でも300kcalはあります。
甘酒は100g中、たったの81Kcalという本当にヘルシーな飲み物なのです。
オリゴ糖
スーパーで単品で販売されているのを見たことがある方もいると思います。
この栄養素は、お腹の調子を整えてくれます。
腸内の善玉菌のエサとなり、善玉菌を増やす働きがあります。
ビタミンB群
肌の機能を活性化する効果があります。
具体的には肌の保湿効果、ハリや弾力を取り戻す効果があります。
ビタミンB群を簡単に説明すると、以下の特性を持つビタミンとなります。
- 水溶性(水に溶ける)ビタミンであること
- 炭水化物をエネルギーに変える手助けをすること
ここで重要になってくるのが、炭水化物をエネルギーに変える手助けをするという効果です。
ダイエット中は積極的に取り入れたい成分の1つなのです。
食物繊維
腸内環境の改善効果が見込める成分で、主に便秘解消などに期待したいときによく取られる成分の1つです。
食物繊維が持つ働きは以下の通りです。
- 便のカサを増す
- 腸を収縮させて便を出しやすくしてくれる
便秘の経験がある方はご存知でしょうが、便は量が多すぎても少なすぎても出ません。
食べすぎてしまい便秘になる方は、消化が追い付いていないのが一因です。
しかしダイエット中はその逆で、食べないことで便秘が発生するケースがあります。
そういった時、食物繊維を食べることで、食事制限をしている人でも便が出やすくなります。
食物繊維は体内で吸収されずそのまま便として排出されますので、便のカサが増え、出すべき便が増えて排出されやすくなるのです。
発酵食品としての整腸作用
甘酒は米麹を利用した発酵食品の1つになるため、消化酵素が含まれています。
食べ物を小さくして消化を助ける働きがあります。
米麹
シミの原因になるメラニンの生成を抑えてくれる働きがあります。
その結果、美白効果のような肌への好影響が期待できます。
ビオチン
コラーゲンなどのたんぱく質を生成する働きがある成分です。
髪に作用し、きれいな髪を作る効果があると言われています。
隠れ名があり「ビタミンB7」とも呼ばれることがあります。
通常の食事を摂取している分にはまず欠乏することはありません。
しかし万一欠乏した場合、インスリンの生合成が少なくなるおそれがあります。
アミノ酸
甘酒にはアミノ酸が多種含まれています。
疲労回復の効果があり、病院の点滴に匹敵するほどの量と言われています。
古来、江戸時代には夏の暑い日にも甘酒を飲む習慣がありましたが、これは夏バテ防止の意味合いもあったと推測されます。
ストレスに効くと評判のパントテン酸やGABAも含まれています。
甘酒ダイエットのメリットとは
甘酒ダイエットを取り入れるメリットは、大きく分けて3つあります。
以下に紹介していきます!
摂取方法が簡単
甘酒ダイエットは、甘酒を朝食の代わりに飲むだけ、という簡単な方法を取ります。
それだけで食欲の抑制につながるのですから、忙しい方にはうってつけです。
ダイエットの大きなハードルの1つが、手間がかかったり面倒くさいというのがあります。
続けて行くという事が非常に困難なダイエットの中でも、特に継続しやすい、簡単というのはやはり大きなメリットです。
甘酒を朝に飲む。という単純な方法は誰もが簡単に始めやすく続けやすいダイエットなのです。
摂取するタイミングを自分で決められる
甘酒ダイエットは、朝に飲むと説明してきましたが、実は朝に摂取するか、夜に摂取するかで、狙う効果が変わります。
朝は主にダイエット主体で考える方法と言えます。
では、夜の場合はというと、リラックス効果が主体になります。
夕食の代わりに甘酒を摂取することで、副交感神経優位の状態を促します。
ストレスフルな環境に置かれている方にはオススメです。
タブーの食べ合わせが少ない
ダイエットというと、つい色々なところに気を配らなければならなくなります。
運動の事、料理の事などがその主なところですが、あれを一緒に食べなければ駄目、これを食べる前に食べなければ駄目という細かな制限があると、なかなか長続きできません。
甘酒ダイエットの場合、甘酒と一緒に何かを飲まなければならない、というルールはありません。
そのため、甘酒自体が嫌いでなければ、いつでも誰でも実践できます。
これらの点から、忙しい女性に人気があるようです。
甘酒ダイエットにおすすめの一工夫した飲み方
甘酒は比較的クセが無く、飲みやすい飲料です。
しかし中には苦手意識を持つ方もいらっしゃいます。
特に、普段あまり飲まないという方にとっては、しばらく飲んで行くと飽きを生む可能性もあります。
そこで、オススメのアレンジ方法をいくつかご紹介します。
甘酒の豆乳割り
甘酒を飲む際に自分の好きな比率で豆乳で割ります。
オススメは1:1の割合ですが、好みで比率は変えて大丈夫です。
甘酒と豆乳のどちらが好きかで決めるのがよいでしょう。
豆乳の持つコクが甘酒の甘さを引き立てる働きをします。
豆乳自体、豆乳ダイエットとしても人気を博しているダイエット法ですので相乗効果も狙えます。
豆乳ダイエット
しょうが入り甘酒
甘酒が苦手な人に理由を聞くと、その独特な臭いが苦手という意見が多く挙げられます。
この臭いを、しょうがの香りで中和する方法になります。
しょうがの個性的で芳醇な香りが、甘酒の性格を一味違うものにしてくれますし、しょうがには体を温める効果がありますので、血流改善の効果も期待できます。
甘酒ココア
こちらも主に香り対策ですが、ココアの嗅ぎ慣れた香りで甘酒の臭いを中和します。
カカオには動脈硬化やがん予防に有効なカカオポリフェノールが含まれます。
健康にも優良な組み合わせといえるでしょう。
甘酒はアレンジしやすい飲料ですから、継続しやすい、自分にとってのお気に入りの一杯を見つけてると長続きしやすくなります。
自作甘酒のためのレシピ
ここからは、甘酒を自分で作りたい玄人向けの方に、簡単に自作できる甘酒の作り方をご紹介します!
甘酒を自作する方法
材料(作りやすい分量)
米 | 1合 |
---|---|
水 | 適宜 |
米麹 | 200g |
作り方
- 米を研いで炊飯器に移す。
- おかゆの水位まで水を注ぎ、おかゆモードで炊飯する。
- おかゆが炊き上がったら、炊飯釜の中でしゃもじを使いご飯をかき混ぜる。
温度が概ね60℃くらいになるまでかき混ぜて冷ます。
※指を入れられるが強い熱さを感じるまで温度をシビアに見る必要があります。
これ以上高いと麹菌が不活性化するし、低いとデンプンの糖化に時間がかかる。 - 3でできたおかゆにほぐした米麹を入れて混ぜる。
- 炊飯釜の上に菜箸と清潔な布巾をのせる。
- 炊飯器のフタが少し空いた状態で6~8時間保温する。
※余裕があれば2時間おきに軽く混ぜる - 全体的にドロッとして甘みがでたら出来上がり
甘酒ダイエットのまとめ
甘酒ダイエットは、解説してきたようにとても始めるのが簡単なダイエットになります。
狙う効果によって飲むタイミングを変えられて、成分もダイエットに限らず、美容、健康のニーズにも応えられるものです。
甘酒というとついつい酔っ払いやお酒好きな人向けの飲み物というイメージが先行してしまいがちかもしれませんが、実はこれほど体に良い飲み物だと知る事ができます。
甘酒が好きという方にはまさにうってつけの方法ですし、苦手という方でない限り、ダイエットを続けるという点からも非常に優れた挫折する可能性の低いダイエットと言えそうです。
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