VOL.001-お灸は女性を美しくする

VOL.001-お灸は女性を美しくする

HEALTH - ぽかぽかセルフ灸で体質改善

text by 岡本真理(麻布ハリーク代表)

お灸女子――。そんな言葉も生まれましたが、自分でお灸を行う「セルフ灸」が女性のライフスタイルになじみのあるものになってきました。これからの季節は、クーラーによる「夏の冷え性」に悩む方も増えてくることでしょう。簡単に自宅でできるセルフ灸で、楽しく体質改善していきましょう。

美とは身体を温めること

 

 

暑い夏がやってきましたが、ライブリーウーマンの読者のみなさまは、体調など壊されていませんか。夏の暑さはさまざまな体調不良を引き起こしますが、女性で多いのが「夏の冷え性」、いわゆるクーラー病です。

 

鍼灸院「麻布ハリーク」には、麻布十番という土地柄、OLの患者さんが多く訪れますが、この季節、オフィス内の効き過ぎたクーラーは悩みの種です。女性の身体は男性に比べて筋肉は少ない傾向があるので、どうしても冷えを招きやすいです。夏の暑いこの季節だからこそ、冷えに気をつけなければなりません。

 

また、女性にとって、永遠の美しさを追求するためにとっても大切なのが、身体を温めることです。体がポカポカ温かくて健康な女性は、代謝が高くて太りにくいだけではなく、ホルモンバランスが保たれていることで、お肌にもハリとつやが出てきます。

 

そこで、身体を温めるツールの一つとしてお勧めしたいのが、お灸です。お灸は、単に温めるだけではなく、東洋医学のツボにお灸をすることで、美容や健康のためのさまざまな効果が期待できます。このコラムでは、女性の美容と健康のための、自宅でできるセルフ灸をお勧めします。

 

 

 

 

もぐさには薬効成分がいっぱい

 

 

セルフ灸の方法に入るために、お灸とはどんなものか、という話をしたいと思います。

 

お灸の原料「もぐさ」については、聞いたことがある人も多いかもしれません。もぐさは、よもぎの葉っぱの裏の白い毛だけを集めたものです。「よもぎ」と言うと草餅を連想されるかもしれませんが、実はよもぎには、薬効成分がとても多く含まれております。

 

例えば、よもぎの有効成分「シネオール」には、白血球を増やして免疫力を高める効果や、老廃物の排出を促し血液をアルカリ性に保つなどの効果があると言われています。また、もぐさの香りには、自律神経を安定させる効果があるので、心身を深くリラックスさせてくれます。

 

 

 

 

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お灸で使われる「もぐさ」。よもぎから作られている

 

 

 

 

お灸には、大きく分けて2つの方法があります。皮膚の上で直接もぐさを燃やす方法が「直接灸」。直接灸は、鍼灸師が鍼灸院で行うことが多く、家庭では、あまり行われません。

 

家庭でよく行われるのは、もぐさが直接皮膚につかない「間接灸」です。なかでも、厚手のボール紙の上に紙巻きのもぐさをつけた「台座灸」は、初心者でも行いやすいタイプのお灸です。今回のコラムでも、台座灸を用いた方法を紹介していきます。

 

 

 

 

ツボの見つけ方はカンタン

 

 

鍼灸院で患者さんにセルフ灸を勧めると必ず聞かれるのが、ツボの見つけ方です。ですが、実は難しく考える必要はなくて、自分の指で押して痛くて気持ちがよい場所に、お灸を置いてもらえれば、それでOKです。例えばマッサージで「そこそこ!」と、押してほしいところが、ツボの正しい位置になります。

 

今回のコラムで、紹介していくツボは、すべて自分で手が届く場所にあります。お灸を置く前に、写真と同じ場所を優しく押しながら、「痛いんだけど、気持ちがよい場所」を探ってみてください。身体と上手に「会話」することで、お灸前後の変化にも気づきやすくなるでしょう。

 

 

 

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ツボを定めればお灸を置く。台座灸は火もつけやすく自分で行いやすい

 

 

 

 

セルフ灸を長続きさせるコツ

 

 

お灸は毎日してもらって、OKです。お灸は体質改善を促しますので、毎日することで、美容や健康のための予防にもなります。

 

お灸をするオススメの時間帯は、何と言っても、リラックスしているとき。朝でも夜でも、ご自分のリラックスの時間を作って、ゆっくり深呼吸をしながら、温かい癒しの一時を作ってあげると、効果が高まるでしょう。

 

 

 

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カラフルな台座灸はオーナメントとしても活躍

 

 

 

お灸は続けることで、効果を発揮します。習慣として長続きさせるコツは、ダイニングテーブルやソファーの前に常に置いておくこと。気が向いたときに、いつでもできるような環境にしておくと、ちょっとした時間に行いやすいです。

 

カラフルな台座灸を、ガラスの器などに入れて置いてもオーナメントとして可愛いですよ。毎日の生活にお灸を取り入れて、ますます美しく健康になりたいですね。

 

次回は、「美容のためのお灸」として、シミ解消・リフトアップ・潤い肌のためのツボを紹介したいと思います。

 

 【著者紹介】

岡本 真理

岡本真理(おかもと・まり)

麻布ハリーク代表。日本医学柔整鍼灸専門学校 非常勤講師。米国留学中に鍼灸に出会い、東洋医学を学ぶべく帰国。鍼灸師国家資格を取得後に渋谷の郷鍼療所にて研鑽を積み、ミッドタウンクリニック・ノアージュといった医療機関にて美容鍼灸施術に従事。2009年5月に麻布ハリークをオープン。

 

【店舗紹介】

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美容鍼サロン 麻布ハリーク  http://harieq.com/cns/

〒106-0045 東京都港区麻布十番1丁目10−3 モンテプラザ麻布301号室

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