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バナナダイエットでストレス軽減
甘くて美味しいのにダイエットに効く栄養たっぷり
テレビ番組でバナナの効果が取り上げられ、一躍有名になったのがバナナダイエットです。
一時はバナナが店頭から消える勢いで売れに売れ、ニュースにもなり社会現象と言ってもいいほどの一大ブームとなりました。
もちろん、今ではブームは落ち着いていますが、そんな今でも、リバウンド防止にバナナダイエットを取り入れる方も少なくありません。
幼児でバナナが好きという子は多く、その子どものためにバナナを買って、自分もついでに…という方も実は多くいます。
今回は、そんなバナナダイエットの効果や方法などを、色々な角度から改めて紹介してみたいと思います。
バナナダイエットとは
バナナダイエットは、朝食もしくは夕食に、バナナ1~2本を食べるダイエット方法です。
1食分をバナナに置き換えるタイプのダイエットになります。
ブームの際は、朝にバナナ1本と水を摂取するのが基本的な方法でしたが、朝ではなく夜にバナナを食べる方法も人気が出てきました。
どちらを選ぶかは好みにもよりますが、夜バナナダイエットの方が食欲を満たしやすい利点があります。
バナナダイエットの提唱者や実践者
バナナダイエットはかつてテレビでも紹介され、その際も芸能人がダイエットに成功したことが話題になっていました。
朝バナナ・夜バナナダイエットそれぞれに提唱者がいます。
朝バナナダイエットは「はまち。」というペンネームの方が書かれた著書が有名です。
考案者は奥様の渡辺澄子さんで、薬剤師・視力向上セラピストの肩書をお持ちです。
もともとは、太り始めたご主人のために渡辺さんが考案したダイエット方法です。
渡辺さんは予防医学・感情が身体に与える影響を研究しており、その結果朝バナナダイエットが考案されました。
その方法をSNSで公開したところ、大反響を呼んだのがブレイクのきっかけです。
この方法はドクターからも人気を集めている優れた方法でしたが、リバウンドのリスクもささやかれていました。
そのような情報の中、ダイエッターの揺れる心を射止めたのが、夜バナナダイエットです。
腸の専門家でもある、医師の松生恒夫さんが提唱する夜バナナダイエットは、きれいに健康に「食べて」痩せることを目的に構成されています。
具体的には、整腸作用・脂肪燃焼効果を主に効果として狙っています。
夜にバナナを摂取することでストレスなどによる暴飲暴食を防ぎつつ、バナナに含まれる豊富な栄養素を身体に取り入れ、バランス良く身体を整えることを目的とします。
どちらもバナナを食べることでダイエットを行う点では変わりませんが、カロリー制限とストレスに対する考え方に若干の相違があります。
とはいえ、朝・夜ともに続けやすいことには変わりはなく、自分の普段の生活に合わせて取り入れられます。
朝派?夜派?それぞれのバナナダイエットの方法
今ではバナナダイエットには、朝と夜の両方のやり方が存在しています。
どちらのやり方が良いのか、合うのかなどは人によるかと思いますので、それぞれ知って自分に照らしあわせましょう。
以下に、朝バナナダイエットと、夜バナナダイエットの違いをご紹介します。
朝バナナダイエットの場合は、朝食は常温の水とバナナ1~2本
朝にバナナを食べる場合は、朝食は常温の水とバナナを1~2本食べるのがセオリーです。
それ以外は口にしません。
常温の水を飲む理由は、胃腸を休めるためです。
冷たい水の場合、飲むことによって胃に負担がかかるとともに体温を下げてしまいます。
体温が下がることにより、基礎代謝も低下してしまうため、カロリーを消費するうえでは不利に働きます。
特に何もしなくても痩せやすくなる身体を作るうえでは、基礎代謝はダイエットを考える際に非常に重要な要素ですから、極力体温を下げない工夫が必要です。
朝食をバナナだけにすることで、カロリーコントロールの面では高い効果を上げられます。
軽めの朝食を摂っている人であっても、炭水化物を摂取することで得るカロリーは、400~500kcal程度になってしまいます。
バナナであれば100gあたり86kcalと低く、かなりカロリーを抑えられます。
また、朝食を食べるのが苦手な人にとっては、ボリュームが軽いため、食事を3食きちんと摂取するきっかけになります。
夜バナナダイエットの場合は、夕食前にバナナ2本を食べる
夜にバナナを食べる場合は、夕食前にバナナ2本を食べ、その後常温の水を飲みます。
お腹がふくれてきたと脳が感じるのに30分程度の時間が必要なため、その後夕食を食べます。
お腹をバナナでふくらますことで、食べ過ぎを防ぐ効果を期待したダイエット方法です。
このとき、食べる献立の種類は特に決まっておらず、好きなものを食べられます。
朝バナナダイエットに比べて空腹と戦う時間が少ないため、ストレスが少ないのが特徴です。
過食を減らす点・食事の内容を大きく変化させる必要がない点が、ダイエッターにとっては嬉しいところです。
バナナに含まれるダイエットに有効な栄養素
薬剤師・医師が素材として選ぶだけあり、バナナにはダイエットに有効な栄養素が豊富に含まれています。
以下に詳細をご紹介していきます。
ビタミンB群
ダイエットに有効な食材を紹介する際に、よく聞く栄養素の1つです。
「三大栄養素」という言葉をご存知の方も多いと思いますが、ビタミンB群はこれらの栄養素をしっかりと代謝できるよう働きかけてくれる栄養素です。
そもそも、三大栄養素とは、炭水化物・たんぱく質・脂質の3種類を指します。
炭水化物はビタミンB1、たんぱく質はビタミンB2.B6、脂質はビタミンB2が代謝を助けてくれます。
いずれも人間が生きていくうえでは必須の栄養素でしたが、現代人は生きるのに必要な量以上を摂取する機会が多くなりました。
しかしながら、三大栄養素を過剰に摂取することが、肥満の一因となっているのです。
とはいえ、きちんと栄養を摂取しなければ、身体に支障をきたします。
そこで大切になってくるのが、きちんとエネルギー源として身体の中で利用されているかどうかです。
そのためには、ダイエットと言えど、身体の代謝を助ける食物はある程度食べなければなりません。
ここで問題となってくるのがカロリーです。
ビタミンB1が豊富に含まれている食材の中には豚肉がありますが、カロリーが高いため大量には食べられません。
また、肉は主食に比べて腹持ちが良くありません。
そのほかのビタミンB群を摂取するために、他の食材を摂取する必要もあります。
そのため、バランス良くビタミンB群を摂取できる工夫が必要になるのです。
その点バナナを摂取する場合は、それだけで十分にバランス良くビタミンB群を摂取できます。
特にビタミンB6の含有率はとても高く、たんぱく質を効率良くアミノ酸に変換し、良い筋肉を作るのに貢献してくれます。
ダイエットにおいては、筋肉による脂肪の代謝は重要な要素になりますから、積極的に摂取したい栄養素なのです。
食物繊維
バナナには、食物繊維も豊富に含まれています。
主に不溶性食物繊維によって構成されていますが、水溶性食物繊維も若干含まれています。
どちらも腸内の環境を整え、不要な老廃物を排出してくれます。
不溶性食物繊維は、胃の中で水分を吸収するとふくらむため、満腹感を感じやすくなります。
また、腸内における便を排出する運動を促進してくれます。
水溶性食物繊維には、糖質の吸収をさまたげる働きがあります。
糖質の摂取により血糖値は上昇しますが、急激な上昇はインスリン分泌量の増加を招き、糖質を脂肪に変える働きを促進してしまいます。
そのため、バナナを食べることで糖尿病だけでなく、脂肪の吸着も間接的に防ぐことができるのです。
カリウム
バナナは、カリウムを多く含む果物の代表的存在です。
100gあたり360mgと、含有率は高い部類に入ります。
減量に必要なことは、もちろん脂肪の燃焼ですが、それと併せて大切なのがむくみ対策です。
俗に言う「水太り」の状態は、一概に運動不足だけが原因ではなく、体内の塩分バランスが崩れることによっても起こります。
よく農家の方が暑い中農作業に従事しているとき、塩飴をなめる習慣があります。
これは、体内の水分と一緒に失われる塩分も、同時に補給するための工夫です。
熱によって水分はどんどん失われますが、人間の身体は塩分によって水分を溜めるしくみになっているので、塩分が無ければ水分を身体に残しておけません。
このように、塩分自体は人間の身体機能を維持するうえで重要です。
しかしダイエットにおいては、塩分の濃いものが好きな傾向がある方は気を付ける必要があります。
塩分が体内に増えることで、同時に水分も多く体内に残ってしまうのです。
この塩分バランスを調整してくれる栄養素がカリウムで、人間の身体は細胞内にやってきた塩分(ナトリウム)を汲み出して、カリウムを取り込む性質があります。
その過程で、塩分が増やした水分を排出する働きがあるのです。
この働きによって体内に過剰に存在した水分が排出され、むくみが解消されます。
もし今むくみに悩んでいる方は、バナナを試す価値は大いにあると言えます。
バナナダイエットの効果とメリット
バナナダイエットは、続けていくとどのようなメリットが期待できるのでしょうか。
以下に詳細を紹介していきます。
コレステロール値の減少と便秘解消
バナナには食物繊維が含まれていることは、先にご紹介しましたが、その中に「ペクチン」という食物繊維があります。
ジャムを作る際に発生する、ゼリー状の物質を構成する成分の1つです。
このペクチンが、コレステロール値を抑える働きをしてくれるため、数値の改善が期待できます。
また、ペクチンには整腸作用もあり、下痢・便秘を予防する効果があります。
食欲を抑える
バナナは果物の中では、比較的かさの多い食べ物です。
そのため、少量食べただけでもお腹にたまる感覚があります。
しかし、その他にも満腹感を感じる理由があり、バナナには、必須アミノ酸の一種である「ヒスチジン」が含まれています。
このヒスチジンには、食欲を抑える働きがあり、食べ過ぎを防いでくれます。
食べる意欲を失わせてくれるので、ストレスなく食べる量を調整できます。
これは、リバウンドを防ぐために重要な要素でもあります。
ダイエットに成功し目標体重を達成すると、ついつい食べたくなってしまうものですが、この油断が数多くのダイエッターを苦しめてきました。
我慢を続けるダイエット方法は、リバウンドの誘引材料になってしまうのです。
しかし、食欲そのものが湧かない状況が長期間続けば、自然と食べる習慣からは遠ざかっていきます。
習慣レベルで身に付いたダイエットは、体質だけでなく精神状態も改善させます。
食欲が無くなれば、ダイエットに煩わされることはなくなるのですから、当然と言えば当然です。
バナナには、精神をもダイエットしてしまう効果が期待できるのです。
バナナダイエットの効果をより高めるやり方
バナナダイエットは、もともと取り組みやすく効果の高いダイエット方法ですが、さらに効果を高める方法もあります。
以下に詳細を紹介していきます。
バナナ酢を作る
主に自作するお酢で、穀物酢・黒糖・バナナを一定の割合で入れたあと、加熱後しばらく常温で保存して作ります。
味は美味で、作り方も数多く存在します。
酢に浸かったバナナも、1週間ほどして取り出せば、ヨーグルトの付け合わせなどとして美味しく食べられます。
ダイエット効果としては、バナナが持つ栄養素に加え、酢酸の効果を取り入れることが可能となります。
酢酸は体内で燃料として用いられ、脂肪燃焼効果が期待できます。
お酢のダイエット効果も加わるため、より高い効果が望めるというわけです。
バナナ酢はそれだけでもダイエットとして人気の方法の1つになるほどです。
バナナ酢ダイエット
毎日の運動
ビタミンB群を取り入れる場合、代謝を高める要件を増やす必要があります。
そのうちの1つが運動です。
といっても、バナナダイエットですでにカロリー制限を行っているわけですから、運動系のダイエットをがむしゃらに行う必要はありません。
日常生活で便利なツールを使わないだけでも、ちょっとした運動になります。
エスカレーター・エレベーターなどをあえて使わずに通勤・移動することで、意識して消費カロリーを増やせます。
無理の無い範囲で、身体を動かす機会を増やしていきましょう。
バナナダイエットのまとめ
バナナダイエットは、言わずとしれた超有名な方法です。
しかしながら、最初に取り上げられて知られてから、色々な改良やアレンジ方法なども生まれてきています。
主流で基本的なやり方は、バナナを朝もしくは夜に1~2本食べることで、減量効果を狙うダイエット方法です。
薬剤師・医師によってその効果は折り紙付きですから、簡単にできて効果が高いと定評があります。
より効果を高めるため、お酢の力を取り入れたバナナ酢という方法もあります。
バナナ自体の栄養価も高いので、お好きな方はぜひ一度挑戦してみてくださいね。
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