VOL.001 子どもが欲しくなったら、やっぱり仕事を辞めて妊活に専念すべき?

VOL.001 子どもが欲しくなったら、やっぱり仕事を辞めて妊活に専念すべき?

HEALTH - 東洋医学から見た 30歳からのがんばりすぎない妊娠 

鍼灸をはじめとした東洋医学を「妊活」に取り入れる女性が増えてきています。ともすればがんばりすぎて、しんどくなってしまう妊活……。しかし、東洋医学を活用して無理なく妊娠しやすい身体をつくることが可能です。では、東洋医学は妊娠をどのように捉え、どのようにアプローチをしているのでしょうか。この連載では、不妊鍼灸のスペシャリストである鍼灸師の國井正輝先生(くにい治療院院長)にうかがいました。

何がストレスになるかは人それぞれ

 

 

東洋医学では、精神的なストレスが身体に大きな影響を及ぼすというのは常識になっています。業務の内容にもよると思いますが、仕事がご自身にとって大変なストレスになっているのなら、仕事をすっぱり辞めることで妊娠力の底上げが図られると言えます。

 

 

ですが、現代では女性が常勤で仕事をすることは当たり前になっていますし、当院の患者さんは30~40代の方がほとんどで、仕事をしながら子どもを授かりたいと考えている人の割合が多いです。さまざまな事情で簡単に辞められない方も多いですから、基本的には仕事と妊活との両立を前提に考えていかなければならないかと思います。

 

 

実際に当院に来ている仕事を辞めた患者さんにお話をうかがうと「かえってストレスがたまるようになった」とおっしゃる方も実は少なくありません。ご自身がどういう状況にあるとストレスがかかるのかということを、第一に考えていただきたいと思います。

 

 

 

 

東洋医学ではストレスをこう見る

 

精神的なストレスがかかると、人間の身体はどのような状態になるのでしょうか。東洋医学的には、「肝気鬱結」を引き起こしやすくなります。「肝気鬱結」は簡単に言うと、「気のめぐりが滞ってしまった状態」です。

 

 

「肝」は全身に気をめぐらせる機能があると東洋医学では考えます。「肝」は精神的なストレスを受けやすい臓器。ストレスがかかり続けると肝が疲れてしまい、気がめぐらなくなります。気は人間の活動すべてを支えるエネルギーですから、これが滞れば当然、生殖機能にも悪影響が出てきます。

 

 

まずは、「肝気鬱結」を避けるために、強い精神的ストレスから離れリラックスできる環境や時間をつくることから始めてみましょう。

 

 

 

 

【著者紹介】
國井正輝(くにい・まさき)

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東京医療専門学校鍼灸マッサージ教員養成科卒業。2010年、代々木上原駅南口前に「くにい治療院」開院。2013年には代々木上原駅東口前に拡大移転。はり師きゅう師免許、あん摩マッサージ指圧師免許のほか、不妊カウンセラー(日本不妊カウンセリング学会認定)の資格を持つ不妊鍼灸のスペシャリスト。

 

 

 

 

【店舗紹介】
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くにい治療院 http://kuniichiryouin.com/

 

〒151-0064 東京都渋谷区上原1-35-2 上原銀座ビル3F

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